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砂糖を使わないダイエットにぴったりの「奇跡のフルーツ」

砂糖美容や健康のためによい食生活をリサーチしていると必ずといっていいほど耳にするのが「砂糖は控えめに」というアドバイス。

70年代と比較すると全米の砂糖自体の消費量は4割に減少しました。しかし、現在では砂糖ではありませんが果糖を多く含むシロップが普及しているため、結局は一年間にアメリカ人が消費する砂糖やシロップ類の量は59キロにものぼっています。砂糖は体に悪い?これらは肥満をひきおこし、糖尿病の危険を増加させるだけではなく、心臓病やがんの発症率をあげる危険も引き起こすといわれています。「脂っこい料理」がコレステロール値をあげることは知られていますが、砂糖にもそれと同じような働きがあるというのです。「砂糖はアルコールやタバコと同じようなものであり、大量に摂取することは、健康に害を及ぼす」と警告を発する医師もいます。

「砂糖は控えめにしたい。でも、甘いものはついつい食べたくなってしまう」今日はそんなあなたにぴったりのフルーツをご紹介します。

●アメリカでこんなタブレットを見つけました。


ミラクルフルーツ

いつもお洒落な美容マニアの友だちがくれたこのタブレット。

ミラクルフルーツという果物をフリーズドライしてタブレットにしたものらしく、どうやら「甘くないものが甘くなる」という不思議な力があるようなのです……!早速調べてみました!

●ミラクルフルーツとは何?


ミラクルフルーツまたはミラクルベリーは学名「Synsepalum dulcificum」といい、西アフリカ地方が原産の果物です。

西アフリカ

18世紀頃には既に現地で食用として利用されていたようです。フランスの地図学者であり探検家であったシェヴァリエ・デ・マルシェが西アフリカを訪れた時に、現地で食事を取る前にこの果物を口に含んでいるのを知り記録に残しています。

ミラクルフルーツには「ミラクリン」という糖タンパク成分が含まれており、このミラクリンが口にはいると、舌の中の「味を感じる部分」に作用し、酸も甘みと感じてしまうそうです。そのおかげで通常は甘く感じないような果物でも、甘く、そして美味しく感じるのです!酸っぱいのが苦手な方にぴったりですね。

この働きは、あくまで「ミラクリン」と酸っぱみの成分が結合して甘みとして感じられるようになるだけなので、その他の味覚が麻痺したりするわけではありません。

【おススメの果物は以下のとおり】

ミラクルフルーツが最も楽しめるのは、シトラス系のフルーツ。
レモン、ライム、グレープフルーツなどは特にオレンジのように楽しめるそうです。

他にも、

● キウイ
● パイナップル
● 梨
● リンゴ
● ざくろ
● ラズベリー
● イチゴ
● メロン
● ブドウ

など少しでも酸っぱさを感じる果物ならとても美味しく感じられるそうです。

●早速試してみました!


いろいろ用意してみました

いろいろ用意してみました



まず、ミラクルフルーツのタブレットを口にいれると、んん……?決して美味しくはありません。ほのかな甘味に少し酸っぱみと苦味がある感じです。

効果を最大に感じるためには、タブレットを噛まずに、口の中に一分間ほどはおき、舌全体がミラクルフルーツに触れるようによく舐めてから、果物を食べるとよいそうです。きちんと口全体に広げないと、そこで酸っぱさを感じてしまうそう。

まずはレモンを一口口に含むと、おおおおおおっ!すっぱくない!オレンジのようで美味しいです。はちみつレモンのような感じです。普段レモンティーにお砂糖やはちみつを入れているような方も、これならその必要はありません。ダイエットにぴったりなのです。

続いてライム。ライムをあまり食べたことがないのですが……。美味しいっ!

洋なし 甘いです。これもライムと同じく、生であまり食べたことがないので違いがわからない……。

プロセスチーズ。通常は、つんとするくらい酸味が強いタイプのチーズですが、クリームチーズのような感じでまろやか。食べやすいっ。

この不思議な効果は約15分~2時間ほど続き、熱いものを飲んだりすると効果が薄れてしまうそうです。

自然の果物で充分「甘ったるい」ほど甘さを感じられるので、砂糖をかけたりする必要は全然感じません。これはかなりすごいです。

ミラクルフルーツが砂糖のような食品添加物として広まらなかった理由。


砂糖や人工甘味料を使わなくてもすむ素晴らしいミラクルフルーツですが、あくまでドライフルーツを元にした製品が売られているだけでアメリカでもマニアの間で口コミ的に広まっている感じであり、食品添加物としては使われていません。それはなぜでしょうか?

