「スマホ顔」にご用心! 顔のたるみはスマホが原因?

連絡を取り合うにも、情報を入手するにも、音楽やゲームを楽しむにも、日常生活になくてはならないスマートフォン。電車の中もスマホを見ていない人を探すのが難しいくらいです。中には一日4時間も5時間も見てしまう人もいるとか。結果、増えているのが「スマホ顔」です。自分でも「ちょっと見過ぎかも?」と感じている方は要注意。気になるあごのたるみ、スマホのせいかもしれません。

 

スマホ見るあなたの顔は大丈夫?スマホ顔をチェック!

「スマホ顔」にご用心! 顔のたるみはスマホが原因?

本来はまだ肌がたるむにはほど遠い年齢層にも急増しているといわれる「スマホ顔」。聞きなれない言葉かもしれませんが、「スマホ顔」とは、スマホを見続けることによってもたらされる老け顔のことです。まずは自分がスマホを見ているときにどんな顔になっているのか現状をチェック!

方法は2通りあります。10分ほどスマホを見て、姿勢が崩れてからチェックしましょう。これが無意識にさらしている、あなたのスマホ顔です。

【スマホ顔チェック】
チェック① 鏡を使う
そばにスマホと同じ位の大きさの手鏡を用意し、スマホと持ち替えてのぞいてみる。
チェック② 「スマホ内蔵カメラ」にして自撮り
上の画像のように、10分ほど見続けたスマホをインカメモードに変えて、同じ角度で自撮りをする。

 

「スマホ顔」をもたらす4大原因

「スマホ顔」にご用心! 顔のたるみはスマホが原因?

ご自分のスマホ顔はいかがでしたか?思っている以上に、二重あごやフェイスラインがたるんでいるように見えませんでしたか?無意識に“スマホ顔”を続けることで、顔のたるみは着実に蓄積されてしまいます。ここでは、スマホがなぜたるみの元凶となるのかを見ていきましょう。

①スマホを見るときの下向き姿

「スマホを見るときの姿勢」とは、ずばり今、あなたがこの記事を見ている姿勢です。首を前に出して背中を丸めて下を向いて見ている人がほとんどだと思います。人の体は、重力によって下向き引っ張られているので、下を向くほど頬やあごが垂れやすくなるのは言わずもがなです。この時の首の後ろの筋肉は引っ張られて緊張状態。重たい頭を支える首や肩にかかる負担も大。また猫背は顔に老廃物を溜める姿勢です。内臓がつぶれて血液やリンパの流れが悪くなり、顔にまで新鮮な酸素や栄養素が回らなくなるからです。首コリや肩コリは頭部への血流を停滞させるので、頭皮がたるむ原因にも。頭皮のたるみと顔のたるみは切っても切れない関係です。

②食いしばりと無表情

人は何かに集中すればするほど無表情になり、歯も食いしばりがち。私たちは基本的にずっと無表情でスマホを見ています。電話は“メール”や“LINE”に取って代わられ、“つぶやき”さえ入力する時代。圧倒的に表情筋を使っていない生活です。筋肉は使わなければ衰えます。それは体の筋肉も顔の筋肉も一緒。表情筋が衰えることで脂肪もつきやすくなります。

③眼精疲労

サイズが大きくなったとはいえ、スマホの画面は小さな世界。目を動かすための外眼筋はほとんど動かないのが現実です。結果、起こるのがドライアイや眼精疲労。目への血流が減り、目の周りのしわやくまが生じやすくなり、まぶたの垂れも引き起こします。

④浅い呼吸

これはスマホを見る時の姿勢にも連動することですが、スマホを見る時間が長くなって前屈みの姿勢や猫背が続くと、呼吸も浅くなります。スマホに集中するあまり、息苦しさを感じたことはありませんか?酸素が十分に取り込めなければ、血流もダウン。スマホ姿勢は肺活量を1/3に低下させるともいわれ、呼吸が浅くなると自律神経のバランスも乱れてしまいます。

スマホ生活は止められない。だからこそ意識すべきこと

「スマホ顔」にご用心! 顔のたるみはスマホが原因?

美容面では良いことがない、スマホ生活。だからといって完全に止めることはできません。でも、スキンケアを頑張る一方で、スマホの見過ぎで肌のエイジングを加速させるのはナンセンス。以下の5項目はスマホをタッチするたびに意識する習慣を!

①スマホ顔を防ぐための第一歩は「休憩」

ともすると時間を忘れるほど夢中になりがちなスマホ。夢中になり過ぎないこと、休憩することは、スマホ顔を防ぐための基本です。ものを見ることはエネルギーを大量に消費するので、肌も疲れてしまうことを覚えおけば、「休もう」という気持ちにもなれるはずです。

②姿勢を意識する。目線や顔を下げない!

