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ブラジリアン・ブローアウトの新処方「ゼロ」は安全に受けられる?

ブラジルで生まれ、その後アメリカで人気を集めた「ブラジリアン・ブローアウト」というヘアトリートメント技術。

リンジー・ローハン

日本の縮毛矯正と違い、完全なストレートになるわけではないのですが、「自然なカールが残り、髪がまとまりやすくなる」「くせ毛もさらさら&つやつやになる」と、ニコール・リッチージェニファー・アニストンリンジー・ローハンハル・ベリーなど、カーリーヘアを持つ有名ハリウッドセレブたちがこぞって実践したことで有名になりました。

ニコール・リッチー

Entertainment Press / Shutterstock.com

ハル・ベリー

Joe Seer / Shutterstock.com


日本では未認可のこのトリートメント。海外旅行の機会に施術を受ける日本人女性も多かったのではないでしょうか。


ささやかれてきた危険性


この人気のトリートメントに注目が集まるにつれ、そこに含まれているかもしれない〈危険性〉もまた注目を浴びることとなりました。

発端は2007年のアメリカの美容雑誌Allureによる調査記事。

ブラジリアン・ブローアウト製品には、人体に有害な化学物質〈ホルムアルデヒド〉が政府の基準以上に含まれているというのです。ホルムアルデヒドは、接着剤やコート剤、カーペットなどに含まれる化合物。日常においても微量摂取していますが、大量に摂取すると、がんをはじめとする健康への不具合が発生するといわれています。日本では「シックハウス症候群」の原因物質の一つとして知名度をあげました。

実際に、咳、目や喉の痛み、その他、様々な健康上の不具合が、ブラジリアン・ブローアウトを行うサロンのスタッフやカスタマーから報告されています。

トリートメント中に発生する煙の毒性があまりに強いので、施術の間、スタッフやカスタマーがガスマスクを着用するケースもあったといいます。

ガスマスク

動き出した公的機関


数年にわたって危険性が取りざたされていたブラジリアン・ブローアウトと類似のケラチン・トリートメント。ネガティブな報道にもかかわらず、美しい髪を求める女性たちはひきもきらず、ブラジリアン・ブローアウトを行うサロンは一向に減る気配を見せていませんでした。

ところが、度重なるサロン従業員の苦情を無視できず、昨年末よりとうとう公的機関が捜査に乗り出しました。カナダではすでにブラジリアン・ブローアウトをはじめ類似のヘアケア製品で基準以上のホルムアルデヒドを含むものは禁止されていました。アメリカでは、2010年11月にFDAが調査に乗り出し、2011年4月には、労働局が、これらの製品について「危険」という警告を出しました 。


「ホルムアルデヒド・フリー」表示の謎


特に問題とされたのは、それまでのブラジリアン・ブローアウトや類似製品の中には、ネガティブな噂を否定するかのように「ホルムアルデヒド・フリー」をうたっていたものがあった点です。このような表示は、サロンの従業員たちを不当な危険にさらしてしまいます。

なぜ「ホルムアルデヒド・フリー」のはずのブラジリアン・ブローアウトのトリートメントでホルムアルデヒドが発生してしまっていたのでしょうか?

ブラジリアン・ブローアウトをはじめとする多くの「ケラチン・トリートメント」は、ホルムアルデヒドを、別の化学物質の形で水やほかの成分に溶かし込んで含んでいます。ホルムアルデヒドを発生させる成分は、methylene glycol, formalin, methylene oxide, paraform, formic aldehyde, methanal, oxomethane, oxymethylene, or CAS Number 50-00-0、などの名前で表示されるために、ラベルだけ見ると、一見ホルムアルデヒドを含んでいないように見えてしまっていたのです。

今後は0.1%以上のホルムアルデヒドを発生させる危険性がある製品については、その情報を公開するように、メーカーへ指導がなされました。またサロンに対しても、これらの製品を使う場合は、換気システムをしっかり整え、また、従業員が防毒マスクや、手袋などの身を守る手段を選べるようにするべし、という指導がなされました。

美しい髪

これらの公的機関の指導を受け、ブラジリアン・ブローアウト社は製品安全データシートを公開し、それまでの製品を使ったトリートメントによりホルムアルデヒドが発生する危険があったことを認めました。

また、同社はホルムアルデヒドを発生しない新しい処方「ZERO」というラインを新しく発表しました。トリートメントの前にも後にも、もちろん最中にも、ホルムアルデヒドは一切でない=ZEROというのが大きなウリです。

今後は、美しい髪の毛を手にいれるために、防毒マスクをつける必要はなくなる……? かもしれません。


Yui

池嶋 ゆい  Editor / Staff Writer

7年前に渡米。メディア関係の仕事を経て、現在ビーグレンイッシュのライターをしています。好きな言葉は「なせばなる」。好きな香りはベルガモット。いつまでも美しくアクティブな女性たちの秘密を求めて今日も取材に走ります!!

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3件のコメントが “ブラジリアン・ブローアウトの新処方「ゼロ」は安全に受けられる?”に入っています。
  • 投稿者: どんな髪質でも”さらつや髪”になれる! 人気急上昇の『ケラチン・ブローアウト』 | ビーグレンタイムズ【ビーグレン公式オンラインマガジン】

    […] ここ数年アメリカで大人気なのが『ケラチン・トリートメント』というケラチンを用いたヘア・トリートメント法。くせ毛や傷んで広がってしまう髪がまとまりやすくなって、ツヤのあるさらさらの髪になると評判です。 ジェニファー・アニストンやリンジー・ローハン、ニコール・リッチーなど有名ハリウッドセレブ達が続々と実践していることで一大ブームとなった 『ブラジリアン・ブローアウト』も実はケラチン・トリートメントの一つ。 ところが、大人気を博していたブラジリアン・ブローアウトはここ最近になって人体に有害な<ホルムアルデヒド>をFDA(アメリカ食品医薬品局)の基準値以上に含んでいることが問題になりました。そして「ブラジリアン・ブローアウトは人体に悪影響を与える」というニュースが広がり、一時のブームが下火になりましたが、これに代わりホルムアルデヒドを含まない、「安全」をうたった新しいケラチン・トリートメントが続々と登場しています。これらは、ブラジリアン・ブローアウトに対して『ケラチン・ブローアウト』とも言われます。 […]

  • 投稿者: nobuko hasegawa

     自分はシドニーで、美容師をしています。最近のブラジリアントリートメントの液剤から発生する煙がとても不安になっていました。
    オーストラリアは、移民が多く、沢山の髪質の女性がやってきてこのトリートメントをします。生まれたての赤ちゃんまで連れてきます。ある程度の事は知っていても、消費者の美しくなりたいという心理と
    あまりに無知な女性が多いのは、長年美容師として、やってきたものとしてこれが潮時と思っています。でもこれからの若い美容師さんの健康が心配です。

  • 投稿者: Yui

    nobuko hasegawa 様
    コメントありがとうございます。シドニーからの貴重なお声、とても興味深く読ませて頂きました。やはり、「健康」があっての、「美しさ」だと思いますので、これからも美容だけにとどまらず、健康に関する様々な記事をお届けしていく予定でございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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