ミラクルフルーツの効果に目をつけていた人物は60年代からいました。生理医学専攻の大学院生だったハーヴィー・ロバートです。

「これは、肥満や糖尿病に悩む患者に大人気になるぞ…!」そう考えた彼は、ミラクルフルーツをジャマイカとプエルトリコで栽培し、そこからミラクリンエキスを精製して売ることを考え、「ミラリン社」という会社を立ち上げました。

過去数百年間にわたり西アフリカで一般的に食用になっていたことから、ハーヴィーはこのミラクルフルーツはGRAS(「一般に安全と認められる」)という分類の甘味料であり、全く新しい食品添加物ではないため、安全性に関する実験をしてデータなどをとる必要はないと考えていました。弁護士やFDAとの事前のやりとりもスムーズであとは認可をとって大々的に売りだすばかりだったのです。

アメリカで肥満や糖尿病は大きな社会問題であり、この問題を解決できるかもしれない甘味料は大きな可能性を持つマーケットです。ミラリン社は投資家のお金を集めることにも成功しました。マーケティングのために行ったミラクルフルーツを使った製品と砂糖を使った製品を比べた比較コンテストなどでも「砂糖よりいい!」と大好評。ミラクルフルーツが砂糖や各種合成甘味料に変わる新しい甘味料として大成功を収める可能性が大きいことがわかってきたのです。

ところが、その頃からおかしな事件がおこります。ミラリン社の前をあやしい車がウロウロしたり、ハーヴィーが後をつけられたり。あげくの果てには、会社に泥棒が入り、申請途中だったFDA申請書類が床の上に散らばっていたのです!

写真はイメージです

写真はイメージです



事件から数週間後、FDAは態度を急変。「ミラクルフルーツは(一般に安全と認められるGRAS分類ではなく)新たな<食品添加物>であり、認可のためには長期間にわたっての臨床データが必要である」として販売を禁止しました。まだ立ち上げから間もなかったミラリン社には、このようなデータを取るための研究資金はありません。そして、ハーヴィーは泣く泣くミラリン社をたたむことになりました。このFDAの急な決定はハーヴィーにとって衝撃でした。納得できず、情報公開法に基づいて認可に絡んだ公的書類を取り寄せたものの、その書類は多くの箇所が塗りつぶされており、実際にどういう経過でこのような決定がくだされたのかはわかりません。ハーヴィーは、ミラクルフルーツが普及したら、砂糖や甘味料の消費が激減することを恐れた砂糖・甘味料関係者がFDAに手を回したのだと考えています。

この問題につき、イギリスのBBCが取材を申し込んだ砂糖業界団体の「全米砂糖協会」は関与を否定したうえでインタビューは拒否し、人工甘味料業界団体である「カロリーコントロール委員会」及びFDAも沈黙を守っています。

今ではフリーズドライや生のミラクルフルーツが売られていますが、このように紆余曲折があったのですね……。また今後ミラクリンを添加物として販売しようという動きはでてくるのでしょうか!?

【番外編】NYCから全米に広まった「フレーバートリップパーティ」


この不思議な果実をつかって「フレーバトリップパーティ」というものがニューヨークや各地で行われているそうです。
ピクルス
入り口で入場料を払った後、ミラクルフルーツを受け取り、会場に用意されている様々な食物を味わって普段と違う味わいを楽しむというものです。

果物以外にも、ピクルス、バルサミコ酢、チーズ、ブロッコリー、トマト、お酒など様々な食材が用意してあるようです。

参加者の感想はというと……

「ギネスビールはクリーミーなチョコレートシェイクみたい」

「チーズは砂糖がけのお菓子みたい」

ギネスビールへえぇえ~!面白い!

また、強いテキーラやウィスキーなども、甘みが強くまるでレモネードのように感じるとのことなのです……。甘さの弱いワインなども楽しいそう。

酸味だけだけではなく、苦味や渋みにも一部反応するようです。面白いですね!もっといろいろな物を食べてみたくなりました。

ダイエットに役立つだけではなく「不思議感覚」が味わえるミラクルフルーツ。

マニアな人気が進行中のミラクルフルーツ、一度試してみたくありませんか★

【参考記事】
http://www.cbsnews.com/8301-18560_162-57407294/is-sugar-toxic/?tag=contentMain;cbsCarousel

http://www.miraclefruitworld.com
http://www.nytimes.com/2008/05/28/dining/28flavor.html
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/magazine/7367548.stm




Yui

池嶋 ゆい  Editor / Staff Writer

7年前に渡米。メディア関係の仕事を経て、現在ビーグレンイッシュのライターをしています。好きな言葉は「なせばなる」。好きな香りはベルガモット。いつまでも美しくアクティブな女性たちの秘密を求めて今日も取材に走ります!!

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