「ノー・プー」のコツは?実際に試してみました
美については自分で試して検証しなければ気が済まない私、早速挑戦してみることにしました。
「頭が臭くなりそう」「髪がベタベタしそう」との不安が頭をよぎりましたが、「これだけ話題になっていて、セレブもやっているのだから、大丈夫!!」と自分に言い聞かせ、まずは、もっともメジャーらしい「ベーキングソーダ」を使った方法に挑戦します。
レモンとベーキングソーダを準備します。はじめにお湯でよく頭を流し、ベーキングソーダのペーストに、エッセンシャルオイル(ティーツリー、ラベンダー、ペパーミント、ベルガモットなど)を数滴添加したもので頭皮をマッサージしています。
頭皮のマッサージが終わったあとは、洗い流し、毛先を中心に、コンディショニング。コンディショナーは、レモンジュースとアップル・サイダー・ビネガーと両方試しました。アップル・サイダー・ビネガーは、やはりお酢の匂いがしてしまうような気がしてなりません。髪を乾かすと、それほどお酢の匂いは気にならなくなりますが、レモンの方がさわやかに仕上がるような気がしました。また、いちいちお酢を薄めたりレモンを絞ったりするのが面倒な方は、薬局で買えるクエン酸を溶かして使うというのもいいかもしれません。
こうして、シャンプーを使わずに過ごすこと数日間。気にしていた頭のベタベタ感ですが、意外なほど感じませんでした。
ノー・プー生活7つのコツ
「ノー・プー」提唱者のロレインさんによれば、ノー・プー生活のためには以下の7つを意識するとよいそう。
1) コンディショナーやヘアプロダクトの成分表示ラベルをよく読む
シリコンが含まれるプロダクトは避けるのがベター。シリコンは、確かに一時的に髪をツヤツヤにしてくれるのですが、結果的には髪を重たくしてしまいます。また、シリコンが含まれているコンディショナーやスタイリング剤を使ってしまうと、結局そのスタイリング剤はシャンプーでないと落とすことができないので、ノー・プーするならシリコンが入っているものも避けた方がよいのです。
シリコンが含まれるものは成分名の終わりが「…one」となっていることが多いのでわかります。オススメは、シリコンの代わりに、以下の成分が含まれているコンディショナーです。
シアバター、ベジタブルオイル、オリーブオイル、小麦胚芽、小麦、小麦胚芽、大豆プロテイン、パンテノール、ベジタブルグリセリン、ソルビトール、アミノ酸、アロエベラetc.
2) 頭皮の汚れをレモンで取り除く
普段使っているコンディショナーに同量のレモン汁を加えて髪を洗うのもオススメ。頭皮がさっぱり・すっきりします。
3)頭皮の余計な角質を取り除く
ブラウン・シュガーで頭皮をスクラブして余計な角質を取り除きましょう。
4)ラベンダー精油のミストを利用する
ラベンダーのエッセンシャルオイルを水にまぜて、ヘアミストを作りましょう。外出の前にひとふきすれば、よい香り。またラベンダーは香りだけではなく、殺菌効果など、髪を清浄にしてくれる働きがあります。
5)ブラッシングをしすぎない
髪と頭皮によいと言われるブラッシングですが、やり過ぎはキューティクルを傷める原因に。髪をとかしすぎるのはやめましょう。
6)ドライヤーで乾かさない
ドライヤーの熱は髪が痛む原因になるので、なるべく髪の毛は自然乾燥するのがおすすめです。髪を濡らしたままだと風邪を引いてしまいそうな冬や、急いで外出の必要があるなど、どうしてもドライヤーを使わなければならない場合は、「低」の設定でするようにと勧めています。
7)髪にあまり触れない
髪がベタつく原因の多くは手の油分です。あまり髪をいじりすぎないようにしてサラサラなヘアを保ちましょう。
ノー・プーを試してみた結果
ノー・プーを実践して数日。
髪が薄くてぺったんこなのが悩みな私でしたが、気づくとふわっとボリュームが増えた気がしました。さらに、わたしは髪にツヤを出すスタイリング剤をつけているのですが、それを付けなくても髪の毛に自然なツヤが出て聞います。自然な洗髪をしている~♪という感覚が一番気持ちいいです。また私はエッセンシャルオイルの自然な香りが大好きなので、そこも気に入りました。
爆発するくせ毛に悩んでいる方は、ぜひノー・プーを試してみてください。
参考
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=102062969Is No
http://www.hairboutique.com/blogs_p/index.php/2010/07/06/is-no-poo-politically-correct/