セラピストのふっくら手肌をつくるハンド&ネイルケア
本格的な冬が到来。寒くて手をこするとカサカサと音がして、指先にはささくれが出来てはいませんか。そんな時は周りの視線も気になり、ついつい手を引っ込め、指先をまるめて隠してしまいたくなりますよね。この季節は、気温も湿度もぐっと下がります。手肌も顔と同様に、皮脂分泌が減り、冷えによって血行も悪くなります。そのため、乾燥がすすみゴワゴワと硬くなりがちです。
「年齢は首と手に現れる」といわれています。9月にご紹介したネックケアに続き、12月はなめらかで若々しい手肌を保つハンド&ネイルケアをご紹介します。手の甲や視線が集中する指先・爪の先まで丁寧にスキンケアをして、思わず見せたくなるふっくら、つややかな手肌をつくりましょう。
「年齢」が現れる⁉︎ハンド&ネイルエイジングサイン
まずは、手肌や爪のエイジングサインをチェックしてみましょう。
【1】肌艶が無くなりシミが浮き出る
【2】節々や血管が目立ってくる
【3】肌荒れ、ごわつき、ささくれる。
【4】「指の付け根」段階的に縦線が現れる
第一段階目:人差し指と中指の間・中指と薬指の間に縦線が入ってきます。(A)
第二段階目:小指と薬指の間・親指と人差し指の間に縦線が入ってきます。(B)
セラピスト自ら実践するハンド&ネイルケア法
セラピストである私たちは、毎日お客様の肌に触れています。私たちの手が荒れていたり、ささくれていたりしては、お客様の大切な肌を刺激してしまうかもしれません。そのため、私たちは自分たちの手肌や爪の手入れに細心の注意を払っています。ここで、私たちが日々実践しているハンド&ネイルケア法をご紹介しましょう。ぜひ、試してみてくださいね。朝晩のスキンケアで、まず顔に触れるのは手です。やわらかくふわふわの手は、スキンケアにも大いに役立ってくれるはずです。
I)エクスフォリエイティング(古い角質の除去)
まず、くすみやごわつきの原因になっている角質をスクラブで取り除きましょう。スクラブの粒子はできるだけ細かく、クリームタイプのものや、クレイを使用したハンドマスクタイプのアイテムが、保湿効果もあるのでおすすめです。スクラブを優しく転がすように、手の甲・指・指の関節・爪の周りまでなじませて、ぬるま湯で洗い流します。
II)マッサージ
顔の肌と一緒で、手肌も毛細血管から栄養や酸素をもらっています。冷えた指先を温めて血行を良くしましょう。肌の色が明るくなり、手肌がきれいに見えますよ。マッサージに使用する私のおすすめのアイテムは、質の良い植物オイルです。良質なオイルは肌を柔らかくふわふわに保ってくれます。私は、マカデミアナッツ油・ホホバ種子油・サフラワー油・ローズ精油などがブレンドされたオイルを使っています。あなたのお好みの香りは何でしょうか?好きな香りを使用するのもお手入れが楽しくなりますよね!
片手直径1㎝くらいのオイルを左手の甲と手の平にのばします。
左手の甲と右手の手のひらを重ねます。右手で左手を支えるようにし、右手親指の腹を使って、左手全体をほぐします。
左手甲の指と指の間を右手の親指の腹で、手首の方に向かって優しく3回づつ流します。
美肌のツボ「合谷」を右手親指で3秒かけてゆっくり押します。5セットくらいを目安にしてください。やや人差し指側に向かって押すと、ジーンと痛気持ちよく響く感じがします。爪を立てないように注意してくださいね。
右手親指と人差し指で左手小指を挟むようにして持ち、左手小指の付け根から指先に向かって、らせんを描くようにマッサージします。爪の付け根を3秒くらいかけてじんわりプッシュします。残りの4本の指も同様に行います。
※爪の付け根は、爪の成長関わるポイントです。右手も同様に①~⑤を行います。
III)モイスチャライジング(保湿)
オイルは肌に浸透していきますので、最後にハンドクリームで肌の表面を覆い、乾燥から手肌を守りましょう。テクスチャーにこだわらず、配合されている成分をチェックしてみましょう。サラッとした使用感でも、保湿に加えて、抗酸化や抗糖化などエイジングケアに有効な成分を含む高機能なハンドクリームだと安心ですね。
塗り方のPOINT
※ハンドクリームが手になじんだら、指先から手の甲~手首に向かって、さっとひとなですると、手肌が明るく仕上がります。
※爪にも忘れず丁寧に塗り込みましょう。
ビーグレン女性スタッフの裏技は?
年末年始の支度で、水仕事も増える時期。毎日のケアで、ふっくらとした若々しい年齢不詳の手肌をつくりましょう。お手入れされたあなたの手は、スキンケアの頼もしいツールです。なめらかなやわらかい手肌で大切な肌を包んであげてくださいね。