【Q&A】ビーグレンがお答えします!夏の紫外線__Vol.2
ビーグレン製品とともにお届けしている小冊子『ビーグレンイッシュ!』(初夏号)では、紫外線に関する肌悩みやスキンケアの疑問を募集しています。今回は、主に日焼け止めやUVカット効果のある製品にまつわるお悩みをご紹介。ここで掲載させていただく以外のご質問にも、スキンケアコンサルタントが順次メールなどでお答えしておりますので、今しばらくお待ちください。
目次
Q1. UVカット製品を使った日の洗顔方法は?
Q2. 日焼け止めの選び方を教えて!
Q3. 紫外線はビタミンC入りの製品に良くない?
Q4. 日焼け止めとBBクリームは併用する必要がありますか?
Q5. メイクの有無で、日焼け止めの塗り直し方を知りたいです
Q1. UVカット製品を使った日の洗顔方法は?
「UVカット成分が入った化粧品をつけた時は、クレンジングや洗顔を特にしっかりした方がいいのでしょうか?肌へのダメージや乾燥しないかが心配で、いつものケアしかしていません。」(福岡県/ごまりす様/30代後半/混合肌)
A1
日焼け止めや化粧下地などのUVカット成分が入った製品が肌に残ったままだと、毛穴に詰まったり、酸化したりなど、肌に悪い影響を及ぼします。そのため「しっかり落とすこと」は大切ですが、むやみに洗浄力の高いクレンジングを使ったり、洗顔の際に手で顔をゴシゴシこすったりしてしまうと、逆に肌にダメージを与えてしまうのでNGです。
汚れはしっかり落としながらも、うるおいは残し、肌にやさしいクレンジングや洗顔料を選ぶのがポイントです。また、洗顔の際には、クレンジングや洗顔料を顔の上にすべらせるようになじませて、ぬるま湯ですすいでください。
また、お手持ちのUVカット成分の入った製品の説明書をチェックして、どのように落とべきか知るのも良い方法です。目安としては、ウォータープルーフなど油分の多い成分は落としにくいので、クレンジングと洗顔をダブルで行うのがおすすめ。最近では軽い感触で、洗顔のみで落ちる日焼け止めもあります。
そして、可能であれば日没後はすぐに洗顔してしまうのが一番です。例えば、夕方ご帰宅されたら、すぐに洗顔してスキンケアをしましょう。
Q2. 日焼け止めの選び方を教えて!
「日焼け止めの選び方を知りたいです。数値が大きいものは、肌に負担をかけると聞きました。成分で選ぶ場合、どんなものが含まれているものが望ましいかなど、肌タイプ別にも知ることができるとうれしいです。」(福岡県/楓様/20代後半/乾燥肌)
A2
はい。SPFの数値が高ければ効果は高いですが、その分、肌への負担や刺激も強いのです。夏の日中に外出するときやレジャーに出かけるときはSPF50+の日焼け止めを、室内で過ごすならSPF30ほどのものを使用するなどして、使い分けてください。また、日焼け止めに使われる成分は、大きく4種類に分けられます。
【日焼け止めに使用される成分】
①紫外線吸収剤
②紫外線散乱剤
③水や油などの基材
④保湿剤などのその他の成分
紫外線をカットするために使われるのが、①紫外線吸収剤と②紫外線散乱です。紫外線吸収剤は、紫外線を吸収する薄いスポンジを肌にのせるイメージで、紫外線散乱剤は、肌の上にふんわりとUVカットのベールをかけるイメージです。肌への負担は散乱剤の方が軽い傾向があります。しかし、現在の原材料や加工技術の進歩により、吸収剤でも肌への負担を極力抑えた製品も登場しています。
特徴 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
紫外線吸収剤 | 紫外線を吸収し、紫外線を熱エネルギーなどに変えることで紫外線の影響を防ぎます。多くの日焼け止めに使われています。 | 透明性が高く、白浮きがありません。伸びが良く、汗で崩れにくいのもメリットです。 | 肌の表面で化学反応を起こすため、人によっては赤みや痒みなどのアレルギー反応を起こすことがあります。 |
紫外線散乱剤 | 鉱物由来の成分で、受けた紫外線を散乱・反射させることで、肌へのダメージを防ぎます。 | アレルギー反応が少なく、敏感肌や子どものデリケートな肌におすすめです。パッケージに「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」の表示があれば、紫外線散乱剤を使用していることを示します。 | 水にも油にも溶けず、粉でできているため、乾燥しやすく、白浮きしやすいデメリットがあります。 |
そして、③水や油などの基材でテクスチャーや使い心地を調整し、④保湿剤などのその他の成分で、製品ごとの特徴を出しています。保湿成分や美白成分が含まれているものや、化粧ノリを良くする成分が含まれているものなどさまざまなので、どんな美容効果を期待するかで、選んでみてください。例えば、楓さまは乾燥肌ということでしたら、やはり保湿効果の高い製品をお使いになるのが良いでしょう。その場合は、代表的なうるおい成分「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「NMF(天然保湿因子)」などが配合された製品がおすすめです。
さらに、日焼け止めのタイプやSPF値の解説など、詳しくはこちらの記事をご参照ください。
『紫外線・シミ・くすみ対策を徹底解説! VOL.2 アウタービューティー編』
Q3. 紫外線はビタミンC入りの製品に良くない?
