ダイエットにも美肌にも!アメリカではプロテイン飲料が人気拡大中

ここLA(ロサンゼルス)やOC(オレンジカウンティー)では「ホールフーズマーケット(Whole Foods Market)」「エラワン(EREWHON)」などのオーガニック&ヘルシー系スーパーマーケットはもちろん、一般的なスーパーマーケットでもよく見かけるプロテイン飲料。主にシェイクやパウダーが一般的に広く販売され人気を博しています。プロテインには基本的に動物性と植物性があり、最近は植物ベースのプロテインが注目され、特にオーガニックやローのものが大人気。シェイクなどの飲料品はもちろん、パウダー、シリアル、アイスクリームなど多くの食品に「プロテイン」の文字が大きく刻まれているのです。そんな空前のブームといえる「プロテイン」の魅力に迫っていきましょう。

空前のプロテインブーム到来!

Sundry Photography / Shutterstock.com

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ここ数年のプロテイン人気はウナギのぼりで、食品業界では数多くの商品で賑わっています。先に述べた「ホールフーズマーケット」をはじめとするオーガニック&ヘルシー系スーパーから、一般的な大型スーパーである「ターゲット(TARGET)」や日本でも人気のある「コストコ(Costco)」などでも、試飲コーナーが設置され、プロテイン飲料をはじめ、プロテインバー、プロテインシリアルなど多くの新商品が紹介されています。これらプロテイン商品のバリエーションが増えているのと同時に、プロテイン自体の種類も豊富になり、多くの選択肢が増え続けているのです。

最近注目のプロテインとは?

ダイエットにも美肌にも!アメリカではプロテイン飲料が人気拡大中

プロテインといえば、かつては「ミルク(乳)」や「ソイ(大豆)」からなるものが主流でしたが、現在はさまざまな種類のプロテインが出回っています。それでは、基本的なものから最近よく目にするプロテインまでまとめてみましょう。

1. ホエイプロテイン

プロテインといえば昔から普及している「ホエイプロテイン」。牛乳に含まれるもので、母乳の成分に近く、栄養がギュッと凝縮されています。低カロリーで吸収が早いのが特徴であり、ビタミン、ミネラルも豊富です。

2. カゼインプロテイン

こちらも定番プロテインの一つで、ホエイプロテインと同じく牛乳を主成分とするプロテインです。体にゆっくりと持続的に蓄えることが可能。アミノ酸や筋肉の修復や生成に不可欠とされているBCAA(分岐鎖アミノ酸・Branched Chain Amino Acids)が豊富です。

3. ソイプロテイン

植物性プロテインの代表のソイプロテイン。大豆から出来ているもので脂肪が少なく、分解・吸収に時間がかかるので満腹感がありダイエットに最適です。Eを含む多くのビタミンや葉酸も含有し、美肌効果も期待できます。

4. ヘンププロテイン

スーパーフードとして最近話題のヘンプ(麻科の植物)は、デトックス効果のあるビタミンB6やマグネシウムを多く含み、ミネラルも豊富。BCAA(分離アミノ酸もたっぷり含むため余分な脂肪を落としつつ筋肉をつけたい人には最適です。

5. ピープロテイン

最近人気のプロテインの一つが、えんどう豆から採取されるピープロテインです。必須アミノ酸が豊富で植物性たんぱく質なのにホエイプロテインと同等のBCAAを含有。疲労回復や免疫アップのアルギニンも含まれています。

6. エッグプロテイン

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、卵の白身からなるプロテインです。引き締まった筋肉をつけ、美容効果も高いのが特徴。ビタミンD、B群を多く含み肌や髪をしなやかにします。

7. チキンボーンプロテイン

鶏肉の骨にはたんぱく質の中でもコラーゲンやゼラチンが含まれていることは有名。肌にツヤと弾力を与えるほか、筋肉を増強する働きもあります。

最近人気のプロテイン飲料とは?

ヘルスコンシャスの高いアメリカのオーガニックスーパーやプロテインショップでよく見かける人気のプロテイン飲料をご紹介していきましょう。日本でもアマゾンや楽天などインターネット販売で入手できます。お気に入りを見つけてくださいね。

1. オンリー・ワット・ユー・ニード(ONLY WHAT YOU NEED)

ヴィーガンはじめ、健康思考の高いの男女に大人気のプラントベースのプロテインシェイクがこちら。26gのプロテイン、535gものオメガ3がわずか20gに含まれています。大豆やナッツも入っていないので、豆類のアレルギーがある人でも安心かつ、遺伝子組み換え食品も使用していない「Non-GMO」です。

2. オーガニック・フューエル・ハイプロテイン・ミルクシェイク(ORGANIC FUEL HIGH PROTEIN MILK SHAKE )

良質なホエイプロテインを26g(325ml中)も含有しているハイプロテインミルクシェイク。腹持ちもよく朝食代わりにもなるので、忙しい朝にぴったりです。「オーガニック」「Non-GMOs」。

3. オレイン・オーガニック・ニュートリッション(Orain Organic Nutrition)

こちらはプラント(植物)ベースのシェイク。ピープロテイン、チアシードプロテインのほかオーガニックフルーツやベジタブルプロテインも配合されています。バニラ味が定番人気で、「グルテンフリー」「Non-GMO」「ヴィーガン」と表示されています。

4. コールド・ブリュー・バレットプルーフ・コーヒー(COLD BREW BULLETPROOF COFFEE )

コラーゲンプロテインが15g配合されたコールドブリューコーヒー。グラスフェッドバターやオーガニックココアパウダーなど、体に優しい原材料を厳選しています。ダークチョコレート味が人気なのだとか。

5. ラブレダ・リーン・ボディ(LABRADA LEAN BODY)

ジムに通っているようなマッスルビルダーに大人気のシェイクは、なんと40gものプロテインが含まれています。そのため「HIIT」などの激しいエクササイズを行なっている人に最適です。ゼロシュガーで、特に女性にはストロベリー味が人気だそうです。

効果的なプロテインの摂取法とは?

