「美食の街・スペインのバスクに行こうよ!」第7回:スーパー巡りと「トルティージャ」朝食レシピ編
こんにちは、料理研究家の藤沢セリカです。
バスクに来たからには体験しないと帰ることはできない醸造所「シドリア」ツアーでの「チョッツ」チャレンジ体験をお伝えした第6回から、今回は場所をサン・セバスチャンの街に戻し、スーパーや市場を散策し調達した食材で作る「トルティージャ」をご紹介します。日本国内にいながらにして、バスク気分を楽しめる朝食レシピとして、ぜひ作ってみてくださいね。
スーパーや市場には、驚きのディスプレイが満載!!
サン・セバスティアンに戻り、スーパーマーケットを散策しました。私はどこの国に行ってもまずはスーパーへ行き、その土地の台所事情を調査します。サン・セバスティアンの旧市街には小売店も多いのですが、大きな市場とスーパーが合体したような店があります。あるものは似たり寄ったりですが、そのディスプレイはかなり個性的。「魚で遊んでいませんか??」と思わずツッコミたくなるようなディスプレイですが、どこも似たような様子。楽しい国民性が出ていますよね。
肉を販売しているコーナーや肉屋はライトが赤く照らされ、食肉らしさをアピール!どこで店舗でも生ハムの足がブラ下がっています。こちらは大きなサイズ1本で日本円にして1万円くらいとリーズナブルです!
実は冷凍食品もかなり充実しています。野菜から魚、肉、なんでもありますが、何といっても便利なのはこちら。
袋詰めしていない、量り売りのグラム単位で買える冷凍食品です。豆やカット野菜から、冷凍庫にストックして思い立ったときに食べることができるフレンチフライポテトやピラフまであります!食べ切れるだけ購入することができるため、これは本当に便利です!
そこで今回は、この冷凍のカットタマネギを使って「トルティージャ」を作ってみることにしました!
朝食の定番「トルティージャ」作りにチャレンジ!
今回の住居にしたのは、『第3回:バル巡り編(サン・セバスティアン)』にも記載したアパートメント。このテのアパートメントの良いところはフルキッチンが付いていることです。夜はバル街の中心で、食べ・飲み歩くのに大忙しいなので、朝は部屋でゆっくりしたい大人の私たち。今回は、現地の朝食の定番メニュー「トルティージャ」作りにチャレンジ!材料は日本でも簡単に手に入るので、ぜひ、本場の「トルティージャ」をお試しくださいね。
トルティージャ<材料4人分><材料2人分>
- 卵・・・6個
- ジャガイモ・・・1個
- タマネギ(1cmのさいの目切り)1/2個分
- オリーブオイル・・・400ml
- 塩、コショウ・・・少々
<作り方>
朝食にはもちろん、おつまみとしても、また固めに焼けばサンドイッチの具材にもなりますよ!切り分けて皆でワイワイと頂きましょう!さて、バスク旅行はまだまだ続きます。次回より、スペインのバスクから、いよいよフランスのバスクに突入です。スペインバスクとは異なり、スイーツもフレンチスタイルに!どんな美食に出会えるのかどうぞお楽しみに!
【バスク旅行記】
『“美食の街・スペインのバスクに行こうよ!”第1回:旅路編』
『“美食の街・スペインのバスクに行こうよ!”第2回:ビルバオ紀行編
』
『“美食の街・スペインのバスクに行こうよ!”第3回:バル巡り編(サン・セバスティアン)』
『“美食の街・スペインのバスクに行こうよ!”第4回:爆走バスで行くゲタリア・美術館編』
『“美食の街・スペインのバスクに行こうよ!”第5回:ゲタリア・世界一のアンチョビとレストラン編』
『“美食の街・スペインのバスクに行こうよ!”第6回:シドレリアの「チョッツ!」チャレンジ編』