空気を洗うエコプラント8選。おうち時間を快適にするNASA公認 “自然のチカラ”

外に出て新緑の美しい季節を満喫したいところですが、今はおうちで過ごすことが最も安全なアクティビティー。新型コロナウイルスの影響で感染症や病原菌に敏感になっている今だからこそ、空気中の汚染物質を浄化してくれる「エコプラント」を取り入れてみませんか?NASA(アメリカ航空宇宙局)公認の自然が持つチカラで、おうち時間をもっと快適するエコプラント8選をご紹介します。

シックハウス症候群も予防!エコプラントの凄まじい効果

空気を洗うエコプラント8選。おうち時間を快適にするNASA公認 “自然のチカラ”

室内で育てられる観葉植物にはたくさんの種類がありますが、キレイな空気を排出してくれるエコプラントなら、掃除をこまめにしていても空気中に漂う汚染物質を除去することができます。その実力と効果は、NASA(アメリカ航空宇宙局)が長年に渡り、宇宙ステーションやスペースシャトルなどで行っていた「植物による大気汚染の浄化」の研究リサーチで証明済みです。

お部屋に置いてある家具や装飾品、建材や塗料などからは「シックハウス症候群」の要因にもなる揮発性有機化合物が放出されている場合も。エコプラントは、こうした有害物質やカビ、バクテリア、外から持ち込まれた菌など、空気中に漂う目に見えない汚染物質を除去し、アレルギーや健康障害などの予防にも効果を発揮してくれます。

エコプラントがもたらす主なメリット
・目、鼻や喉などの炎症を軽減
・咳、呼吸を楽にする
・ストレスの緩和
・集中力を高める

 

おうちで森林浴気分。空気清浄効果の高いエコプラント8選

空気を洗うエコプラント8選。おうち時間を快適にするNASA公認 “自然のチカラ”

長引く新型コロナウイルス禍では、おうちから一歩外に出ればマスクを着けて、ソーシャルディスタンスを気にしながら過ごす日々に「コロナうつ」「コロナ疲れ」といったメンタル的ストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。「肌は、心の鏡」といわれるほど、ストレスが溜まって心と体のバランスが崩れると、ニキビなどの肌荒れを引き起こしてしまいます。

エコプラントは毎日の手入れが大変なイメージもありますが、これから紹介するエコプラント8選ならズボラさんでも簡単。電気やガスなどを必要としない地球にも優しいオーガニックな空気対策で、おうちで森林浴気分を満喫しましょう。

1. スパイダープラント(オリヅルラン)

空気を洗うエコプラント8選。おうち時間を快適にするNASA公認 “自然のチカラ”

空気清浄効果の高いエコプラントの中でも、丈夫で育てやすいと定評のスパイダープラント。土の表面が乾いてきたら水やりをすれば良いので、ガーデニング初心者やうっかり水やりなどを忘れがちな人にオススメです。

スッと伸びた葉の間からランナーと呼ばれる茎が伸びて、茎の先に呼び名の由来にもなる「スパイダー」または「折り鶴」の形を思わせる小さな株が育ちます。この子株はカットして水に差しておくだけで根が付くので、新たに増やしていくのも簡単!

春から夏にかけて小さな花を咲かせてくれるので、グリーンだけでなくお花も楽しめます。

置き場所:直射日光を避けた、明るい日陰。

2. スネークプラン(サンスベリア)

空気を洗うエコプラント8選。おうち時間を快適にするNASA公認 “自然のチカラ”

「枯らしてしまう方が難しい!」といわれるほど丈夫で、うっかりさんやズボラさんには最適のエコプラントです。刃のような鋭い葉の形状から、アメリカでは、別名「Mother-in-Law’s Tongue(お姑さんの舌!)」とも呼ばれています。

乾燥した状態を好むため、定期的な水やりは必要ありません。土がカラカラに乾燥していたらあげるくらいで十分に育ちます。

置き場所:湿気の少ない場所なら直射日光から半日陰までと許容範囲は広い。寒さには弱いので冷暗所は避けてください。

3. ドラセナ

空気を洗うエコプラント8選。おうち時間を快適にするNASA公認 “自然のチカラ”

ドラセナ(※)は40を超える種類があり、カラーや形状などインテリアに合わせて選ぶことができるスタイリッシュなエコプラント。1mくらいの高さに成長するものも多く、大きめの鉢が置けるスペースが必要です。

水やりのタイミングは、土が乾燥したときが最適。また、水やりとは別に、葉水(霧吹きで葉に水を吹く)すると生き生きと育ちます。

置き場所:耐陰性もありますが、直射日光を避けた明るい場所がベターです。

※ドラセナには毒性があり、犬や猫などが葉っぱなどを間違えて食べてしまうと危険なので、ペットのいるお宅には注意が必要。

4. フィカスベンジャミン

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原産地の東南アジアやオーストラリアでは、30mもの巨木に育つベンジャミン。室内でも環境が整えば3m程にも生育する丈夫な木です。「幸せを呼ぶ多幸の木」と言われ、ギフトにも人気。

