Photo Credit: Elle Darcy (@elledarcy on Instagram).

コロナ禍によって大小を問わず多くのフェイシャルスパや医療エステは、休業を余儀なくされ、一部では廃業にまで追い込まれました。 2020年は誰にとっても大変な年となりましたが、コロナ以前の状態に戻るまでには、さらに多くの時間がかかりそうです。

コロナ禍の厳しいビューティビジネス界に独自の手法で成功を収めている女性がいます。ホリスティックビューティーとエネルギーヒーリングについて結構知っているという方なら、ジュリー・シビエロ・ポリエさんの名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか?ホリスティックエステティシャン、エネルギーヒーラー、そして「LINEAメソッド」の創設者。アメリカ版『b.glenish!』は、「真の美しさとは?」「日々のマインドフルネスの力とは?」「コロナ禍で心の平和を見出すこととは?」さらに、「クリスタルボトックス」について、じっくりと彼女に話を伺ってきました。今回はこのインタビューの模様をご紹介します。

ホリスティックビューティーアプローチとは?

ジュリーさんの仕事内容について教えてください。エネルギーヒーリングやクリスタルをどのようにビューティーフェイシャルに取り入れているのですか?

ジュリー

「私はホリスティックエステティシャンであり、エネルギーヒーラー、そして「LINEAメソッド」の創設者です。私のオフィスはカリフォルニア州サンタモニカにありますが、現在は、バーチャルでヒーリングのサービスを行っています。

20年前に瞑想の練習を始めて、マインドフルネスと実際に私自身がどれほど癒されたか気付くことができました。それで、レイキマスター(“気”の師範)になるために認定コースで学び始めました。

美しさは、エネルギッシュでスピリチュアルなものに相通じています。例えば、私たちの肌は私たちの最高のメッセンジャーといえるでしょう。ほとんどの場合、私たちが自分自身についてどのように感じているか、またはどのように扱っているか、目に見える形で肌に現れますから。

私は、癒しを得ることに長い間深く共鳴してきました。子どもの頃から、クラニオセイクラル・セラピー、鍼治療、ダウジングなど、あらゆる種類のエネルギーヒーリングを含むホリスティックヒーリングの実践を模索してきました。これらは全て当時、非主流派でしたが、今では主流になり、流行にさえなっています。ですから、私は20年以上にわたり、あらゆる種類の癒しのモダリティを吸収して、その恩恵を受けてきたといえますね」

私たち、『b.glenish!』もマインドフルネスで生きることの素晴らしさを模索し続けていますが、自分を大切に扱っているかということは、歯を磨いているか、野菜を食べているかなどの日常のやるべきことを確認するよりもはるかに重要なことです。現在は多くの人が慢性的なストレスを抱えて生活しているため、健康を含め、さまざまな局面で問題が起こる可能性があるといえそうです。

レイキマスターであり、ホリスティックエステティシャンでもあるジュリーさんが、さらにスピリチュアルモチベーションを持って直感的なガイドもされるという施術は、間違いなく素晴らしい組み合わせですよね!ジュリーさん自身がこれら取り入れるようになったきっかけは何ですか?

ジュリー

「これらは一つずつ組み込まれて行きました。子どもの頃は、ホリスティックヒーリングに触れる機会が溢れるほどあったため、とても興味深いやり方で人生の課題を調和させるセラピーに触れることができました。実践のいくつかを実際に体験して、体系化しようとしたのは、7年前のロサンゼルスでの大きな自動車事故の後でした。

当時の医師は、痛みをコントルールするために手術と硬膜外麻酔の必要性を強調していました。鎮痛薬が効かなかったことや2回の硬膜外麻酔の失敗で、私はかなり内向的になり、ジョン・カバット・ジン(サチューセッツ大学医学大学院教授・同大マインドフルネスセンターの創設所長。仏教の修行法と教理を西洋科学と統合させた) が設計したマインドフルネスベースの「ストレス低減」と呼ばれる瞑想コースに申し込みました。私は毎日ほぼ2時間瞑想していましたが、数ヶ月後に痛みが解消し、多くの理学療法とともに体が治癒しました。この経験によって、より多くの癒しと治療法を探求するようになりました。学ぶこと、実践することに深い愛情を抱いています。日々学び、誰もが私の“師”と考えています」

ジュリーさんは、最も強く力を与えられたと感じるときはいつですか?

ジュリー

「瞑想や自分のアカシックレコード(元始からの全ての事象、想念、感情が記録されているという世界記憶の概念)を訪ねるセッションから抜け出たときに最も強く、力を与えられていると感じます。神経系がとても楽になり、背側前頭前皮質のスイッチが入っているような状態で、体内のエネルギーは、根底にある真の自分自身とつながり、また、全ての人と普遍的につながっているように感じられるのです。それは、まるで普遍的な真理の場所を訪れたような感じがします」

今、なぜホリスティックなアプローチが求められているのか?

