意外と厄介!眉に出来るニキビの原因と対処法を徹底解説

気付くと顔に出来ているニキビは、鏡を見るたびに憂鬱な気分になってしまう嫌なものです。なかには、眉の中やその周辺にニキビが出来てしまい、思うように眉メイクができずイライラしたり、つい触り過ぎて肌を傷つけてしまったり、という方もいるのではないでしょうか?今回は、眉周りにニキビが出来る原因とその対処法について徹底解説します。実は、顔のほかのパーツと比べても意外とニキビの出来やすい眉周り。正しい知識と適切な対処の仕方を学んでいきましょう。

そもそもニキビはこのように出来る!毛穴とニキビの関係とは

ニキビが出来るメカニズム

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ニキビが出来るメカニズムには毛穴が大きく関係しています。まず、毛穴の入り口付近で皮脂と古い角質と汚れが混ざり合うと、角栓と呼ばれる塊が出来て毛穴が詰まりやすくなります。すると、毛穴の内部に皮脂が溜まり、そこに常在菌の一つであるアクネ菌が増殖して、炎症を起こし始めるのがニキビの根本的な原因です。本来は、皮脂も古い角質も肌の生まれ変わり(ターンオーバー)とともに体外に排出されていくものですが、それがうまくいかない大きな理由として、以下の2つが挙げられます。

1.皮脂の分泌過多

もともと毛穴の奥には皮脂を分泌するための皮脂腺が備わっていて、そこから分泌される皮脂は、肌の表面を乾燥や外部の刺激からガードする役割を持っています。しかし、過剰に分泌されると排出が間に合わず毛穴を詰まらせてしまうのです。思春期にニキビが出来やすいのは、ホルモンバランスの関係で皮脂が出やすくなっているため。ほかにも、睡眠不足やストレスにより自律神経が乱れ、皮脂分泌を促進させる男性ホルモン(アンドロゲン)が増えたり、中性脂肪の多い食品や血糖値を急上昇させる食品(揚げ物、肉の脂身、炭水化物、甘いお菓子など)を摂取し過ぎたりすることも、皮脂の分泌過多の要因といわれています。

2.ターンオーバーの乱れ

健康的な肌では、新しい肌細胞が生成されると、約4週間目で肌の表面へと成長し、約6週間目には垢となって剥がれていきます。そのターンオーバーのサイクルが乱れると、毛穴の皮脂や汚れがうまく排出されずに詰まってしまいます。いわゆる大人ニキビの原因の一つがターンオーバーの乱れといわれ、エイジング、ホルモンバランスの不調や、強い紫外線、摩擦、乾燥などの肌ダメージなどに起因します。

眉や眉周りにニキビが出来るのはどうして?

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続いて、眉とその周辺にニキビが出来る理由ついて解説します。上記でご説明したような、一般的なニキビのできるメカニズムに加えて、眉ならではのさまざまな原因が考えられます。

1.皮脂を過剰に分泌しやすい

前述のように、ニキビを発生させる原因の一つが過度な皮脂の分泌。実は眉や眉周りは、そんな皮脂が出やすいパーツです。あまり眉がテカっている気がしないのは、毛に覆われていて目立たないだけ。おでこや鼻と同じように脂っぽくなりやすい、いわゆる「Tゾーン」に分類される箇所なので、ニキビが出来やすく、悪化もしやすいといえます。

2.眉のお手入れによる刺激

すぐに伸びてくる眉の形を整えるために、頻繁にお手入れをしている女性は多いと思います。しかし、毛抜きで抜いたりカミソリで剃ったりするのは肌にとっては好ましいことではありません。 肌の表面がダメージを受けてバリア機能が低下し、雑菌の影響を受けやすくなります。また、眉を抜くと、ぽっかり空いた毛穴に皮脂や汚れが詰まって角栓が出来、そこにアクネ菌が増殖してニキビの原因となる可能性があります。

3.眉メイクによる刺激

いつもフルメイクをしている方はもちろん、そうでない方でも、ちょっとした外出の際は「せめて眉だけでも」と、パパッとメイクすることが多いのではないでしょうか。実はそんな普段のメイクによる刺激も、眉のニキビをつくる原因の一つ。特に、芯の硬いアイブロウペンシルは摩擦を起こして肌にダメージを与えやすく、ジェルやリキッドタイプのアイブロウライナーは油分が毛穴に入り込みます。どちらも、雑菌の繁殖を促して、ニキビに繋がる場合があります。