スマホを使うときは、猫背に気をつけて目線を水平に保つように心がけましょう。タブレットやPCを利用するときも同じです。スマホを持った反対の手をグーにして脇の下に挟むだけでも、スマホを持つ手をラクに上げることができますよ。自宅ではお尻の下1/3くらいにタオルやクッションを挟むと、骨盤が立つので自然と背筋が伸びます。肩に力が入ると猫背になりやすいので、体はリラックス。下腹に力を入れると他の部位の力が抜けます。インナーマッスルはスマホ顔予防にも必要です。

③表情筋を動かしながら見る

「スマホ顔」にご用心! 顔のたるみはスマホが原因?

メールやネットを行っている際にできることは、顔の表情筋を鍛える。口の中に空気を入れて膨らませたり、口元をすぼませたり、口を開いたり閉じたり、画面から目を離して眼球を動かしたり。とにかく顔の筋肉を動かすこと。「じーっと見続けない」のが鉄則です。

④呼吸が浅くなっていないか意識する

集中して文字入力していると、無意識のうちに息が止まってしまう「電子メール無呼吸症候群」。動画を見たりゲームをしたりリラックスした状態のスマホでも、呼吸は浅くなりがちです。「息をしている?」と自分に問いかけ、スマホをいじっているときほど深い呼吸を意識しましょう。肋骨をさすったり、脇腹をさすったりするのも効果的です。

できることから! 簡単エクササイズでリセット

この項目で紹介するのは、気合いを入れなくてもできる、いつでもどこでもできる簡単なエクササイズばかりです。何よりやってみると心地良いので、続けたくなるはず。たるみに効果的なマッサージをしっかり覚えたい人はこちらも参考にしてください。

「舌出しエクササイズ」で二重あごを防ぐ

「スマホ顔」にご用心! 顔のたるみはスマホが原因?

二重あごの対策には、舌の筋肉の強化が有効です。下記のエクササイズを行って、二重あごを防ぎましょう。

【舌出しエクササイズ】
頭をゆっくり後ろに倒してあごを上に向ける。
↓ あご~首をしっかり伸ばします。
口を開ける。
↓のどの奥から舌を突き出す。
天井に向けて舌を思いきり伸ばす。

上に伸ばした舌を左右にゆっくり動かす。
往復30回、できるだけ大きく動かす。

 

眼精疲労を和らげる目の「ぎゅ~ぱっ体操」

目を動かす眼輪筋を鍛えながら、目の周りの血流もよくなる体操です。簡単にできるので習慣にしてしまいましょう。

【ぎゅ~ぱっ体操】
目をぎゅ~っと閉じて10秒キープ

ぱっと大きく見開いて「上」を見る。

再び目をぎゅ~っと閉じて10秒キープ

今度はぱっと大きく見開いて「下」を見る。

同じようにぎゅ~ぱっで「右」

ぎゅ~ぱっで「左」

 

表情筋をほぐしながら鍛えることもできる「あいうえお運動」

「スマホ顔」にご用心! 顔のたるみはスマホが原因?

口先だけではなく、顔の筋肉が動いていることを感じながら全力で行うのがポイントです。それぞれの表情ごとに、顔の力を抜いて次に進みます。筋肉の緊張と弛緩を繰り返すことで表情筋がほぐれます。

【あいうえお運動】
「あ~」口を大きく開き、同時に目も見開く。
「い~」口を横に大きく開く。首の筋も張っていることを意識する。
「う~」顔のパーツを全て中心に寄せる気持ちで、口をすぼめる。
「え~」舌を前に出して、大きく目を見開く。
「お~」口をすぼめて、縦に大きく開く。

 

リンパの流れをうながす「首のストレッチ」

「スマホ顔」にご用心! 顔のたるみはスマホが原因?

首を伸ばす動きで、首を支える「胸鎖乳突筋」のコリを取り、リンパ液の流れを促進します。胸鎖乳突筋は、顔を横に向けたときに出てくる、耳下から鎖骨につながっている筋肉です。

【首のストレッチ」
右手を左肩に置く。

頭を手とは逆の右斜め下側に傾けて、左の首筋を伸ばす。

右に傾けた頭を、下→中→上上→中→下に動かす。
首筋がしっかり伸びていることを意識する。

左手を右肩に置いて、反対側をストレッチ

 

スマホ愛用者でも「スマホ顔」とは決別できる!

何の対策も講じなければたるみを助長してしまいますが、姿勢を正しくしたり、表情筋をほぐして鍛えたりすることで改善できる「スマホ顔」。重力を制するのは顔筋の力なのです。スマホ顔に怯えることなく、スマホライフを楽しむためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

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