Photo Credit: Veronica Crawford (@vnrcrawford on Instagram).

今日、より多くの人々がホリスティックな美容トリートメントを求めており、自宅でハーブやクリスタルを使用したいとの声もあります。従来のアプローチではなく、なぜこのようなホリスティックなアプローチが求められ始めたと思われますか?

ジュリー

「私たちの多くが、不健康であることが体だけでなく、人生にも多大な影響を及ぼすということに気づいたからだと思います。ときには、さまざまな情報源から癒しを求めて、正しい答えを見つけるのが難しく、イライラすることもあります。クリスタルは、私たち一人一人が、自分自身のヒーラーであり、あらゆる瞬間に自分自身と互いを癒す力を持っているということを思い出させてくれます。最初にホリスティックなアプローチを始めたときに思ったものや意図したものとは違うかもしれませんが。

しかし、私たちにとって、癒される側となり、また癒す側にもなり得るということは、大きな力を与えてくれます。私たちには、物事を絶対的に信じる代わりに、「私たちは何者であるのか」「どうすれば心豊かでいられるのか」「年をとるにつれて、どのように自分らしく生きて行くことができるのか」について、学ぶ機会を得られたのです。

ミレニアル世代は“透明性”という新しい概念を世に送り出しました。インターネットが広く利用され、ソーシャルメディアによってさまざまな話題が取り上げられるようになる前までは、非常に多くの情報が隠されていました。私たちは今、この指先に実に多くの“知恵”を持っているのです。私たちが自分自身のヒーラーとしてなすべきは、物事を洞察し識別する力を使うことなのです」

自分自身を知ることは、人生の最大の課題の一つです。それも、最高の学びの機会ともいえます。生涯を通じて、自分自身が分からずに苦しんでいる人、自分の中のたった一つの性格の特性や肩書きにこだわっている人、そのような人たちはたくさんいます。もし、私たちが自分たち自身のベストフレンドになり、じっくりと自分自身を見つめることができれば、「真の私」に出会うことができ、自分らしく生きて行くことができるのかもしれません。

「LINEAメソッド」とは?

Photo Credit: Veronica Crawford (@vnrcrawford on Instagram).

ジュリーさんの美容キットと癒しのモダリティは「LINEAメソッド」と呼ばれているようですが、このタイトルの由来について教えてください。

ジュリー

「“LINEA”は私にとって、多くのことを意味しています。私はイタリアとアイルランドの家系でして、“LINEA”はイタリア語で「線」という意味です。私たちを取り囲む周囲と私たちの中には“子午線”と呼ばれるエネルギッシュな線があり、これらの線を利用することで、より癒されると考えています。 “LINEAメソッド”は、これらの線を意図的にパターン化したり、調整したり、用済みとなった古い不健康な“ストーリーライン”を取り除くことができるのです。顔をマッサージすることは、全身(そして全ての体:肉体的、精神的、感情的、スピリチュアル)を癒し、解毒し、美しさをもたらす力があると感じています。私にとって、“LINEA”は、これら全てに通じるパスコードのようなものであり、全てを兼ね備えたものなのです」

マッサージで体の緊張を和らげるのは、ストレスを解き放つ最適な方法と誰もが知るところです。彼女の美容キットには、「ルミナスフェイシャルオイル」も含まれ、クリスタルの「グアシャツール(美しいネックレスでもあります!)」を使う前に、肌に数滴垂らして、リラックスしながら、肌に負担をかけることなく、マッサージすることができます。

お気に入りの香りとクリスタルについて教えてください。クリスタルはジュリーさんにとって、どうしてそれほど大きな力を持っているのですか?

ジュリー

「私のお気に入りは新鮮なクチナシの香りです。子どもの頃、私は海の近くに住んでいたのですが、近所一帯が夏の太陽に温められたクチナシの香りで包まれていた記憶が蘇ってくるのです。

クリスタルは、いくつかお気に入りがあります。「クリアクォーツ」「マラカイト」そして「アメジスト」です。

クリアクォーツは、マスターヒーラーであり、全てのチャクラ(エネルギーセンター)を活性化し、物事をクリアに見る力を養うのに役立つと感じています。

マラカイトは、心を癒すとされ、解毒と筋肉弛緩の効果が期待できるので、多くの美容製品で使用されています。友人のコリーン・マッキャンは、顔に穏やかさをもたらすことから「クリスタルボトックス」と呼んでいます。

アメジストは、クラウンチャクラを助けます。アメジストの紫色は、全ての色の中で最も高い周波数で振動し、浄化の力を助けるとされ、強力なヒーラーなのです」

真の「美しさ」とは?

真の意味での「美しさ」とは、ジュリーさんにとってどのようなものですか?

