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無意識を味方につけて痩せる!「マインドレスイーティング」とは?

食事内容や運動習慣を一切変えなくとも、無意識をコントロールする身の回りの環境をちょっと変えることで、気づいたら痩せている、という、不思議な考え方「マインドレスイーティング」をご存知ですか。

マインドレスイーティング


「マインドレスイーティング」とはコーネル大学の「フード&ブランドラボ」という研究室で生まれた概念です。

ワンシンク博士

ワンシンク博士



「フード&ブランドラボ」は、人の「食べる」行動を、経済学、心理学、歴史、など様々な側面から解明するという研究室です。これまでに食器の色や、食品のラベルが、人間の選択に及ぼす影響など様々な研究をしてきました。「フード&ブランドラボ」の創立者ワンシンク博士は研究の結果を『マインドレスイーティング』という著書にまとめました。

「お腹が空いているから食べ過ぎてしまう」のではない


ダイエットは空腹感との戦いのような印象があります。しかし、ワンシンク博士は、私たちが食べ過ぎてしまう原因は多くの場合「空腹感」ではないといいます。

人間の胃袋の状態は「満腹」「空腹」「食べようと思えば食べられる」の三つのうちのどれかにありますが、実は、「空腹」を感じている時はさほど多くなく、ほとんどの時は「食べようと思えば食べられる」状態だそう。

Mindless Eating: Why We Eat More Than We Think
私たちは、毎日、約250個もの「食」に関する決断を下しているといわれますがそのうち、私達が「今日は何を食べようかな」というように意識して決断しているものは、1割以下の約20個程度にすぎません。一日のうちになされる「食」に関する選択の多くが「無意識」でなされ、「なんとなく」「食べようと思えば食べられる」状態の胃袋に、次から次へと食べ物がはいっていく状態なのです!

ワンシンク博士は、この無意識上での判断がどのように行われているかを分析し、無意識をうまく味方にすることで、食べ過ぎを防ぐ方法を考え出しました。

「無意識」に支配されている私たちの食行動


コップの大きさ、お皿の大きさ、食卓で流れているテレビの内容、食卓を囲むメンバー、……ダイエットをしようとする時に、これらの要因に注意を払う人は少ないかもしれません。

しかし、現実には、これらの些細に見える要因で、私たちが食べる量や料理の好みは大きく左右されてしまっているのです!

例えば、男性はピザ、ステーキ、パスタ、ハンバーガーなどを好み、女性は、クッキー、チョコレート、アイスクリームなどのスナックを好む傾向があるといわれます。

これは、多くの女性にとっては「自分が料理、準備、そして後片付けをしなくてはいけない」と連想させる食べ物は心地いいものではなく、自分が準備をしなくても気軽に食べられる食べ物の方を好みがちだからだとワンシンク博士は分析します。

……ということは、専業主夫で普段料理をしている男性は、そうでない男性に比べて、パスタやハンバーガーなどの準備が必要な料理よりもスナックを好む割合が高い、ということになるのでしょうか?気になるところです。

悪いマインドレスからよいマインドレスへ


「マインドレスイーティング」を理解する上で重要なのは、いくら頑張っても「マインドレスイーティング」をやめることはできない、ということです。いくら意識の上でこうしよう、ああしようとどんなに頑張っても、人間が「無意識」のうちにとってしまう行動というのは変わらず残るためです。

しかしマインドレスイーティングを行う上で、「悪いマインドレスイーティング」から「よいマインドレスイーティング」へと変更をすることは可能です。

ここでは、「無意識を味方につける」ための具体的な工夫を紹介致します。

・大皿料理を皆で取り分けて食べるのを避ける

とりわけ料理にご注意
次から次へとおかわりが可能な取り分け式では、どれだけ食べたかわからなくなります。実験では、「大皿取り分け式」で食事をした人にどれだけ食べたかを聞いた結果、人々は実際に食べた量よりも少ない量を申告するという結果がでました。

・取皿は「少しだけ」小さいものにする


スナックや料理を取り分ける取皿は小さいものにしましょう。大きなお皿に取り分けた上で食べる量をコントロールするよりも、はじめから小さな取皿を少しだけ小さいものにしたり、ピザをLサイズからMサイズに変えることで、トータルの食べる量を減らすことができるということは、簡単に想像がつくかもしれません。

しかし、あまりにも小さくしすぎるのも考えものです。取皿が見た感じあまりに明らかに小さいと、私たちは、その分を取り返そうと、おかわりをしすぎてしまいます。「一回り小さいサイズ」で脳をごまかしましょう。