日光を好みますが、耐寒性もあり、0℃以上の気温になればパティオやベランダなどの屋外にも置くことができます。

土が乾いたら、鉢底から流れるくらいにたっぷりと水を与えましょう。受け皿に溜まった水は根腐れの原因になるので捨ててください。

置き場所:日当たりの良いところ。

5. ピースリリー

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半日陰を好み、小さなサイズならデスクの上や洗面所、トイレのようなコンパクトな場所にも置きやすいプラント。開花時期が長いため、夏を通して花が楽しめます。

土は、水を与え過ぎない程度にいつも湿った状態にしておきます。

ピースリリーを育てる際の注意点
・毒性があり、小さな子どもやペットがうっかり口に入れてしまうと危険なので注意しましょう。
・開花時期には香りと花粉が放出されるため、アレルギーの人は注意が必要かもしれません。

 

置き場所:半日陰が好ましい。

6. ボストンファーン(ボストンタマシダ)

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湿った環境を好むため水分をしっかり与えれば、柔らかな葉が茂り、フサフサとしなやかに垂れ下がるグリーンが目を楽しませてくれます。葉が枯れてしまっても、根が生きていれば春には新芽が生えて、育ってくれる丈夫なプラントです。

土は常に湿らせた状態をキープ。月に一度はたっぷりと水やりをしてあげましょう。乾燥しやすい夏や暖房を使う冬は、水吹きでこまめに葉水してあげると、瑞々しいグリーンを保ちます。

置き場所:間接光のある明るいところ。お風呂場や洗面所など水回り近くなど。

7. セフリジヤシ

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竹に良く似た幹と南国風のヤシの葉という和洋折衷な雰囲気を持ち、どんなインテリアにも合わせやすいセフリジヤシ。成長はゆっくりですが、4m近くまで育つので、ヤシ風の葉がお部屋に優しい日陰を作ったり、外からの目隠しになったりとナチュラルなカーテンのように利用してみるのも素敵です。

乾燥に弱い植物なので、表面の土が乾いたらしっかりと水を上げましょう。また、週に1~2回は葉水をして葉の乾燥を防ぎます。

置き場所:耐陰性もありますが、直射日光を避けた、明るい場所がベター。

8. アロエベラ

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多肉植物の仲間なので育てやすさ抜群のアロエ。肉厚な葉の内部には抗炎、抗菌作用など薬効成分が含まれ、化粧品や薬にも使われています。キッチンの窓辺に置いておけば、調理中の軽い小さな火傷の応急処置に役立ちます。

乾燥にとても強く、放っておいても枯れる心配は少ないため、土がカラカラになっているようなら水をあげるくらいで大丈夫。水はけを良くし、くれぐれも水をやり過ぎないように心がけましょう。

置き場所:太陽がしっかり当たる窓辺。

外ではマスクと不安ばかりだから #おうちですごそう

アメリカの生活もこの1ヶ月で大きく変わり、政府や医療機関からの推奨で、マスク着用に否定的な姿勢はすっかり消え、今では外出時のマスク着用が当たり前のようになってしまいました。マスクに慣れていないアメリカの人たちが、マスクやバンダナ姿でソーシャルディスタンスを守りながら買い物している風景に、みなさん本気でウイルスとの戦いをしているのだなと実感させられます。

空気を洗うエコプラント8選。おうち時間を快適にするNASA公認 “自然のチカラ”

「#Stay at home」「#おうちですごそう」と、世界中で呼びかけられているメッセージが示すように、今、一番安全な場所は「自分の家」です。だからこそせめて、おうちの中ではマスクと不安を外し、大きく深呼吸。心身ともにリラックスして過ごせる空間づくりを始めてみませんか。

外出もままならず、人と会うことにも制限のある中では、ストレス発散の方法も限られてしまいますが、エコプラントの力を借りれば、確かなヒーリング効果が望めます。グリーンを見ることで気持ちが安らいだり、葉に触れたり手入れをすることで癒されたりすれば、コロナ禍で滅入りがちな気分も晴れやかに。おうち時間をより快適に楽しむための工夫をしながら、厳しい時期を一緒に乗り越えていきましょう。

参考

GREATIST / 9 Air-Purifying Indoor Houseplants That Are Hard to Kill
https://greatist.com/connect/houseplants-that-clean-air#9-houseplants

healthline / The Perks of Being a Plant Lover
https://www.healthline.com/health/importance-plants-home#moods

この記事を書いたライター

Beauty Lifestyle Writer

サンディエゴの日系出版社にて勤務後、東海岸への引っ越しを機にフリーランスライターに。再び南カリフォルニアに居を移し、窓から見える青い空とパームツリー、窓際で昼寝をしている愛犬を眺めているのが目下最大の癒しです。

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