アメリカ発!卵料理の新メニュー「ペストエッグス」
アメリカの卵料理というと、数年前には「LAセレブに愛される朝食」としてエッグスラットが一大ブームを巻き起こしましたが、今回は、TikTokに投稿されるや瞬く間に拡散され、エッグスラットに次ぐ卵料理界のニューフェースとなった「ペストエッグス」をご紹介します。
ペストエッグスってどんな料理?
ペストエッグスは、ペストソース(日本ではバジルソース・ジェノベーゼソース)をオイル代わりにして、目玉焼きやスクランブルエッグを焼くだけの超絶簡単な卵料理。ペストソースの使い方が斬新な目から鱗の一品です。バジルの爽やかな風味をまとった卵の新メニューは、パンの上に乗せてオープンサンドに、ソーセージやサラダ、フルーツと一緒に盛り付けてワンプレートでどうぞ。
ペストソースは市販のもので構いませんが、フレッシュバジルで作る自家製ソースはやはり香りと風味が格別です。材料をミキサーにかけるだけと作り方はとても簡単!バジルは10月頃までが収穫期なので、新鮮なバジルが手に入ったら、ぜひ作ってみてください。
美肌や心身の健康に!マルチな栄養が取れるペストソース
ペストソースの材料はとてもシンプル。オリーブオイル、バジル、松の実(ナッツ)、ガーリック、チーズで作るレシピがよく知られています。どの素材も栄養価は高く、特に主要な3素材であるオリーブオイル・バジル・ナッツには、肌老化の抑制や体の健康維持に必須なビタミンや良質な脂質が豊富に含まれています。
オリーブオイルの栄養・効能
今さら紹介の必要もないほど世界中に定着している植物オイルの代表格。健康長寿で知られる地中海沿岸諸国の食生活を元に確立された「地中海式ダイエット」でもその健康効果は注目され、毎日摂取していきたい食材として位置づけられています。
体内の酸化ストレスを抑えて肌や体の健康を守るビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質や、動脈硬化のリスクとなる悪玉コレステロールを減らし、善玉は維持する脂肪酸のオレイン酸と、体に良い効果をもたらす成分がたっぷり。消化・吸収にも優れたオイルなので、便秘や口臭予防にも効果的です。
バジルの栄養・効能
体の老化防止に働きかける抗酸化作用に優れたβ-カロテンやビタミンEが豊富。また、バジル特有のスキッと爽やかな香りの主成分であるリナロールは鎮静作用を持ち、リラックス効果や集中力を高める効果も期待できます。
ナッツ類の栄養・効能
植物の種子であるナッツには、発芽・発育していくために必要な栄養分、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがバランスよく含まれています。また、ナッツに含まれている脂質は、酸化しにくい不飽和脂肪酸。悪玉コレステロールの軽減、生活習慣病の予防や肌や髪の保湿と、美容・健康のために毎日摂取したい良質な脂質です。
作り置きしておくと便利!万能ペストソース
パスタやピザに、サラダ、肉・魚料理のソースと、あれば便利な使い勝手の良いペストソース。茹で野菜に掛けるだけでもオシャレな一品に仕上がります。すぐに使わないときや冷凍にする場合は、パルメザンチーズは調理直前または解凍してから後入れしましょう。風味が損なわれず、美味しくいただけます。
ペストソース <材料 1カップ分>
- バジルの葉・・・2カップ
- ニンニク・・・2片
- 松の実(またはクルミ) ・・・1/4カップ
- オリーブオイル・・・2/3カップ
- 塩・こしょう・・・適量
- パルメザンチーズ・・・1/2カップ
<作り方>
材料を全てミキサーに入れてペースト状にして完成。
発想力が楽しいアメリカの料理
あらゆることに実用的で合理的なアメリカ。料理にもザ・アメリカンな発想力を存分に発揮したものは多く、本来の作り方に縛られない、自由で実用的な料理に出会うたびに「そうきたか!」と毎度感心させられます。
ペストエッグスもそんなレシピの一つ。ちょっとバタバタしがちなときに、サッと作れる目新しいメニューが欲しいときに、時短で簡単なアイデア料理がお役に立つかも。お手元にバジルと卵がありましたら、ぜひアメリカの最新レシピをおうちで楽しんでみてください!
参照:
https://www.delish.com/uk/cooking/recipes/a36444706/pesto-eggs-tiktok/
https://www.foodnetwork.com/recipes/food-network-kitchen/basil-pesto-recipe2-1915284
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1110/spe2_03.html
https://japan-olive.or.jp/health.html