4.メイクやシャンプー、リンス、スタイリング剤の洗い残し

眉は毛が密集しているので、クレンジングや洗顔の際に、しっかり洗ったつもりでも意外とすすぎ残しやすい箇所。また、頭からも近いため、ヘアスタイリング剤がかかったり、シャンプーやリンスをすすいだ水が付着したりすることも。こうして、知らず知らずのうちに眉の毛穴に残った汚れが皮脂と混ざり合って角栓となり、ニキビの原因になります。

5.前髪による刺激

前髪が眉にかかる長さだと、髪についた雑菌が額や眉に触れて繁殖し、ニキビが発生したり悪化したりする原因になります。眉ニキビが気になる場合は、前髪をつくらないのがベスト。もしくは、せめて家にいる時だけでも前髪をピンやヘアバンドなどですっきり上げるようにしましょう。

眉にニキビが出来てしまったら?ニキビのタイプ別対処法

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では、実際に眉にニキビが出来てしまった場合はどうすればいいのでしょうか?ニキビは進行具合によって状態が異なり、その対処法も異なります。一度できたニキビは、放っておくと「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」と順を追って進行していきます。発生しているニキビのタイプを見極めて、適切な対処をすることが重要です。

1.「白ニキビ」の場合

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表面が白くポツッと出来るのが白ニキビの特徴です。まだ皮膚の炎症が起きていないニキビの初期段階で、この時点で治すことができれば、ニキビ跡が残る心配もありません。白ニキビの元になるのは、毛穴に溜まる皮脂です。つまり、ケアするためには皮脂の過剰な分泌を抑え、正常なターンオーバーを促すことが第一。それには、適度な運動や休息でストレスを発散してホルモンバランスを整える、良質な睡眠をとって肌の再生能力を高める、バランスの取れた食生活を心がけるなどがいい方法です。また、ニキビを取り除こうと指で無理に押し出したり、潰したりするのは避けましょう。肌を傷つけて、さらなる雑菌の侵入や炎症を招く恐れがあるからです。

2.「黒ニキビ」の場合

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ホクロのようにも見えますが、よく見ると毛穴に埋もれている黒い物体が黒ニキビです。これは、白ニキビの状態から毛穴に皮脂がさらに溜まって、しかもターンオーバーで排出しきれずに毛穴の出口でつまって固まり、空気に触れて黒く酸化した状態。黒ニキビのケアにも、白ニキビと同じように皮脂の分泌を抑えてターンオーバーを促進することと、むやみに指や毛穴パックなどで押し出さないことが大切です。外部からの刺激はできるだけ避け、毛穴をうるおし柔らかくして、詰まった角栓を排出しやすくする保湿、そして炎症を和らげるために抗酸化ケアを中心としたスキンケアを心がけてください。肌に必要なうるおいは残しながら、余分な皮脂や汚れだけをやさしく落とすクレンジングや洗顔料を選ぶといいでしょう。

3.「赤ニキビ」の場合

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アクネ菌がさらに増殖し、炎症が進んで赤く腫れた状態の赤ニキビ。ニキビ跡が残る可能性がある厄介なニキビなので、できるだけ早くキレイに治したいところです。気になってつい触りたくなりますが、指についた雑菌や刺激が炎症を悪化させかねないので避けましょう。フェイスタオルや枕カバーをきれいに保ったり、洗顔料の洗い残しに気をつけたりして、肌を清潔にすることも大切です。とはいえ、過剰な洗顔は肌のバリア機能を損なう恐れがあるので、一日に朝晩2度の洗顔で十分。

また、赤ニキビが増えると肌がベタつくような気がして保湿がおろそかになりがちですが、肌への刺激を軽減させ、炎症を落ち着かせるために保湿と抗酸化ケアは欠かせません。ニキビの炎症で酸化ストレスが生じると、真皮のコラーゲンやエラスチンが破壊されてしまいます。その結果、クレーターや小さな窪み(陥没)が出来てしまうことにも。これは真皮で起こることなので、回復には年単位の時間を要すことになるのです。

そこでスキンケア選びの際におすすめなのが、自然由来の成分で抗炎症に優れた「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されている製品。炎症を起こして敏感になっている肌をやさしく癒します。また、抗酸化作用に優れるビタミンCを含む製品を選ぶといいでしょう。ただし、炎症が気になる場合は皮膚科に相談することもおすすめします。

