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最近のサプリメント研究から学びたい「賢いサプリメントの飲み方」

現代病「栄養素過剰症」

ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が不足すると、体や肌の調子がおかしくなり、ひどい時には病気になったりするのは皆さまご存知ですね。

しかし、食べ物が手に入りやすくなり、栄養状態がよくなってきた社会においては、栄養素の欠乏症のみならず、「過剰症」が問題になることも多くなってきています。


過剰症が問題となるビタミン&ミネラル

ビタミンには、水に溶ける水溶性のもの(例:ビタミンC、ビタミンB群)と、油に溶ける脂溶性のもの(例:ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)があります。

水溶性のものは過剰に摂取しても、尿として体外に排出されるため、過剰症になることは少ないですが、脂溶性のものは、肝臓などの体内に蓄積され、過剰症を引き起こす危険性があります。ミネラルも同様の危険があります。

特にビタミンAは、妊娠中に栄養補助食品や動物性由来のものを過剰摂取すると、胎児に対しての催奇効果がでてしまう場合があるといいます(野菜・果物からとるベータカロテンは体内でビタミンAに代わりますが、こちらは危険性が少ないといわれます)。

22,748人の妊婦を対象に行われた研究によれば、頭部神経堤に関する奇形の場合、15,000IU以上のビタミンAを摂取した母親から生まれた新生児の奇形率は、5,000IU以下だった母親からうまれた子どもに比べて約3.5倍。そして母親が主にサプリメントからビタミンAをとっていた場合にはその割合は約4.8倍にのぼりました。

グラフ1

もっとも妊娠中でもビタミンAはかかせない栄養素であることにかわりはありません。やたらと避けるのではなく、適量をとることが必要なのです。


サプリメントと死亡リスク


栄養素をとるときに手軽に使えるのが、栄養補助食品(サプリメント)です。しかし、サプリメントに頼りすぎるのも考えもの。通常食べ物からビタミンやミネラルをとっていれば、なかなか過剰症にはなりませんが、サプリメントを使うと、大量の栄養素を一気にとれるため、簡単に過剰症になってしまうからです。また過剰症にならずとも、サプリメントをとればより健康になれるとは限らない、ということがいくつか研究からは明らかになっています。

ミネソタ大学が2011年の10月に発表した「高齢女性における死亡率とサプリメント」研究結果によると、平均年齢61.6歳の38,772人の女性を1986年~2004年まで追跡調査した研究によれば、サプリメントを飲んでいない人よりも、サプリメントを飲んでいた人々の方が死亡リスクが高かったとのことです。

特に鉄分、マルチビタミン、ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、亜鉛、銅のサプリメントの使用者になどにわずかながら死亡リスクの上昇がみられ、死亡リスクの低下にはっきりと寄与がみられたのはカルシウムだけでした。



この研究は被験者も多く、追跡調査という信頼性の高い手法がとられています。ただし、これは高齢者女性についての統計にすぎず、また死亡リスクの増加が、サプリメント以外の要因(例:持病など)によるものかもしれないという可能性は否定できないため、サプリメント摂取と死亡率についての詳細はさらなる研究が待たれるところです。


サプリメントに頼る心理


サプリメントをとることによる意外な悪影響には、心理的な要因もあります。

台湾の国立中山大学の心理学者である邱文彬博士は被験者を二つのグループにわけ、偽薬(効果のない薬)を与え、一つのグループに対してはそれを「マルチビタミン」といい、もう一つのグループには「偽薬」だとつげました。

その後の二つのグループの行動を観察したところ、マルチビタミンを飲んでいると考えているグループは、偽薬を飲んでいると思っているグループよりも運動量が少なく、オーガニックな食事よりも、食べ放題のメニューを選ぶ確立が高いという結果がでました。

更に、喫煙者の場合には、サプリメントを飲んでいると思っているときは、より多くタバコを吸ってしまうという傾向もあったのです。

もちろん個人差はありますが、往々にして、サプリメントを飲んでいる人は、サプリメントを飲んでいることだけで安心してしまい、健康に対する他の様々な要素に対して、鈍感になってしまう傾向があるようなのです。あなたも心当たりがありませんか?


サプリメントを飲む時に覚えておきたいこと


サプリメントを取り入れるときに覚えておきたいいくつかのルールをご紹介します。

・サプリメントを買う時に、ラベルを読み、含まれているビタミン・ミネラルの種類と、その容量を必ず確認し、理解する。
最近は複数のビタミンを配合したものが人気を集めています。「なんとなくビタミンを飲んでる」ではなく、どの種類がどれだけの量配合されているのかを把握しておきましょう。

また、サプリメント以外にも栄養ドリンクなどには,ビタミンが多く含まれていることが多いです。意識して確認するようにしましょう。

・医者や薬剤師に、自分が何のサプリメントを飲んでいるのかを必ず伝える。
たとえば、にんにくのサプリメントなどの簡単なものであっても、外科手術などに影響を与えることがあります。慢性病などで服薬をしている場合は、サプリメントを併用することで、効果が高くなりすぎてしまったり、逆に効果が出なくなってしまったりすることもあります。「サプリメントといっても自然なものだから言わなくてもいいだろう」などと素人考えで判断せず、医療行為を受ける時は、必ず専門家に相談しましょう。

・栄養素はできるだけ食事からとることを基本に、サプリメントは文字通り「補助」的に使用する。

そして、サプリメントをとっているからといって自分の健康を過信しすぎないようにしましょう。

【参考情報】
http://www.newbeauty.com/dailybeauty/entry.aspx?id=5117
http://www.newbeauty.com/dailybeauty/entry.aspx?id=5068
がんサポート情報センター
Dietary Supplements and Mortality Rate in Older Women
http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/abstract/171/18/1625
Teratogenicity of High Vitamin A Intake



Yui

池嶋 ゆい  Editor / Staff Writer

7年前に渡米。メディア関係の仕事を経て、現在ビーグレンイッシュのライターをしています。好きな言葉は「なせばなる」。好きな香りはベルガモット。いつまでも美しくアクティブな女性たちの秘密を求めて今日も取材に走ります!!

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