「美白成分、ビタミンCを塗って紫外線を浴びるのは肌に逆効果って本当ですか?」(神奈川県/tsuttyan様/20代/乾燥性敏感肌)
A3
「逆効果」と一概にはいえません。ただし、日中用のホワイトケア製品やビタミンCの入った製品を使って外出する際には、必ず日焼け止めやUVカット効果のある下地などをつけてください。例えばCセラムは、つけてから紫外線をそのまま浴びると製品の色が変化する場合があり、それが顔のくすみに見えることがあります。
朝つけた日焼け止めも、汗で流れたり、数時間経つと効果がなくなったりしますので、しっかりつけ直してください。夏に一日中外で過ごす予定があるときや、日焼け止めの塗り直しが難しいというときは、ビタミンCが含まれる製品を夜だけ使用するのも良い方法です。
Q4. 日焼け止めとBBクリームは併用する必要がありますか?
「今、私が使用しているBBクリームは日焼け止め効果もあるものなのですが、それでも日焼け止めを塗る必要がありますか?」(秋田県/ちゃんし様/20代後半/普通肌)
A4
はい。重ねづけをすることでSPFが足し算になるわけではありませんが、例えばBBクリームが途中で落ちてしまっても、日焼け止めは肌に残るなどして、紫外線対策の強化にはなります。
また、日焼け止めだけでも、クリームやローションなどの塗るタイプから、スプレーやパウダータイプまで幅広くあります。例えば下地をつける前にクリームタイプのもの塗り、メイクの後からさらにパウダーで仕上げるなどしても良いでしょう。
Q5. メイクの有無で、日焼け止めの塗り直し方を知りたいです
「家が北西向きで、15時~17時は家の奥にいても直射日光のような強さの光が入ってきます。日焼け止めを何度も塗り直さなければいけない、とは分かっているもの、何度も塗り重ねることでの肌への負担が気になります。化粧しているとき、薄く化粧しているとき、すっぴんのときそれぞれの日焼け止めの塗り直し方を知りたいです」(東京都/もっちゃん様/30代後半/混合肌)
A5
すっぴんのときは、塗り直しの前にしっかり保湿。そして、化粧をしているときは、汗や余分な皮脂をティッシュオフするところから始めましょう。日焼け止めを塗り治すことによる負担よりも、紫外線による負担のほうが肌にとって良くないと考え、以下のような方法でしっかり塗り直してくださいね。
1)すっぴんのとき:
まず化粧水とQuSomeモイスチャーゲルクリームのような、肌にすっとなじむゲル状ながら、しっかり保湿してくれるクリームをつけます。それから日焼け止めを塗りますが、日差しが直接入る場合は、外出するときと同じようにSPF50+などUV効果の高いものを塗るのが無難です。直射日光が入らない場合でも、電気をつけずに部屋の中が明るいということは紫外線が入ってきている証拠です。SPF30程度の日焼け止めを塗りましょう。
2)薄く化粧をしているとき:
化粧下地とBBクリームを軽くつけている程度の軽い化粧をしている場合は、まずティッシュオフをして余分な皮脂をとります。2枚重ねになっているティッシュが多いので、それを1枚剥がして、顔にあててやさしく押さえます。それから日焼け止めやUVカット効果のある下地をつけます。
3)しっかり化粧をしているとき:
2)と同様に、まずはティッシュオフ。そして、ファンデーション用のスポンジのきれいな面で顔を全体的にとんとん軽く押さえて崩れを整え、日焼け止めやUVカット効果のある下地をつけます。それから、スポンジでファンデーションをとんとん押さえるようにつけます。仕上げに、UVカット効果のあるフェイスパウダーをさっとつけると、UV対策を強化できるだけでなく、化粧崩れも最小限に抑えることができます。
日焼け止め選び、使い方に迷ったらご連絡ください
紫外線は、肌の大敵。夏はもちろん、年間を通してしっかり日焼け止めやUVカット製品を使いたいものです。でも、肌質や生活パターンなどによって、選び方や使い方も異なってきます。ささいな疑問でも、ぜひお気軽にメールや電話、チャットで、スキンケアコンサルタントにご相談ください。選び方、つけかた、塗り直しの仕方、アフターケアまで、しっかりサポートさせていただきます。
<スキンケア相談・カウンセリング>
フリーダイヤル:0120-329-414
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