ジュリー

「正直なところ、美しさは私にとって“清潔で輝く肌”を意味するものではありません。それは追加のボーナスのようなものです。私はいつも美しい人を見ていますが、彼らがどれほど美しいかを示すものは、彼らの肌ではないのです。私にとって、美しさとは、「私たちをいかにこの世に打ち出していくものであるか」「いかに私たちを内側から輝かせるものであるか」です。すでにあなたの周りにもいるかも知れませんが、ある人が光輝いて見えませんか?その輝きは彼らの奥深い内側から来ています。私はその輝きこそ、彼らの心や想い、彼らがどのように自分自身、他者、また物事へ愛を注いでいるのかに起因していると思うのです」

美しい心について語る趣旨とは、ジュリーさんの語ること、そのものなのかもしれません。確かに、美しく輝く肌は、美しい人生の反映というのは真実といえそうです。自分自身と他者への愛に満ち、前向きな行動を取ることにより、自然と内側から光輝いていく…、これこそが「真の美しさ」と呼べるものなのでしょう。

波に乗ることで見えてくるものもある

コロナ禍でなかなか厳しい状況ですが、ビジネスでもプライベートでもここ半年から一年で達成したい目標は?

ジュリー

「パンデミックとともに暮らすこの間、“今”だけを見つめながら何度もセッションを重ねてきました。未来を見据えるのは、私には行き過ぎですね。私にとってはあまり得ることはないですし、新米の母親として、常に今この瞬間に正しい選択する力を磨く必要がありましたから。

今、本当にやりたいのは、人里離れた自然に満ちた場所で休暇を取ることだけですね。」

ジュリーさんはご自分を「夢を抱く人」だと思いますか?ジュリーさんのように起業への興味はあるものの、なかなか実現できずにいる方にアドバイスをいただけますか?

ジュリー

「もちろん、毎日、実現したいと思う夢を心に抱いています。実はとてもリアルに感じられるので、私は夢というよりも、“ビジョン”と呼んでいます。私自身と家族のために、数多く機会をつくりたいと願っています。

実は、私は夜の夢もよく見るのですよ。ときにはサイキックな夢もあり、時には私自身や他の人への癒しのメッセージの夢であったりもします。私は間違いなく「夢を見る人」ですね(笑)

私は、他の人をプッシュするのではなく、人生の物事の流れに添い、サポートのある場所に行くようにアドバイスしているつもりです。私たちは決して一人ではなく、喜んで手を差し伸べ、導いてくれる人が周りにはたくさんいるのですから。そして、私たちの仕事が、私たち自身を示すものではないと改めて考えるのは素晴らしいことです。仕事は私たちを満たし、多くの時間とエネルギーを費やすものではありますが、私たちを定義づけるものではないのです。私たちはそれ以上の存在、つまり無限の能力と才能を備えた真に多次元の存在だからです」

私たちはいつも簡単に自分を定義付けてしまいます。仕事の肩書き、興味、さらには料理の好みまで、自分たちを定義付ける確固たる何かがなければ、不安に駆られてしまうかもしれません。でもそのような定義付けにこだわらずに、人生の大きな流れの波を捉えて、乗ってみることは、ときに大きく人生を展開させることもあり得るのです。実際にアルバートアインシュタインなど、世界で最も優れた先駆者たちは、ジュリーさんの語るような人生の流れを捉え、そのときには目に見えぬものを信じて行動した人たちなのです。

最後に、バーチャルヒーリングをやってみたいとう方はどこに連絡すれば良いですか?また「LINEAメソッド」はどのように入手できますか?

Photo Credit: Veronica Crawford (@vnrcrawford on Instagram).

ジュリー:「米国内および海外からでも、私のWebサイトまたはInstagramページ@julieciviellopolierからご連絡いただけますよ」

ジュリーさんからの特別ボーナス:「LINEAメソッド」ニュースレターを購読すると、最初のご注文は10%OFFに!

ジュリーさんへのインタビューの後、生活をナビゲートするための新たな視点と潜在的なルートを確かに手に入れたように思えました。コロナ禍で翻弄された2020年のように、私たちが想定していなかった事態に陥ったとき、自分自身を深く見つめることは、私たち自身の心や魂を養い、偉大な力を与えてくれます。

でも、自分自身を深く見つめることは、簡単なようでなかなか難しいのも事実。その一つの方法として、「LINEAメソッド」を取り入れてみるのも一考です。一日のうち、ほんの僅かな時間、例えば10〜15分間でも使用してみると、気分が上向きになり、自分自身に意識を向けることができます。何よりも、このコロナ禍で私たちに必要なことは、今こそ、自分自身と深く向き合う、自分自身だけに費やす時間を持つことなのかもしれません。

英語版の記事はこちら

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