秋の睡眠美容のおともに「パッションフラワーティー」

「パッションフラワー（和名：時計草）」をご存知ですか？自然の造形の神秘さに目を奪われるほど、華やかな色彩と、斬新で複雑な美しい花を咲かせるつる性の植物です。観賞用としても親しまれていますが、南米やヨーロッパでは古くから【天然の鎮静剤】として重宝されてきた薬草でもあります。

自律神経を整えて、眠りを促すといわれるパッションフラワー。リラックス効果を得られるため、就寝前に飲むお茶としておすすめです。

『快眠』は最強の美容法

日の暮れも早まり、夜が長くなり始める秋。いつもより少しだけ丁寧なスキンケアで美容に向き合うのも夜時間の有効な過ごし方です。

しっかりお手入れしたあとはぐっすり眠りましょう。睡眠美容の秘訣は「黄金の90分」とも呼ばれる入眠の確保です。眠り始めの90分が快適で深くあれば、その後の睡眠の質を高めることにつながるといわれています。

『快眠』は、どんな美容液にも勝る最強の美容法。すこやかな睡眠は、翌朝の肌も気分も絶好調に導いてくれます。「黄金の90分」をぜひ睡眠の習慣に取り入れてみましょう。

日英で違う！「パッションフラワー」名前の由来

花の中心部分や花弁などの形状が時計の文字盤に見えるということから、日本では「時計草」と呼ばれていますが、欧米では、この花の形状がキリストの受難の象徴としてとらえられています。

花の中央に突起した雄しべはキリストが磔された際の楔（くさび）を、それを取り囲む花弁をキリストの使徒ととらえ、キリストの受難（Passion of Christ）から「パッションフラワー」と名付けられました。

名前の由来に思いを馳せながら花を見つめてみると、その繊細で複雑な造形から神秘的なパワーが放たれるように感じてきませんか？

パッションフラワーの効能

パッションフラワーには、私たちの脳や脊髄などに存在する神経伝達物質「GABA」を増加させる効果があるといわれています。GABAは、精神を安定させる働きを持つアミノ酸の一種。興奮や緊張を抑えて、以下のような効果をもたらします。

就寝前のティータイムをスキンケアの時間に

パッションフラワーティーは、花や葉、茎を乾燥させた茶葉、または手軽なティーバッグ入りのものがオンラインで入手できます。

ほのかな草の香りに、幾分かの渋みと甘みを感じるパッションフラワーは、クセが少ないハーブティーです。そのままで飲むも良し、レモンやハチミツを少し足すも良し、さらに安眠効果で知られるカモミールとブレンドするのもおすすめです。

眠りを意識するなら、就寝1〜2時間前に飲むのが効果的といわれています。お茶を楽しみながら、肌も心もリラックス。就寝前のスキンケアをゆっくりと始めましょう。

肌への見返りを大きく期待して「寝る！」

美容の世界も進化が著しく、夜用のスキンケア製品には、塗って寝るだけで「まるで熟睡したようなハリツヤ感」を実現するアイテムも増えています。ここに上質な睡眠が加われば、肌が持つ自然のリズムも味方となり、スキンケア効果も最大限に発揮され、さらなる美しさが手に入ります。そのためにも深い眠りを得るためのひと工夫は惜しまずに！秋の夜はぐっすり眠って、肌を蘇らせましょう。

参照：
https://www.healthline.com/health/food-nutrition/passion-flower-tea#takeaway
https://www.nccih.nih.gov/health/passionflower
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/37.html#:~:text=パッションフラワーはアメリカ東原産のつる植物です。