ビーグレンイッシュ
ビーグレンイッシュ
ビーグレンイッシュ
ビーグレンイッシュ
前へ
次へ

サイト移転いたしました
最新記事はこちらからお読みください

http://www.bglen.net/tp/

新しいサイトアドレスはこちらになります。 お手数ではございますが、リンク・ブックマークの変更をよろしくお願いいたします。

ハリウッドは出産ブーム!セレブも注目するアメリカの出産トレンド

ハリウッドでは子供を産み、育てることが一つのステータスになっています。ジェニファー・ロペス、グウェン・ステファニー、ペネロペ・クルス、サラ・ジェシカ・パーカー、ミランダ・カー……。多くのセレブが誇らしげに子育てする姿をメディアにみせています。

オーランド・ブルームと子供ジェシカ・アルバと赤ちゃん

最近でも、ビヨンセやナタリー・ポートマンが妊娠中であることを明らかにしていますし、今年は、マライヤ・キャリー、ジェシカ・アルバ、ヴィクトリア・ベッカムなどが次々に出産するなど、ハリウッドの出産ブームはとまる気配がありません。

今回はそんなハリウッドセレブたちの出産術と、アメリカの出産トレンドをお伝えいたします。

●催眠出産●


ジェシカ・アルバが実践したことをテレビで公言し、一気に注目が高まったのは「催眠出産(ヒプノバーシング)」という出産方法。

催眠術のイメージ

催眠出産といっても、「目の前の振り子を見つめるうちに、だんだん眠くなり、目が覚めた時には、赤ちゃんが産まれていた……」というものではありません。そんなに簡単に出産できるならすごく嬉しいですが、うまい話はないものです。

催眠出産とは、パートナーが出産する間ずっとそばに立ち会い、妊婦の耳もとで「君はリラックスしている、雲の上に浮かんでいるよ……」とつぶやきつづけ、一種の瞑想状態に導く、というもの。妊婦は、その声に耳を傾けながら、自分の呼吸に集中し、リラックスしつづけながら出産するのです。

「催眠」といっても、意識がなくなったり、自分自身がコントロールできなくなったりするわけではありません。本や映画に没頭して我を忘れているような感覚だそうです。

「ヒプノバーシングは出産の技術であると同時に、出産の哲学なのです。ヒプノバーシングの考え方は決して新しいものではなく、何千年も昔から存在したもので、それが近年見直されてきたのです」とヒプノバーシングの公式サイトは説明しています。

●水中出産●


水中出産」をしたと話題になったのがスーパーモデル・ジゼル。水中出産は、病院や自宅で、出産用のプールを用意し、その中で出産するという出産方法です。ジゼルによれば「全く痛みがなかった」ということ。

水中出産

水中出産は、催眠出産と比べると知名度は高め。ジゼル以外にもグィネス・パルトローや、シャルロット・チャーチ、アンジェリーナ・ジョリーなど、多くのセレブが水中出産を計画していたと報じられたことがあります。

水の中で産まれた赤ちゃんは溺れないかと心配になってしまいますが、人間の赤ちゃんはへその緒を切るまでは肺呼吸をしておらず、へその緒を通じて酸素を吸っているので、水中でも溺れる心配はないそうです。

温かい水中という胎内と似た環境に産まれてくるのは、9ヶ月間羊水につかっていた胎児にとって負担が少ないと考えられます。また、妊婦も、温かいお湯につかることでリラックスでき、また重力の影響の少ない水の中では自由に姿勢を変えられるため、出産時の苦痛が軽減されると言われます。

●なぜ「変わった出産」が流行るのか●


新しもの好きのハリウッドセレブたちですが、これらの催眠出産や水中出産などのムーブメントは、決して「変わった出産」「目新しい出産」を求めて生まれたものとはいえません。これらは「自然な出産」という、より大きなムーブメントの一部なのです。

・増える帝王切開

「自然な出産」を求める動きを理解するためには、まずアメリカ国内における出産のトレンドを知ることが重要。

アメリカでは、出産の際、入院することが一般的なのは日本と同様ですが、「帝王切開」の数が多いのが特徴。出産における帝王切開の割合は増える一方で、2009年には、帝王切開の割合は過去最高の34%を記録しました。

このように帝王切開が増えた原因には、高齢出産の増加や、生殖医療による多胎妊娠の増加、肥満や糖尿病の妊婦の増加、仕事をしている女性が日程管理がしやすい帝王切開の希望をすることが増えた、などの要素も確かにあるでしょう。

しかし、このような母親側の都合だけでは、すべての年齢層において、また双子、三つ子などの子供の数に関わらず、全ての出産において帝王切開が増えている理由を説明しきれません。2007年に行われた調査によると、健康上の理由がないのに、母親自身の希望ではじめから帝王切開が計画されていたケースは1600件の帝王切開の中で一件しかなかったそうです。

帝王切開の増加には、母親側の都合というよりも、医療機関側の都合という要素の方が大きく影響しています。医療機関は、日程の立てやすさ、経膣分娩をおこなう際の様々な危険や医療過誤裁判を避けるため、などの様々な理由から、必ずしも母体の健康に必要でない場合にでも帝王切開を推進しがちなのです。

病室

・出産に対する医療的干渉

帝王切開でない場合にも、病院における出産の際には、陣痛誘発剤や痛みをとるための麻酔をはじめとする多くの医学的干渉がなされてます。アメリカでは硬膜外麻酔を用いたいわゆる「無痛出産」が出産全体の6割以上を占めています。

帝王切開や陣痛誘発剤を使用することが必ずしも悪いわけではありません。これらの医学的干渉は、そもそも出産にまつわる危険性を軽減するために生み出された技術。かつて「産む」という行為は女性にとっては文字通り命がけのものでしたが、これらの医療技術の発達により、出産時の女性の死亡率は大幅に下がってきました。

しかし、現代においては出産の医療化が過度に進んでいるといえます。その「あまりにも“医療化”された出産」に抵抗する女性たちが、医療の干渉を必要最小限にとどめた「自然な出産」を求めていることが、催眠出産や水中出産への関心の高さからは伺えます。

水中でのリラックス法やマッサージ、瞑想や催眠術などは、病院で与えられる鎮痛麻酔薬などの代わりとして、考えだされているのです。日本でお馴染みの「ラマーズ法」も広い意味では「自然な出産」を実現するために考えだされた方法論の一つです。

日本などの、少子化が叫ばれる社会に生きる多くの女性にとっては、出産は一生に何度も何度も経験するものではない一大イベントになってきています。安全でありながら、また同時に女性自身の希望が叶えられるような出産方法がこれからもっと広まっていくことを願います。

【参考記事】
Jessica Alba Planning a HypnoBirth—So What the Heck Is That?
C-section rates hit all-time high, study finds
Why Does the National U.S. Cesarean Section Rate Keep Going Up?

Yui

池嶋 ゆい  Editor / Staff Writer

7年前に渡米。メディア関係の仕事を経て、現在ビーグレンイッシュのライターをしています。好きな言葉は「なせばなる」。好きな香りはベルガモット。いつまでも美しくアクティブな女性たちの秘密を求めて今日も取材に走ります!!

  • facebook
  • twitter
  • googleplus
  • pinterest
  • mail

    友達にメールで紹介する                          X



  • print
  • chihiro_smile1

特別ページ
バックナンバー

PAGE TOP