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FDA、日焼け止めに対する新規制を発表

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夏はもうすぐそこ!!
アメリカでも、日焼け止めのコーナーが充実する季節となりました。

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今回は、アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration。以下FDA)が発表した日焼け止めに対する規制の内容について紹介したいと思います。


規制によってどう変わる?


●「ブロードスペクトラム」表示

今後、日焼け止めには「ブロード・スペクトラム(Broad Spectrum)」という表示が許されます。聞きなれない言葉ですが、「ブロード=広い」+「スペクトラム=波長」を組み合わせた言葉で、「より広い波長の紫外線を防止する」という意味があります。

これまで日焼け止めに表示が要求されていた「SPF」は、主に紫外線B波(以下UVB)を防止する効果を示すものでした。

しかし、近年紫外線A波(以下UVA)の予防効果の重要性がわかってくるにつれ、UVBのみの防止効果だけではなく、UVA/UVBともに防止する効果が知りたいという消費者の声が大きくなってきました。

そこで、今後、UVA/UVBの防止検査をして効果が認められた日焼け止め製品に対しては「ブロード・スペクトラム」という表示がされることになります。

「ブロード・スペクトラム」表示があり、なおかつSPFが15以上の製品もののみが、効果として「皮膚がんや肌の早期老化のリスクを減らす」とうたうことができます。

「ブロード・スペクトラム」でないか、もしくは「ブロード・スペクトラム」の表示があっても、SPFが2〜14の製品は、「サンバーン(皮膚が赤くひりひりするような症状)を防ぐ」効果があることはうたえますが、「皮膚がんや肌の早期老化のリスクを減らす」効果があるとはうたえません。


●「ウォータープルーフ」「スウェットプルーフ」「ウォーターレジスタント」

また、今回の規制によって、日焼け止めの効果が実際以上に高いかのように誤解させてしまうような表示も禁止されることになりました。

たとえば、「ウォータープルーフ」「スウェットプルーフ」などという表示は禁止されます。

「ウォータープルーフ」などは日本でもよく見かける表記ですが、実際には、どんなに水に強い日焼け止めも、水や汗に触れれば、効果は少しずつ落ちていくのです。そこで、水に濡れても紫外線防止効果が変わらず続くような印象を与えてしまうこのような名称は禁止されることになりました。

ただし、「水に強い」ことを示すために「ウォーターレジスタント」と表示することは許されます。その場合は、FDAの検査に基づき、紫外線防止効果が続く時間(40分か?80分か?)を表示する必要があります。


●「サンブロック」表示

「サンブロック」という表記も禁止されました。どんな日焼け止めであっても「塗ったその瞬間から太陽光線を完全にさえぎる(=ブロックする)」効果はないにもかかわらず、「サンブロック」という強い表現は、まるでそれが可能かのような誤解を与えてしまうからです。


● Drug Facts表示の義務化

Drug Factsは、アメリカで医薬品に表示することが要求されているラベルです。医薬品に含まれる有効成分、配合の目的、使用方法、使用上の注意などを、消費者にわかりやすいように伝えるために表示されています。

多くの日焼け止め製品には現在もDrug Facts表示がなされていますが、今後はすべての日焼け止め製品にDrug Facts表示をすることが義務づけられました。日焼け止めの成分や効果についての正しい知識を消費者にしめし、消費者が適切に日焼け止め選びをできるようにするのが目的です。

日焼け止めラベル


各国での紫外線に対する意識


日本ではSPF値以外にも、業界団体の定めたPFA値(PA分類)という表示により、UVAを防ぐ効果が広く表示されています。PA+, PA++などの表示をみたことはありませんか?またEUでも、UVA防止の効果についての検査及び効果を示す表示がされていました。

一方、アメリカでは、日焼け止めに対する表示規制は1978年以来、30年以上も放置されてきました。消費者団体による運動や、メーカーに対する裁判などをうけて、多くのメーカーはすでに、ラベルの表示を改善してきていましたが、今回ようやく公式に表示の規制がなされることとなりました。

「日焼けした肌」が高いステータスの証とされることが多いアメリカ。そんな土地柄においても、紫外線の危険性が改めて注目されていることが今回の新規制から読み取れます。今後は、アメリカでもブライトニングケアに対する意識がますます高まっていくのではないでしょうか。


Yui

池嶋 ゆい  Editor / Staff Writer

7年前に渡米。メディア関係の仕事を経て、現在ビーグレンイッシュのライターをしています。好きな言葉は「なせばなる」。好きな香りはベルガモット。いつまでも美しくアクティブな女性たちの秘密を求めて今日も取材に走ります!!

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4件のコメントが “FDA、日焼け止めに対する新規制を発表”に入っています。
  • 投稿者: ks_us

    色白は7難隠す?

  • 投稿者: okaki

    ちょうど紫外線やSPFについて勉強している中、こちらの記事にたどり着きました。

    「これまで日焼け止めに表示が要求されていた「SPF」は、主に紫外線B波(以下UVB)を防止する効果を示すもの」とのことですが、FDAが行っている(いた?)テストでは290-400nmの紫外線(=UVAとUVBの範囲を全てカバーしている)を照射するものだと思っていたのですが、違うのでしょうか??
    日本はその表示をPAとSPFで分けていますが、アメリカではUVAとUVBに反応する紅斑量を「SPF」という言葉で一緒くたにしていたのではないのですか??

    細かい質問ですみませんが、、、
    気になったので、こちらにコメントを残させていただきます!

  • 投稿者: Yui

    okakiさま

    コメントありがとうございます。

    アメリカでもSPFは日光のもとで「サンバーン」を防ぐための指標であり、主にはUVBを防ぐための指標であることは、日本と変わりありません。SPFを決めるための検査は、FDAが基準を示していますが、その実際のテストはFDAが全ての製品に対して行なっているわけではなく、基本的には各メーカーや業者が独自に行なっています。そのテストにおいては「地上に届く太陽光」をシミュレーションした紫外線(290-400nm)を使用しますが、そのテストで図るのはどの程度サンスクリーンを塗った上で、どの程度の量の紫外線を浴びると「サンバーン」が現れるかどうか、ということです。厳密にいうとこのサンバーンの原因となる紫外線は290~360 nmと言われるので、UVBとUVAの一部をも含むと言えますが、一般的にはSPFといった場合には主にはUVBを防止する効果を示すものと捉えられており、UVAも含んだ400nmまでの紫外線防止力を示すものとしては考えられていません。テストする際にUVAを含んだ紫外線を使っているとしても、UVAの影響は「サンバーン」ではなく、違うところに出てくるため、UVAを防ぐ力は、サンバーンが出てくるまでの紫外線量を元に決定したSPFでは測れないのです。だからこそ、UVAを防止する指標が必要ということで、昨年この記事で紹介している新しい規制ができたのだと思います。また、PA表記はアメリカでも見かけることがありますよ!

    アメリカでの「SPF」という言葉の意味は、以下のFDA公式ページにおける説明もご覧になってくださいませ。
    http://www.fda.gov/Drugs/ResourcesForYou/Consumers/BuyingUsingMedicineSafely/UnderstandingOver-the-CounterMedicines/ucm258468.htm#Q3_What_does_the_SPF

  • 投稿者: okaki

    Yuiさん

    ご丁寧にありがとうございます!
    そうなんですね、日本とアメリカのSPFの定義そのものが違うのかと思っていました。
    英語はそこまで得意ではないのですが、いただいたURL、頑張って読み進めてみますね。

    そしてこれからはPAも表記されているもので日焼け対策したいと思います。ありがとうございます!

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