新しい美容トレンド「目のホワイトニングケア」とは?

「ホワイトニングケア」と言えば、肌の美白ケアを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか？それとも歯のホワイトニングでしょうか？日本でも美しさの条件の一つとして歯のホワイトニングに対する意識は高まっていますよね。新たに注目されているホワイトケアは「目」。白目のホワイトニングに注目が集まっているというのをご存知ですか？

白目の白さが見た目を左右する

ドライアイや疲れ目、睡眠不足で目が充血したり、加齢が原因で白目が黄色っぽくなったり、濁ったりしてしまうと、不健康そうで疲れた印象を与えてしまいます。反対に、透明感のある真っ白な白目は健康で若々しい印象を与えます。実際に、最近出版された動物行動学の専門誌、『Ethology』に紹介されていた研究によると、白目が赤い人は、白目が白い人と比べて〈不健康で悲しい印象を与え、あまり魅力的に見られない〉ということがわかったそうです。

白目の手術でホワイトニング？

美容意識の高い国といわれるアメリカでは、白目の白さを気にする人が増えるにしたがって、美容のために目のホワイトニングを行う手術が話題になっています。白目の新しいホワイトニング法として現在、最も注目されているのが「I-BRITE」。充血を引き起こす原因となる毛細血管や、黄色っぽく変色した部分の白目を覆っている膜を取り除いてしまうという手術です。手術にかかる時間は30分程度で、翌日には仕事に戻れるそうです。費用は片目だけで＄3,000～＄5,000とかなり高額です。

目の白さを求めてI-BRITEに挑戦する人が増える一方、美容目的で健康な目を手術することを問題視する眼科医もいます。目の表面にある毛細血管は、目に酸素を運ぶ役割をしているので、目の膜の一部を取り除いてしまうと、ドライアイを引き起こす原因となります。また、目を保護している膜を取ってしまうと、外からの刺激を受けやすく炎症を起こす恐れもある、とも言われています。白目の美しさを追求するあまり、目の健康を害してしまっては、意味がありませんよね。

目薬で目のホワイトニング！

もっと安全な方法として眼科医がすすめるのは、充血した時にこまめに目薬を使用すること。最近では、白目を白くする効果のある目薬を利用する人も増えています。

昔からセレブやモデル達が使用していることで知られているのが、フランス発のブルーの目薬として知られる「Innoxa」。この目薬を使用すると、白目が白くなり、瞳の色が鮮やかになって、目に輝きがでると評判です。また、同じくフランス発の「Collyre Bleu Eye Drop」も、メイクアップアーティストが撮影前にセレブやモデル達の目を美しく見せるために使用していると、密かに知られています。

innoxa

Collyre Bleu Eye Drop

visine

アメリカの「Visine」も根強い人気があります。特に充血や疲れ目に効果的としてアメリカの多くの眼科医がすすめる目薬です。日本でも販売しているので、すでに利用されている方も多いのではないでしょうか。目の充血が瞬時になくなり、白目が白く美しくなると評判です。

ホワイトニング効果あり！アイメイク法

他には、「アイメイクで白目を白く見せる」という方法もあります。

ネイビーブルー（紺色）のアイライナーを使う

ネイビーブルーのアイライナーは白目を白く見せてくれる効果があります。ネイビーブルーのアイライナーを上まぶたと下まぶたに入れ、目尻のコーナーは、くの字にしっかり入れると効果的です（アイライナーは芯がやわらかく描きやすいペンシルタイプがオススメです）。

目頭にホワイトをいれる

目頭にホワイトを入れると目が大きく見えて、白目が引き立ちます。ホワイトのペンシルで目頭を囲むようにくの字に入れ、よくなじませます。

リップはブルー系が入った赤やピンク

リップを青みがかった色にすると、歯や目の白さが際立ちます。ブルー系が入った赤やピンクのグロスか、ブルー系のグロスをピンクや赤のリップに重ねます。

今回、目の白さの魅力について調査したアメリカ、メリーランド大学のRober R. Provine博士によると、美しさのスタンダードは国や文化によって違いはありますが、「若さと健康」は万国共通の基準、それは子孫を残すために人間の本能に備わっているから。滑らかな肌、ツヤのある髪の毛、白く健康な歯は、世界共通の美の基準として知られています。これらの特徴が「若さと健康」を象徴するものだからですが、これからは「白く澄んだ目」も世界共通の美の条件として加えられるだろうと博士は語っています。