安心、感動、喜びをお届けしたい「ビーグレンのこだわり」 〜容器、品質管理〜
ビーグレンは、自信を持って皆様にお使いいただける製品を生み出していくために、常に変化し続ける企業であることを目指しています。ですが、「変化」と言ってもどんどん新しく製品を開発し発売していくのではなく、一つ一つの製品を研ぎ澄ましていくことがビーグレンのポリシーです。お客様のニーズに柔軟に対応し、成長という名の変化を遂げていくべきだと思っております。
「こんな製品がほしい」「この容器は使いづらい」など、お客様から寄せられるご要望はさまざまです。すべての声にお応えできることが理想的なのですが、私たちのなかで決してぶれることのない「こだわり」を持ちながら、その問題解決に日々取り組んでおります。
そんな私たちのこだわりの一つとして、今回はそれぞれの製品ボトル(容器)のお話をしたいと思います。容器には、化粧水、美容液、クリームなどが入るプラスチックの小さな入れ物という枠を超え、製品の品質を保つための「秘密」が隠されているのです。
デリケートで繊細な性質を守るために
スキンケア製品は、肌に直接触れるものであるからこそ、その性質はとてもデリケートで繊細なものです。だからこそ容器の選定の際にとても重要になるのが、製品の中身を守ること。光と酸素で劣化してしまう内容物を、長く新鮮に保つために、容器にはさまざまな仕組みが凝らされています。
「Cセラム」に含まれるピュアビタミンCは非常に繊細なため、安定した状態で長期間鮮度を保つことが難しい成分です。発売を開始したころの「Cセラム」は、旧型のエアレスポンプ型の容器を用いていましたが、ポンプから液漏れする課題がありました。それを解決するために容器の試作とテストを重ね、遮光することで中身を守るアルミニバリアチューブと、空気を一切入れないエアレスノズルが、それらの問題を解決に導いたのです。
逆に遮光することで「あとどのくらい残っているのか分からない」という声も、お客様からいただきます。そのご意見を元に思考錯誤を重ねたなかで、「 QuSomeリフト」は、遮光し製品の品質をしっかり保ちながらも、半透明で残量が分かる容器が採用されました。
容器は、バルク(内容物)との相性もとても重要となります。容器の素材とバルクとの相性、製品化の前に長期間の耐久テストと品質確認を何度も行うことも、内容物を守るための大切なプロセスとなります。液状、クリームなどバルクの粘度・性状によって、ポンプ式では相性が悪く、チューブ式の方が適正な場合もあり、もちろんその逆もあるのです。
こだわりはもちろん、見た目も重視
さてここまでは、製品のバルクに関係する私たちのこだわりをお話しいたしました。容器に関することは、それだけではありません。
容器のデザインをするなかで大切にしているのが、私たちがビーグレンの特徴でもあるサイエンス感を色調ベースで表現すること。そして、手に取る際に瞬間的にどの製品なのかを、容器の形状とカラーコード(色玉)で判別できるように設計しています。カラーコードは日本の古代色をベースに選び、四角の色玉は着物の帯留めをモチーフにデザインしています。ビーグレンはアメリカ生まれの企業ですが、 常に気持ちは日本と結びついているのです。
ビーグレンは現在のところ、店頭販売の形は取っておりません。ですので、お客様がまず目にするのは、ウェブサイトの製品写真。その印象はもちろんのこと、ご注文いただいた製品が実際にお客様のお手元に届き、手にされた際に、箱と容器が写真で見た印象よりもさらにいい製品だと思っていただけることを目指しています。
また、ボトル、パッケージのデザイン次第で、製品に対する愛着やお手入れへのモチベーションも不思議と変わるものです。毎日のお手入れ時に製品を手に取るたびに、少しでも楽しい気持ちになっていただける「ものづくり」にこだわっています。
いかがでしょうか。普段、何気なく手にされている容器かと思いますが、今晩のお手入れの際に少しでもこのことを思い出して、ぜひじっくりと見ていただけたらうれしいです。ビーグレンはこれからも、お客様が製品を手にされた時の安心、感動、喜びにつながるよう、日々変化を続けていきます。