4.「黄ニキビ」の場合

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炎症がさらに悪化して、化膿したのが黄ニキビ。赤ニキビ以上に肌がデリケートになっていて、ニキビ跡もますます残りやすい状態なので、自分でニキビを潰して膿を出そうとするのはご法度。それよりも、皮膚科を受診しましょう。自分でできるケアとしては、赤ニキビと同様に、清潔にすること、むやみに触らないこと、保湿と抗酸化ケアをしっかりすること。一般的な薬用ニキビケア製品には、殺菌効果によりニキビを治し、予防はしますが、「ニキビ跡」のケアまではカバーしないものもあります。アフターケアには、抗酸化が有効です。また、ニキビがここまで悪化するということは、普段の生活習慣にも原因が隠れている可能性が高いです。「白ニキビ」の解説で述べたように、良質な睡眠、ストレス発散、食生活の見直しなども今一度、実践してみてください。

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眉毛のニキビを防ぐ方法とは

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顔の中でも皮脂の分泌が多いため発生しやすく、毛が密集しているので気付かないうちに悪化することも多い厄介な眉ニキビ。出来てしまったことで初めて対処するのではなく、日頃からなるべく出来ないように努めたいものです。ここでは、眉ニキビを防ぐためのちょっとした方法をご紹介します。

1. 眉のお手入れとメイク方法の見直し

普段から何気なくしている眉のお手入れやメイクが肌にダメージを与え、ニキビの発生を助長している場合があります。お手入れには、刺激の少ないフェイス用の電気シェーバーや眉用のハサミを使うのがおすすめです。眉メイクの際には、芯の柔らかいアイブロウペンシルやパウダータイプのもの、眉マスカラなどを選ぶと、肌への負担を最小限に抑えることができます。

2. 眉を清潔に保つ

前述のように、眉は意外と皮脂の分泌量も多く、それでいてクレンジングや洗顔、シャンプーやリンスのすすぎ残しをしやすいパーツ。皮脂や汚れが溜まりやすいので、日頃から眉を清潔に保つことを意識してください。シャンプーやリンスをすすいだ水が眉についたままにならないように、シャワーの際には、頭、体、顔の順に洗うのがポイントです。

3.正しいスキンケア

眉ニキビを防ぐスキンケアは、クレンジング、洗顔、保湿の3つが鍵。まず、クレンジングで眉メイクをしっかり落とし、洗顔の際にはすすぎ残しに気を付けましょう。とはいえ、どちらもゴシゴシと強い力でこするのではなく、指の腹を使ってやさしくクレンジング剤や洗顔料をすべらせる感覚で洗ってください。クレンジング選びは、摩擦が少なく肌に優しいジェルタイプがオススメです。洗顔料は、毛穴までしっかり洗うことができると同時に、肌にとって必要なうるおいを残すようなものがベストです。また、洗顔後は、肌のバリア機能を高めてニキビの出来にくい状態を保つために、きちんと保湿してください。

4.生活習慣の見直し

眉にできるものだけに限らず、ニキビ全般に言えることですが、生活習慣を見直して体の中からニキビを作らせない肌環境を整えることも大切です。具体的には、肌ダメージを修復する睡眠をしっかりとること、ホルモンバランスを乱すストレスを溜めないこと、偏った食生活を避けること。これらは、肌のターンオーバーを促したり、皮脂の過剰分泌を抑えたりすることに繋がります。食事に関しては、ニキビのケアには以下のような食材を積極的に取り入れて、栄養バランスの整った食生活を実践しましょう。

ニキビケアにおすすめの食材
●ビタミンA:肌の新陳代謝を促す
・・・ニンジン、ホウレンソウ、カボチャ、レバー、うなぎなど
●ビタミンB群:肌の脂質代謝を整えて、過剰な皮脂分泌を抑える
・・・豚肉、鶏肉、卵、ニンニク、ゴマなど
●ビタミンC:コラーゲンの生成を促し、メラニンを抑制する
・・・ミカンやイチゴなどの果物
●ビタミンE:ホルモンバランスを整える、高い抗酸化作用をもつ
・・・アーモンドなどのナッツ類、ピーマン、アボカドなど

やっかいな眉ニキビには総合的なケアが必須!

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このように、眉ニキビには、眉ならではのお手入れやメイクアップ、保湿を重視したスキンケア、規則正しい生活習慣、そして食生活を整えるなどの総合的なケアが必要です。特に繰り返しできるニキビに悩まされている方は、どれか一つでも欠けていないか見直してみてください。「全て実践しているはずなのに、ニキビが治らない!」という場合は、スキンケアコンサルタントや皮膚科医に相談するのも得策です。眉は、元々の自然な形もさることながら、太さや長さ、色などをメイクで変えるだけでも顔の印象を大きく左右する重要なパーツ。ニキビ知らずの美しく健康的な眉を実現して、気分も表情も明るく華やかに過ごしましょう。

出典

https://otonanikibi-sayonara.com/naoshikata/eyebrowsnikibi/

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