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無謀と言われながら34歳で渡米した理由 第6回【突然の引越し編】

34歳で渡米してからの5年間を書き綴ってきた「無謀シリーズ」。5回目を終え、いよいよ佳境に入ってきました。

こうして昔の記憶を辿りながらコラムを書いていると、渡米してからの人生がいかに濃厚な5年間だったというのを改めて実感しています。

ビーグレンに入社し、会社が急成長する中で、社員の数も次第に増えていきました。

まず受注・発送のサポートとして美貴が仲間に加わりました。

彼女とは偶然にも年が同じ。異国の地で同じ年齢の友人に会うのは珍しく、何よりも初めて同僚ができたことが嬉しかったのを記憶しています(それまでは、いつもひとりぼっちのランチタイムだったので)。

ビーグレンスタッフ

真理子  知恵  美貴



そして、順調にご注文の件数が増え、私ひとりでは対応できなくなったカスタマーサービスも増員することになりました。

ここで中原真理子、井藤知恵の2名が加入します。彼女達は日系の化粧品メーカーで働いた経験もあり、すでに美容知識も豊富でしたので、入社後すぐに即戦力としてお客様の対応にあたってくれました。

またその前後に、システム担当の八木、ウェブデザイナーとしてナキリと、ビーグレン初!の男性社員が2名入社します。

こうして【受注、カスタマーサービス、システム、ウェブデザイン】と各分野のスペシャリストが集合したビーグレンは、さらにパワーアップして成長を遂げていきます。

丁度この頃、私達夫婦は学生当時から住んでいたアパートメントを引き払い、引っ越しをしました。

それはある日突然、私達のアパートメントのオーナーから「その部屋に戻ることにしたから、すぐに新しい家を見つけてくれ」と言われたことから始まります。

このままずっと、思い出のたくさん詰まったアパートメントで穏やかに生活できると思っていたのが突如、家探しを迫られることに……。まさに青天の霹靂でした。

でも、この一見落ち込んでしまうような出来事が《思いもしなかった幸運》を引き寄せるきっかけになるのです。


オーナーの衝撃の宣告後、すぐに《怒濤の物件探し》が始まりました。

ですが、どんなに足を棒にしながら探し回っても、築年数が古かったり、日当りが悪くて薄暗かったり、湿気が多くてジメっとしていたりで、なかなかピンと来る物件には巡り会う事ができません……。

週末を利用してどれだけの物件を見て回ったでしょうか……。その数、数十件以上はチェックしたと思います。

私が趣味で勉強している風水では《物件は縁》と言われます。自分たちが住む土地を選ぶのではなく、実際には《縁のある物件や土地から呼ばれる》と。それを学んでいた私はこの時点で、呼ばれたと思える物件に巡り会うことはできませんでした。

そんななか、気に入った住処が見つからず、途方に暮れていた私に旦那様が突然、


「こういう時は、気分転換に超豪華アパートメントのモデルルームを見て、目の保養をしようよ!」



という提案をしてきました。当時様々なモデルルームを見るのが好きだった私は「見るだけならいいよねぇ〜♪」という気持ちでその提案に乗ることに。

私達が訪れたのは、今住んでいるアパートメントのすぐ隣の超高級アパートメント。ここは桁違いに家賃も高いし、他と比較にならない程ラグジュアリーな雰囲気だったので、最初から物件候補として考えてもいませんでした。

ここで感じた《この物件は無理だろうという考え》がある意味、盲点だった訳です。

このアパートメントは以前、学生時代、大金持ちのアラブ人の友人からBBQに誘われて遊びに来た事があり、そのラグジュアリーさにため息をついた思い出のある「夢のような場所」。

大きなプール&ジャグジーが3つ点在し、テニスコート、バスケットコート、ジム、図書館、プールバー、そして毎朝ラウンジに行くと朝食が用意されているという、至れり尽くせりの楽園のようなアパートメント。

メインプール。プールサイドにはジャグジーとBBQスペースがあります。

メインプール。プールサイドにはジャグジーとBBQスペースがあります。



モデルルーム巡りは、担当者が専用のカートに私達を乗せ、今空いている部屋を1件ずつ見て回ります。

モデルルーム(一例)

モデルルーム(一例)



10部屋ほど見せてもらってでしょうか?案内された中に、ひと部屋だけ日当りと眺めの良い角部屋、間取りも理想以上の部屋に巡り合ってしまったのです!

