食べ過ぎは美容の敵！年末年始の過食をリセットするお助け食材4選

「お正月にご馳走を食べ過ぎて、いまひとつ体調がしっくりしない」なんて会話も多く聞かれる1月。

体も心なしか重く感じるし、「元の生活に戻らないと！」と、焦って断食なんてするのはNG！食事で調整しながら、いつもの食生活に戻していきましょう。

アメリカは、11月のサンクスギビングデーを皮切りにクリスマスから12月最後のニューイヤーズイブまで、「ホリデーだから！」の免罪符で食べまくる暴飲暴食のシーズンでもあります。過食シーズンが一段落したアメリカから、『食べ過ぎをリセットする4つの食材』をご紹介します。

食べ過ぎは、なぜ美容や健康に悪いの？

美味しい食事は、人生の大きな楽しみです。決して高カロリーな贅沢ごはんを食べることがNGなわけではなく、気を付けるべきは「腹八分目」を意識すること。そう！食べ過ぎないことなのです。

理由1：活性酸素

食べ過ぎで怖いのは、活性酸素を増やしてしまうことです。活性酸素は、生きるために必要な物質ではあるものの、体内に増え過ぎてしまうと健康に害を及ぼしたり、シミやしわなど肌の老化をすすめるマイナスの存在に変わってしまいます。

理由2：血糖値

血糖値は食事をすると上がるものですが、普通に食べている分にはゆるやかに上がり、ゆっくりと下がって、正常値に戻ります。ただし、食べ過ぎたり、糖分を取り過ぎたりすると、一気に急上昇！その結果、血管が傷つきやすくなり、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞といった生活習慣病など病気を引き起こすリスクが高くなります。また、急上昇後は急低下を招いて食欲を増進させる負のサイクルに突入。爆食いを加速させ、肥満の原因にもなりかねないので注意が必要です。

理由3：睡眠の質が低下

夜に大量に食べてしまうと、消化のために時間とエネルギーが多く必要となり、胃腸など内臓が休むひまなく深夜労働！お肌のためにしっかり確保したい睡眠にも影響を及ぼします。質の良い睡眠を得るためには、夕食の食べ過ぎはもってのほか！もちろん就寝直前の食事も封印しましょう。

食べ過ぎをなかったことに！おすすめリセット食材4選

カロリー過多な食事の後に取りたいのは、活性酸素による酸化ストレスを抑えてくれる抗酸化作用の高い食材です。朝昼晩の各食事やスナックにバランスよく取り入れることで、体に必要な栄養を補給して、健康と美容をサポートしてくれます。

リセット食材1　フルーツ

ベリー類、ブドウ、キウイ、チェリーなど、抗酸化成分の豊富なフルーツは、食後に発生する活性酸素といった有害なフリーラジカルによるダメージを小さく抑える効果を発揮します。満腹に食べたあとのデザートには、スイーツではなくフルーツを選ぶようにしましょう。

食べ過ぎた翌日は、一日の食事にフルーツを分散して取り入れるようにします。朝食には、スムージーやフルーツをトッピングした全粒粉パンのトーストを、ランチにはフルーツサラダなど、また軽食にはチアシードをミルクに浸した簡単プディングやフルーツ入りヨーグルトもおすすめです。

リセット食材2　酢

食事と一緒に「大さじ1杯」のお酢を取ると、食べ過ぎたときや、炭水化物など糖質の多い食事をたくさん取ったあとに起こる血糖値の急上昇を和らげる効果が期待できます。酢の物、サラダのドレッシング、料理に少し振り入れてみたり、市販の「飲むお酢」も手軽でおすすめです。

リセット食材3　赤ワイン

赤ワインの赤い色は、抗酸化成分のポリフェノール。食事と一緒にグラス1杯の赤ワインを楽しんだり、赤ワインを使った料理で摂取したりすることで、健康にも効果的な役割を果たしてくれます。

リセット食材4　スパイス

スパイスには、抗炎症・抗酸化作用から整腸作用や解毒など、強い薬膳効果を持つものが多くあります。また、体を温めて代謝を上げたり、香りや風味が満腹中枢を刺激して満腹感を与えたりと、ダイエット効果も期待できます。

食べ過ぎの翌朝に！「アップルサイダー・ビネガー・ティー」

消化を助け、血糖値を安定する効果が期待できるリンゴ酢と、優れた抗酸化力を持つレモン、ハチミツ、シナモンで作るリセットティーです。酸味が胃を刺激することもあるので、空腹を避けて、食事中または食後に飲むのがおすすめです。甘みはハチミツの量で調整してくださいね。

リセットで体も心もすっきり調整！

食べ過ぎは胃腸にもよくないですが、食べ過ぎてしまった後悔と体重の心配で、気持ちも重くなりますよね。

「過ぎたるは及ばざるが如し」ということわざもありますが、何事も（食欲も！）控えめにして、心穏やかに健康に過ごすことが大切です。食事や生活習慣を整え、より素敵な自分を育む一年となりますように！