パサパサ髪の救世主！「ヘアスラッギング」

年齢を重ねるにつれて、髪の悩みが増えていませんか？パサつき、広がり、うねり、切れ毛、抜け毛など、髪も肌同様に丁寧なケアが必要です。そんな中、SNS発の新トレンド「ヘアスラッギング」が大注目！しっとりツヤ美髪が復活すると話題のヘアケアを試してみました。

「ヘアスラッギング」とは？

「スラッギング」とは、元々スキンケア用語で、油分を多く含むクリームやワセリンを肌に厚めに塗り、うるおいを密閉する保湿ケアを指します。同じように、ヘアスラッギングは、髪の保湿やダメージ補修を目的に、オイルやトリートメント剤をたっぷり塗り、長時間密封して髪にうるおいを与えるヘアケア方法です。

これまでも髪にオイルなどを塗るダメージケアはありましたが、近年SNSで流行りだしたのは、オイルでコーティングした髪をポニーテールにまとめ、その毛束を”ソックス”で包み込むスタイル！いかにも海外発らしい、ポップでカジュアルな見た目も人気の理由といえそうです。

美髪はキューティクルが鍵

髪の表面を覆う「キューティクル」は、外的ストレスから髪を守る大切な役割を持っています。すこやかなキューティクルは、うろこのように重なり合っていますが、ダメージを受けてしまうと剥がれたり開いたりしてしまいます。その結果、「指通りが悪い」「髪がパサつく」「ツヤがない」などのトラブルを引き起こします。

キューティクルが整った髪こそ、すこやかな髪の理想形。光を反射して「天使の輪」が輝くサラツヤな美髪は、キューティクルを守ることが鍵なのです。

髪が傷む原因は身近にあった！

「毎日シャンプーして常に清潔にしているし、ブラッシングだって欠かさない。髪に良いといわれる海藻だって食べて、ケアしているのに、なぜ髪が傷むの？」そんな疑問を持ったりしませんか？実は、髪が傷む原因は日々のヘアケアルーティンの中にも潜んでいます。要注意！

【熱によるダメージ】

濡れている状態の髪は、キューティクルが開いているため、乾いているときよりも熱の影響を受けやすくなっています。

ドライヤーやヘアアイロンの熱は、髪の内側から水分を奪い、傷みの原因に。送風口を近づけない、温度設定に気を付ける、同じ場所に何度も当てないなど心掛けるようにしましょう。熱から守るために洗い流さないトリートメント剤などをつけてから乾かすのもおすすめです。

【摩擦によるダメージ】

代表的なものがシャンプーやブラッシングです。乱暴な洗い方やブラッシングで髪に負担を掛けると、キューティクルが剥がれ落ちてしまいます。

シャンプーは髪全体を十分に濡らしてからつけます。髪をこすりつけるようなゴシゴシ洗いは避け、頭皮を指の腹でマッサージするようなイメージでやさしく洗いましょう。

また、濡れた髪は乾いた状態よりも傷みやすいため、ドライヤーで乾かすときは手櫛でほぐし、しっかりと乾かした後に根元から毛先に向かってやさしくブラッシングを。絡まっている髪を無理に梳かすと枝毛や切れ毛の原因となります。

【パーマやカラーによるダメージ】

パーマやカラーなどの薬剤はキューティクルが開いた状態で使用するため、傷めやすくなります。やり過ぎは禁物！頻度に気をつけることが大切です。

自宅でセルフケアをされる場合は、使用上の注意を守り、薬剤をつけ過ぎたり、過度に繰り返さないようにしましょう。

「ヘアスラッギング」試してみました！

ソックス登場！ポニーテールを包み込みます

パーマ、ヘアカラー、ブリーチ、乾燥に紫外線、さらに加齢と、髪の天敵は多く、年々、髪のダメージが深刻になっています。とにかくパサついてまとまらないことが、目下最大の悩み。美しい髪を取り戻すために、話題のヘアスラッギングを試してみました。

【ヘアスラッギングのやり方】

用意するもの：ヘアオイル、ソックス、ヘアゴム

1. シャンプー＆タオルドライ
💡指の腹を使ってやさしく洗い、しっかり洗い流す。
💡タオルで包み込み、ポンポンと軽く叩くように水分を拭き取る。
💡シャンプーもタオルドライもゴシゴシNG！

2. ヘアオイルでパック
💡頭皮を避け、毛先から満遍なくオイルを塗布。
💡髪をポニーテールにまとめ、毛束をソックスに入れたら、根元をゴムやシュシュでしっかり留める。このまま就寝。
💡地肌にオイルがつくと毛穴つまりの原因に！
💡シルク素材のソックスや枕なら髪の摩擦を軽減。
💡ロングヘアにはハイソックスが便利。

3. 朝、ソックスから髪を取り出す！
💡そのままスタイリング、またはぬるま湯でオイルを洗い流す。
💡ベタつきが気になる場合は、シャンプー剤で軽く洗浄。