「もうここしか考えられない!」と思える程の素敵な部屋。「どうしても住みたい!!」

でも想定されるのは高額な家賃……、そこで、私達は担当者に恐る恐る聞きました。

すると、担当者の口から《あり得ないような安い金額》が提示されたのです。

今まで住んでいた部屋や、他の数多くの古くて薄暗い物件(冷蔵庫、洗濯機、レンジなし)と同じかそれ以下の家賃。

さらに、この部屋には各部屋専用の洗濯機、乾燥機があり、冷蔵庫や電子レンジもついていて、引っ越しをする際に大きな家電を買いそろえる必要がないという好条件。

さらにさらに今契約すると3ヶ月フリーレント(家賃無料)だという。

「なんでこんなに安いの??」「もしかして訳あり物件?」など、その時は色々な疑問が頭を巡りました(笑)

なぜこんな好条件の部屋が見つかったのでしょうか?

それは、私達が物件探しを始めた頃は、世界的金融危機の引き金となった“リーマンショック”や、まだ記憶に新しい“サブプライムローン問題”がアメリカ国内で相当深刻だった時期で、リストラで家賃を払えない人、駐在員など不景気で帰国者が相次ぎ、部屋を出る人が続出、家賃交渉に強気だった高級物件もその不況の煽りを受けて、家賃が限りなく下がっていた時期だったのです。

まさに絶好のタイミングでの部屋探しが功を奏した形でした。

自然公園が一望できる展望台。人気もなくてお気に入りの場所でした。

自然公園が一望できる展望台。人気もなくてお気に入りの場所でした。



このように、数々の偶然とラッキーが重なり、憧れの高級物件に自分が住むことになろうとは……まさに思いもしなかった展開が待っていました。

旦那様のアイデアでたまたま訪れことがきっかけとなり、思いもよらない素晴らしい物件に巡り会うことができたのです。

この一連の流れを経験して


「どんなことも無理だと思い込んで諦めてしまうのは、自分の視野や可能性を狭めてしまい、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性がある」



「ある日突然ピンチと思える出来事が降り掛かっても、その運命の流れを必然と受け止め、自分の直感を信じて行動してみると、思わぬ幸運が待ち受けていることがある」


ということを自身の体験を通して実感することになりました。

その後、すぐに引っ越しをしました。毎日家に帰るのが楽しみでしょうがなかった程、心地が良くお気に入りの部屋での生活が始まりました。

アパートメントの前には、目の前には手つかずの自然(市によって保護されている)が残る緑地帯があり、週末はウォーキングするのに気持ちがいい場所でした。

が、ある日突然「WARNING !」というサインが掲げられ。

看板をよく読むと、どうやら最近「マウンテンライオン」という動物が目撃されたらしい。

マウンテンライオン?ということで調べたら別名PUMA。スポーツメーカーのマークでもある「プーマ」(動物の名前としては「ピューマ」)が出没することが判明。こんな住宅地にピューマなんているの?!ああいう猛獣はアフリカにしかいないと思っていました。

地元の人に聞くと数年に1度、敷地内をジョギングをしている人がピューマに襲われ亡くなってしまう事件があるらしく(汗)

ビビリな私はそんな話を聞いてしまって以来、パッタリとウォーキングをやめました。

これが「PUMA」。鍛え上げられたたくましい腕(?) こんな猛獣に猫パンチを食らったら、ひとたまりもありません。

これが「PUMA」。鍛え上げられたたくましい腕(?) こんな猛獣に猫パンチを食らったら、ひとたまりもありません。



こうして渡米してから4年が経ち、異国での生活にも慣れ、ビーグレンでの仕事も順風満帆だったアメリカ生活。

グリーンカードも申請し、もう少しで取得できるというところまできていましたから、この先もずっとカリフォルニアに住むのだろうと信じて疑いませんでした。

アメリカでの幸せな生活がいつまでも続くと思っていた私に、この後予想だにしない展開が待っていることを、このときは知るはずもなく……。(続く)

                              

natsuko

野口 奈津子  ブランドマネージャー

長年の美容系PRを経験後、34歳で突然渡米。不思議な縁がきっかけでビーグレンに入社。 4年前帰国してからビーグレンに再び復帰。現在はマーケティングとイベント・パーティ-の企画運営に携わる。 趣味は本格的に学んだ風水、世界のパワースポット巡りとクリスタル収集。 パワー不足になると日本の温泉や神社を訪ね充電しています。



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