せっかくプロテインを摂取しても、そのタイミングが正しくなければ、効果は半減してしまいます。ここでは、プロテインの種類と摂るべきベストタイミングをご紹介していきましょう。

運動中

ウォーキングや筋トレなど激しくない運動中に摂取したいのがソイプロテイン。脂肪を燃焼させながら筋肉をつけることが可能になります。

運動直後

運動直後に飲むと筋肉になりやすいのがホエイプロテイン。しかし一気に摂取すると胃がポッコリと出てしまうので、少しずつ取り入れるのがコツのようです。

チキンボーンプロテインは運動した30分後くらいに摂ると筋肉の成長を促します。また、朝に摂取すると美肌にも効果的とのこと。

間食時

間食時におすすめなのは、ヘンププロテインとピープロテインです。水溶性の植物繊維なので、腸内をゆっくり進みお腹が空きにくいため、ダイエットには最適。

就寝前

就寝前に摂ると効果的なのがカゼインプロテイン。ゆっくり吸収されるために満腹感が持続します。

自宅で作れる簡単プロテインレシピ

プロテインを手軽に摂り入れることができるプロテインパウダーは便利ですが、いつも味が同じで飽きてしまうという方のために、プロテインパウダーを使用する代わりに、新鮮な食材を使ったプロテインレシピをご紹介しましょう。

チキンヘンプフライドライス

ダイエットにも美肌にも!アメリカではプロテイン飲料が人気拡大中

チキンとヘンプのプロテインが摂れて、消化にも良いばかりか、肌にツヤを与えてくれるフライドライスです。ニンジンやシイタケなどがなければ、お好みの野菜で代用が可能!冷蔵庫にある残り野菜で手軽に作ることができるのも魅力です。

チキンヘンプフライドライス<材料 1人分>

  • 鶏胸肉・・・10g
  • ニンジン・・・1/2本
  • シイタケ・・・1枚
  • ニンニク・・・1片
  • タマネギ・・・1/4個
  • ヘンプシード・・・2~3つまみ
  • ご飯・・・茶碗1杯
  • ココナッツオイル・・・適量
  • チキンブイヨン・・・2つまみ
  • パセリ・・・少々

<作り方>

鶏胸肉を一口大に切り、ニンジン、シイタケ、ニンニク、タマネギはみじん切りにカットし、ココナッツオイルで炒める。

①にご飯とチキンブイヨンを混ぜてさらに炒める。

②を器に盛って、ヘンプシード、パセリをのせれば完成。

ソイ&グリーンピーススープ

お腹が空いた時に思い立ったら、サクッと作れるソイ&グリーンピーススープ。腹持ちがよく、ダイエットの時もおすすめです。電子レンジでも簡単に作れます。

ソイ&グリーンピーススープ<材料 1人分>

  • 豆乳・・・180g
  • 塩、胡椒・・・少々
  • チキンブイヨン・・・1つまみ
  • グリーンピース・・・1つかみ

<作り方>

材料を全て鍋に入れて、沸騰したら出来上がり。

プロテインを使ったDIYセルフビューティポイントケア

LA&OC発信の根菜ディッシュで、すこやかに美しく!

肘や膝、踵などのボディのポイントケア、またダメージヘアにプロテインを活用する「ドゥ イット ユアセルフ(Do It Yourself)」=DIYのアイテムをご紹介しましょう。簡単に作ることができるので試してみてくださいね。

ポイントケアのための卵白マスク

エッグプロテインを補給して卵の「界面活性作用」がカサついた肘や膝、踵などの皮脂の汚れを落として、うるおいを与えます。

①卵の白身を泡立てる。
②①を肘、膝、踵などカサつきのある部分に乗せ、マッサージして数分置きます。
②卵白がパリパリと乾く前にぬるま湯で洗い流します。

ココナッツオイル&ソイミルクヘアパック

LA&OC発信の根菜ディッシュで、すこやかに美しく!

シャンプー前に、ココナッツオイルに豆乳を適量混ぜたものを毛先中心につけて、10分ほどヘアパックし洗い流します。毛先のパサつきが軽減しますよ。

プロテイン製品で良質なたんぱく質を!

毎月、新商品が発売されるほどアメリカでは継続的なブームが続いているプロテイン。プロテインとは、ご存知の通りたんぱく質。人は約7割が水分でできていますが、その次に多いのがこのたんぱく質です。筋肉や肌もちろん、髪の毛や爪もたんぱく質ですよね。普段の食事では摂取しにくい良質なプロテインをスマートに補うことで、体も肌もすこやかな美しさをキープしたいものですね。

この記事を書いたライター

Beauty Lifestyle Writer

東京でフリーランスの編集・ライターとして女性誌で執筆活動ののち、6年前に渡米。現在はビーグレンイッシュの他に、 LAを拠点にメンズファッション誌やライフスタイル誌、サーフィン誌などで執筆中。サーフィンで焼けてしまったダメージ肌をいたわるために、いつもレモンキューカンバー・ウォーターとココナツオイルを常備。ココナツオイルは食べて、肌にもつけて、さらに香りもいいのでフレグランス代わりにも利用しています!

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