秋の“疲れ顔”をクリアにする、くすみ知らずのマッサージに挑戦!
肌寒い日が次第に増え、湿度も低下していく秋。冷えによる血行不良や肌の乾燥が招く“疲れ顔”が気になる季節です。そこで、くすみケアを強化したスキンケアに加えて、取り入れてもらいたいマッサージをご紹介します。
今回は、普段のスキンケアではあまり触れない頭や首回り、そして「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎ周辺などをほぐしましょう。過去に、ビーグレンのイベントにご登場いただいた美容家・本島彩帆里さんも実践されているそうです。体の血行やリンパの流れを良くすることで、顔のくすみの改善も期待できます。
1)頭皮
頭頂部にある百会(ひゃくえ)は、自律神経を整えて全身の血行促進を促すツボ。ゲンコツをした手の第二関節を頭に垂直に当てて、刺激します。
2)首〜鎖骨
耳の後ろから鎖骨(A〜C)まで、上から下に指をすべらせます。顔周りの老廃物を流すことで、より透明感のある肌へ近づきます。
A
B
C
3)鎖骨
全身を巡ったリンパ液が集まり、老廃物も溜まりがちなのが鎖骨。まず、左手の人差し指、中指、薬指を右の鎖骨のくぼみに当て、やさしくほぐします(A)。そのまま、肩の方へ向けて手をすべらせて、滞(とどこお)りを流してください(B)。反対側も同様に行ってください。
A
B
4)脇
首や肩のように凝りやすく、老廃物も溜まりやすいのは脇の下です。そこにあるリンパ節をほぐすと、主に上半身の血流とリンパの流れに働きかけて、くすみや冷えなどの改善を期待できます。
A
左腕をL字に上げ、右手の親指以外の指を脇の下に深く入れます。親指を脇の前に添えて、手のひら全体を使って揉みほぐしましょう。反対側も同様に行います。
B
左腕を逆L字に下げ、脇の前辺りを右手の親指以外の指で刺激します。反対の腕も同様に。
5)くるぶし
足の内側にある内くるぶしは、「老廃物の溜まり場」とも呼ばれるリンパ節がある場所。内くるぶしの後ろを親指で刺激することで、滞りを流します。続いて紹介するふくらはぎのマッサージと併せて行うのがおすすめです。
6)ふくらはぎ
下半身に溜まった血液を心臓まで戻すポンプのような役割をするのがふくらはぎ。マッサージすることで、全身の血行とリンパの流れに働きかけます。手をふくらはぎの後ろに当て、親指をすねの骨に沿わせて下から上へ撫で上げましょう。
マッサージのポイント
どのマッサージも、体の形に沿って手を密着させながら、撫でるようなタッチで行うのがポイントです。ただし、触ると固く凝っている箇所は、イタ気持ち良い程度の圧をかけてもOK。一つの動作をゆっくり5回〜10回ほど行ってください。
このように、全身を巡る血液やリンパの滞りを流すことが、顔のくすみの改善につながります。それだけでなく、免疫力を高めたり、むくみを解消したりする効果も期待できるので、まさに一石二鳥。肌の調子が冴えないとき、つい顔にばかり目が行きがちですが、体をケアしたり、生活習慣を見直したりと、別の角度からも肌に良いことを取り入れていきたいものです。