日常に潜む大人ニキビの意外な原因

思春期のころはそうでもなかったのに、大人になってからニキビが出来るようになった、という方も多いのではないでしょうか。私もその一人で、社会人になってから突然ポツッとニキビが出来るようになってしまいました。たまに起きることだったのであまり気にしていませんでしたが、40代になってからその頻度が増え、度々ニキビに悩まされるようになってしまいました。

大人ニキビはホルモンバランスの乱れが主な原因だと言われます。特に女性はアラフォーあたりから女性ホルモン（エストロゲン）の減少によってホルモンのバランスが乱れやすくなりますので、このころから大人ニキビが出来る方も多いようです。ホルモンバランスの乱れは、ストレスや睡眠不足、食生活の偏りなどの生活習慣も深く影響しますので、毎日の生活を見直すことが大切です。

その他にも肌の乾燥やターンオーバーの乱れなど大人ニキビにはさまざまな原因が考えられますが、普段何気に使っている物やニキビケアのつもりでしていることが実はニキビの引き金になったり、ニキビを悪化させたりすることもあります。

ヘアケア製品

意外に多いのがヘアケア製品による肌荒れです。シャンプーを変えたらニキビが出来たという経験はありませんか。特に髪の毛の生え際や首、デコルテ、背中などにニキビが出来る場合は、普段使っているシャンプーやヘアースプレーなどのヘアケア製品に原因があるかもしれません。シャンプーやリンス剤はよく洗い流して、スプレーなどの整髪料はなるべく顔にかからないように注意してください。

摩擦

摩擦は肌への刺激になり、炎症を起こします。過度なマッサージや、頻繁にスクラブで角質ケアをしたり、ナイロンなどの化学繊維やブラシでゴシゴシと洗顔したりするのはNGです。マッサージをする際は、スクワランオイルなどを使い、あまり力を入れ過ぎないようにしてください。また、熱いお湯ですすいだり、一日に何度も洗顔したりすると肌が乾燥して角質が厚くなり、ニキビを引き起こす原因になります。洗顔はぬるま湯ですすぎ、一日に2回までに止めましょう。

使用期限切れのメイクアップ製品

普段使っているメイクアップ製品をご存知ですか？製品によりますが、未開封で製造日から3年間、開封後の有効期限は保存状態や製品によって違いますが、半年以内に使い切るのが望ましいです。また、たとえ未開封でも保存状態によっては品質が劣化する可能性があります。変色したり、成分が分離したりした場合は注意が必要です。メイクアップ製品は知らずに何年も使ってしまいがちですが、特にアイメイク製品は目の粘膜近くで使用するので注意が必要です。マスカラやリキッド状のアイライナーは開封してから3カ月以内に使い切るのが理想的です。また、デリケートな唇に塗る口紅やグロスなどは半年以内に使い切るようにしましょう。ファンデーションはリキッド状やクリーム状は1年以内、パウダー状は2年以内を目安にしてください。手元の化粧ポーチを見直して、古い製品は処分しましょう。