この夏、次にフォーカスしたいのは「ボディ」
街を歩いていて、 服から覗く素肌がきれいな人を見かけると、思わずはっと目を奪われますよね。私は職業柄でしょうか、「とても丁寧に日々、お手入れをされているのでしょう」と感心してしまいます。特に肘はお手入れのバロメーター。肘を見るとどれくらいスキンケアやボディケアをこまめにされているかよく分かります。
顔の美白やエイジング対策はしっかりされているという方も、ボディのお手入れは後回しになりがちです。うっかり紫外線に当たったり、傷跡が残ったり、下着でこすれた色素沈着が年々濃くなってきたり……。体の肌も、顔の肌同様に時を刻んでいます。
肌年齢を進める原因の一つである紫外線量が増え、肌の露出も増える夏を迎える今こそ、ボディケアを見直す時なのです。そこで今回は、透明感のある艶ボディを手にいれる方法をご紹介します。
まずは、ボディがくすむ原因を説明しましょう。
日焼け
ボディの肌も顔と同じで、ターンオーバーが行われています。日焼けした皮膚は自然と代謝され、肌の色も元に戻りますが、ターンオーバーが乱れていると古い角質が代謝されず、長い間日焼けの名残が肌にとどまってしまいます。乾燥
水面に光が反射するとキラキラ輝くように、肌細胞も水分がたっぷりある状態は透明感があり艶やかです。ところが肌は、水分が不足するとくすんできます。暑い季節は、汗や湿気により肌は一見しっとりしているようですが、紫外線による影響で肌細胞の水分は失われ、乾燥が進み、肌の透明感や艶が失われている可能性があります。摩擦による色素沈着
肌に強い摩擦が加わると、 防御機能としてメラニン生成が行われ、色素沈着につながります。お風呂で体を洗う時にナイロンのタオルでゴシゴシこすったり、きつい下着による摩擦も原因と考えられます。◆艶ボディへの近道◆
〜In Bath Care〜
ターンオーバーの周期を整える
ターンオーバーの周期を乱す原因には、血行不良や睡眠不足があります。お風呂はシャワーではなく、湯船につかりましょう。少しぬるめのお湯(38~40℃)につかりリラックスすることで、副交感神経が優位になり血行が促進され新陳代謝がスムーズになります。
ポイント
アロマオイルなどでお気に入りの香りをプラスすれば効果がアップします。安眠効果のあるラベンダー・オレンジ・クラリセージなどがおすすめです。
余分な角質を取り去る
余分な古い角質がはがれずに肌表面に残っていると、くすんで見えるだけでなく、毛穴を詰まらせ、吹き出物やガサガサ肌の原因になります。手でボディソープを泡立て、泡で肌を包むように優しく洗った後、ボディ用の角質除去ジェルやスクラブでお手入れをすると、余分な角質がなくなり肌に透明感が出てなめらかになります。
ポイント
やり過ぎて必要な角質まで取り去ってしまうと逆に乾燥を招きますので、肌のコンディションに応じて行いましょう。
〜Out Bath Care〜
保湿
肌が乾燥することで、未熟な細胞がどんどん代謝されるという防御反応が起こり、正常な細胞が正しい周期で代謝されなくなってしまいます。そうすると、肌が硬くゴワゴワしてくすんでしまいます。
ポイント
お風呂上がりにボディローションなどで保湿すると、透明感のある健康な肌を保つことができます。
透明感を引き出す保湿剤の塗り方
●お風呂上がりは急激に肌が乾燥します。タオルで優しく体を拭いた後、時間を置かずに、まだ湿った状態の肌に塗りましょう。 ●体全体:静脈の流れを意識して、体の末端から心臓に向かい、らせんを描きながら優しく肌の上で手をすべらせます。 ●肘や膝:伸ばしたたままではなく、しっかり曲げて皮膚が張った状態で塗り込みます。 ●丁寧にお手入れをした後には、肌に優しいコットンやシルクの下着を着用するなどして、普段から肌への強い摩擦は避けるようにしましょう。The Salon by b.glenおすすめ、艶肌ボディケア
おすすめのトリートメント
スチームサウナ後、マイルドなボディスクラブで余分な角質を取り除き、マスクやボディクリームでしっかり保湿。思わず触れたくなる、透明感のある艶肌へ導きます。 また、こちらのコースに含まれるプライベートタイムでは、美白・美肌に良いと言われるキウイやレモンピールのドライフルーツや、ローズヒップ・ハイビスカスをブレンドしたオリジナルハーブティーをご用意しております。 日差しが強くなり、肌の露出も増える季節は、毎日の丁寧なケアに合わせて、ボディも紫外線対策をしっかりと行い、明るい印象の美肌を目指しましょう。