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「浮く」リラクゼーション、フロート・テクノロジー

venice beach

ロサンゼルスの西に位置するベニスビーチは、観光スポットとして有名なビーチです。背の高いヤシの木の間からこぼれ落ちる燦々とした太陽の光が海水に反射し、水着姿の女性がローラブレードや自転車で通りを駆け抜け、たくさんの人々がビーチ沿いでおいしいシーフードやショッピングを日々楽しんでいます。

典型的なカリフォルニアの海岸沿いとも言えるここベニスビーチでは、1960年代のヒッピー文化が今も根強く残っている印象を受けます。ビンテージ服、お香、アートなど、その時代を思わせるちょっと不思議でユニークなショップが通りを埋め尽くしています。ですが、ただ古めかしい訳ではなく、それぞれの店が現代のトレンドの影響もしっかりと受けていますので、今と昔の程よい融合具合がとても面白い文化を生み出していると言えるでしょう。

venice beach2

「浮遊」して瞑想、リラックス効果抜群の健康法

float lab entrance

サイケデリックアートが飾られるベニスビーチショッピング街の一角に、外見からはなかなか想像ができない、新テクノロジーを適用している研究所があります。「フロート・ラブ・テクノロジー」は、海にヒントを受けた新しいタイプのセラピー研究所。塩水の入った個室空間で「浮遊」しながらリラックス効果を体験できる、ビーチには何ともお似合いのセラピーです。

float lab

「フロート・ラブ・テクノロジー」の目的は、人々からストレスを取り去ること。塩水の入った無音・無光の個室空間に入り、数時間ゆっくりと浮遊することで、リラックス、ストレス発散、血圧正常化などの効果が見られるようです。また、妊娠女性も安心して体験できるセラピーであり、「浮く」という行動によって胎児と一体化し、強いコネクションも感じられる瞑想のスペースにもなっています。

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私は妊婦ではありませんが、リラックスと瞑想体験の意を兼ねて、「フロート・ラブ・テクノロジー」へ向かいました。体験時間は2時間ほど。幻覚的で近未来の印象が強いアート作品の前を横切り、チャンバー(個室空間)へ移動します。「鉄の塊」というイメージのあるチャンバーを前に、少々おっかなびっくり。この先にはストレス・フリーの空間があることを願いながら、前へ進みます。

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ここから先は体験者一人になります。チャンバーの大きさは、縦2.5メートル、横1.8メートル、高さ2メートルの大きな鉄の直方体で、その中に、60センチ程のぬるま湯の塩水が入っています。箱の外にはポンプのような装置がついていて、中の塩水を浄化する作業をしていますので、衛生面も安心して入ることができます。シャワーを浴び、裸体でチャンバーの中へ入ります。ドアを閉めると、セラピーが始まります。セラピーといっても塩水に浮くだけなので、できることとなると、とにかく体の力を抜いてリラックスするだけ。

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中は真っ暗で、上も下もわかりません。目をつぶっていても開けていても同じ状態で、まるでブラックホールの中へ入ってしまったようです。目を閉じていたり覆っていたりしている状態で、ちかちかとカラフルな光がまぶたの裏に映った経験はありませんか?チャンバーの中は、光一つ入りませんので、そのまぶた裏の光景が延々と続いている状態になります。先ほど廊下で見たような幻覚的な絵が、脳裏に浮かびます。

音もありません。かすかに耳に入るのは、時々手を動かす時に聞こえる小さな水しぶきの音だけです。始めはどうなることかと不安になってしまいましたが、塩水に体をまかせ、とにかく「無」でいることに決めました。

チャンバーの中で一番強く感じたことは、無重力感です。音も光もない場所で体だけがふわふわと浮いている感覚は、まさに思い浮かべる宇宙の世界。体の隅々がマシュマロのようなもので守られている感触がします。妊娠中の方や、腰痛持ちの方がこの中に入るとさぞかし気持ちがいいだろうなと思いました。

20分程入ったかと想像しながら一旦外へ出ると、すでに1時間が経過するところでした。こんなに長時間一人でぷかぷかと浮かんでいたのかと少々びっくりしてしまいましたが、それ程十分にリラックスできたのだと感じ、安心しました。そして塩水のせいか、肌と爪に驚きの艶が出ていて、全身が潤ったような肌触りです。まるでお風呂上がりのようなさっぱりとした気分になりました。

フロート・ラブ・テクノロジーを後にして真っ先に目に入るのは、光り輝くベニスビーチです。チェンバーの中では塩水と暗闇で無重力の感覚を味わいましたが、外に出ると天然の太陽と潮風に体をもまれていました。海からシタール(注1)の音が聞こえてきそうです。現代のベニスビーチで体験した、不思議な瞑想リラクゼーションでした。

venice beach3

注1:インドの弦楽器。60年代のサイケデリック音楽を表現するのに用いられた楽器の一つ。

【Float Lab Technologies】
310-396-3336
801 Ocean Front Walk, Suite 5
Venice, CA 90291
http://floatlab.com/


toyooka

豊岡 優希  Writer

カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校卒業。現在は、医療大学で美術解剖講師をする他、ロサンゼルスにてアーティストとして活躍中。美容の秘訣は、十分な水分補給とバランスよく食事をする事。オフィシャルウェブサイトはコチラ

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