・スナックなどは小さい袋を選ぶ


スナックを買う時も同じです。大袋を開けて「食べる量を少なめにしよう」と努力するのではなく、はじめから小さい袋のスナックを選ぶようにしましょう。

・「ながら食べ」をやめる


テレビを見ながら、ネットサーフィンをしながら、読書をしながら、仕事をしながら…など何かをしながら食べると、思っているよりも多くの量を食べてしまいます。食べるときは食べることに集中するのが一番です。

・お皿の「色」を工夫する

緑色のお皿

ワンシンク博士の研究によれば、お皿の色、より正確には、食べ物と食器の色のコントラストによって食べる量はかなり左右されるといいます。

人間は、料理と食器の色が似ている場合、物を沢山食べてしまい、そして、色のコントラストが激しい場合には、あまり食べないというのです。

たとえば、野菜を多く食べたい場合は、緑色に近い食器を選び、食べる量を減らしたい場合には、料理の色と対照的な色の食器を選ぶとよいでしょう。

・お菓子を隠す


私達は目にする機会が多い食べ物をより多く食べてしまいます。例えば、冷蔵庫を開けるたびにソーダを目にする人は、そうでない人に比べ、ソーダを飲んでしまう回数が多く、そして結果的に多くの量のソーダを飲むことになります。キャンディいれ
食べる量を減らしたい物は目につきづらい場所へ移動し、その代わり野菜などヘルシーなものを常に目立つところに置きましょう。

また、キャンディーやチョコなどが透明のグラスにはいっている場合、それを不透明の箱にいれて、隠してしまいましょう。

ハーシーズのキスチョコが白い色の皿に入っていた場合と、透明な皿に入っていた場合、受付嬢は後者の方が71%も多くチョコレートを食べてしまったという結果もあります。

・食べものを「食べやすい」形にする


人間は「食べやすい」ものについつい手を伸ばしてしまいがち。たったその差が数分の準備だとしても、それが面倒だとついつい便利な方に手を伸ばしてしまうのです。にんじん

ニンジンやセロリを買ったときは、野菜置き場にごそっといれるのではなく、それらを洗って、食べやすいサイズに切ってしまいましょう。今までより「食べやすく」なった野菜に、あなたは今までよりももっとよく手を伸ばしより多く食べるはずです。

・「どれだけ食べたか」をごまかさない

食べ残し
自分がどれだけ食べたかというのを常に意識できるようにすると、手羽先やフライドチキンを食べる時に、食べ終わったあとの骨をすぐ片付けてしまう場合と、骨を自分の皿に乗せてまま食べ続ける場合を比べると、骨を乗せておいたほうが食べ過ぎを防げるそうです。

殻を剥く必要がある「カニ」など他の料理でも応用できそうですね。

・「目の錯覚」をうまく使う


どれだけ食べたか、というのを私たちは、「胃袋」ではなく「目」によって判断しています。そこで、「大きく見えるもの」は少ししか食べないという傾向があるのです。スープがとてもヘルシーなのはこのためです。水のお陰で大きくカサがましているスープを食べると、実際にはそんなに食べていないのに、人はいっぱい食べたような気がするのです。

食品業界も取り入れるマインドレスイーティング


食品メーカーや外食産業などは、顧客にいかに多く食べさせたり、逆に少ない量で満足させて利益率をあげるためのトリックとしてマインドレスイーティングの研究の数々を取り入れられています。

例えば、あるバーでは、「細長いグラス」を採用したところ「太く短いグラス」を使っていた時と比べて、バーテンダーがアルコールを注ぐ量が少なくなったそうです。(これを逆手に取ると、お酒を飲み過ぎたくない方は、細長いグラスを使うようにするとよさそうですね)

またあるレストランではメニューの名前に「イタリア産のみずみずしい」というような、料理の感じを詳しく表している形容詞を付け加えたところ、売り上げが23%も増加したとか!

確かに「じゅ~じゅ~焼き」とか「獲れたて森のキノコ」とか「ぷりぷり甘エビ」とか詳しい説明が付いているメニューの方が、おいしそうに感じて「食べてみたい!」って思わされます。

食べる量をよくも悪くもコントロールする「マインドレスイーティング」。自らの無意識がどう働くのかを理解した上で、賢く行動していきたいですね。

【参考サイト】(英語)
http://foodpsychology.cornell.edu/index.html
http://mindlesseating.org/
http://foodpsychology.cornell.edu/discoveries.html
http://www.nytimes.com/2007/05/02/business/02davidside.html
http://health.usnews.com/health-news/diet-fitness/diabees/articles/2009/03/05/4-easy-ways-to-prevent-mindless-eating


Yui

池嶋 ゆい  Editor / Staff Writer

7年前に渡米。メディア関係の仕事を経て、現在ビーグレンイッシュのライターをしています。好きな言葉は「なせばなる」。好きな香りはベルガモット。いつまでも美しくアクティブな女性たちの秘密を求めて今日も取材に走ります!!

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