メスを使わない引き上げケアで年齢不詳の「美しさ」を!神の手を持つエステティシャン、ラケルさんインタビュー&施術体験レポート【施術編】

人気で予約も取りづらいと評判のラケルさんの施術
エステティシャンとして十数年以上のキャリアを持つラケル(Rhaquel)さんは、ロサンゼルスで「神の手施術」と称されるほどその施術に定評があり、さまざまな人種、特に日本人の顧客も多く抱えています。
アメリカ版『b.glenish!』は、自分らしく輝く女性に着目し、インタビューを通して、彼女たちの生き方や美しさの秘訣をご紹介しています。今回は、人気エステティシャン、ラケルさんに、年齢不詳の美しさを導き出す秘訣を伺い、実際に、妙齢ライターの私がその施術を体験、たっぷりとご報告。前編の『インタビュー編』に続き、後編の『施術編』をお届けします。
まずはリラックス。深い呼吸で緊張を解きほぐす

ラケルさんの施術でも使用しているビーグレン製品
ラケルさんの施術は完全予約制のため、施術室もプライベートな空間。他の方を気にせず楽な気持ちで施術を受けられます。施術ベットはほどよく温められ、細やかな心配りもうれしい!今回は、リンパドレナージュをベースに、自宅でも再現できるよう、ビーグレン製品も使用してフェイシャルを行ってもらいました。
ラケル
鼻から息を吸って、口からゆっくり吐き出してください。施術前に深く深呼吸をすることで、余計な緊張がほぐれて、よりリラックスできます。使用しているのは、パチョリ、ネロリ、オレンジ、そして少量のスペアミントをブレンドしたアロマオイルです。寒い今の季節にぴったりですよ。

アロマオイルを手で温めリラックスを促すラケルさん。心が落ち着きます
呼吸って意識していないですが、スキンケアの最初のステップとして取り入れたいですよね。私も余裕がないとつい端折ってしまうのですが、深呼吸を取り入れるか、取り入れないかで、その日のスキンケアの質が変わるような気がします。アロマオイルを使用するとさらに心地良く、リラックスできます。アロマディフューザーをいちいちセットするのが億劫なモノグサな私でも、ラケルさんのように手になじませて使う方法なら、自宅でも手軽に取り入れられそう!
丁寧なメイクオフで、その後のケアを格上げ!
ラケル
フェイスラインを触った状態で痛みなどありますか?伝統的な中国医学(TCM)では、左右の耳の下からエラは首に繋がっているため、首を直接触らなくても、その緊張具合がわかりますよ。ずいぶんストレスが溜まっているみたいですよ!頭皮も固くなっているようです。この後、リンパドレナージュを行いますが、その前にメイクを落としますね。メイクを落としながら、軽くマッサージも合わせて行うので、ミストを使用します。
メイク落としに、今回は、QuSomeナノオフ クレンジングを使用しました。ミストを使用しながらのメイク落としは、至福のひととき。普段自宅では、なじませたら速攻すすいでいるため、秒速30秒以下の早業です。ミストと併用すると、ホットタオルを使用するのと同様に、毛穴もしっかりと開いてくれるので汚れ落ちもよく、使用後は顔が軽くなったように感じられました。

ミストを使用しながらナノオフ クレンジング。至福のひととき
ラケル
QuSomeナノオフ クレンジングは、ジェルのようなテクスチャーで、肌にやさしくなめらかに作用します。滑りも良いので、施術とクレンジングを同時に行うことができますね。洗顔はスキンケアのベース。お客様ご本人はもちろん、お客様のお子さんに対しても7歳になったら洗顔、保湿、日焼け止めを徹底するようお伝えしています。早いうちから習慣づけると、その後のスキンケアがとても楽になりますから。私の娘も7歳の頃からスキンケアをスタートしていますよ。

肩から手先まで揉みほぐすことで、フェイシャル施術の効果を高めます。仕事を忘れ意識が遠くなるライター
もっと早く始めるべきだった…というか、日焼けサロンに足を運んでいた若かりし頃の自分を叱り飛ばしたい気持ちでいっぱいになりました。苦い過去を思い出している間に、整えられた肌にフェイスマスクが手際良く塗られていきます。パックをしている状態で、肩、腕、手先まで入念なマッサージ。適度な圧が心地よく思わず寝入ってしまいそうです。
自然なリフトアップが続く、リンパドレナージュ&スカルプティング
ラケル
「循環がなければ、輝きもない」という言葉通りに、血流を改善することで肌の輝きが増します。私の施術では、リンパドレナージュにスカルプティングの技術を組み合わせ行うことが多いです。施術後は、肌がイキイキとしてつやを増し、引き締まって、グッとリフティングされていることが目に見えてわかります。私は基本的には素手で行いますが、お客様の状態に応じて、手だけでなくグアシャ(カッサ)やカッピングなどのツールを使うこともあります。グアシャ(カッサ)は簡単に手に入るので自宅でもできますね。
継続的にリンパドレナージュとスカルプティングを行うことで、一時的でなく、引き締め、引き上げ効果が持続します。継続して正しく筋トレをしているとしなやかな筋肉がつきますよね。そのようなイメージですね。定期的に行うと、ボトックスやフィラーに頼らずに自然なリフトアップが期待できます。
今やボトックスやフィラーはすでに特別な施術ではなくなってはいますが、たるみを自然に解消できるなんてありがたいですね。ボトックスやフィラーも、体内に吸収されますよね?その意味では結果的には「自然」つまり元の状態に戻るわけですけれど、注入系の施術の場合、自分の望み通りに極自然に仕上げるのは、施術する方の技術力はもちろん、美的感覚が合っていなければいけないですし、なかなか注入量の調整が難しいような気がします。
ラケル
えぇ、やはりお客様の「何を優先するか」によって施術の選択が異なりますが、ここLAであっても、注入系施術はためらわれる方も少なくはありません。ボトックスやフィラーは体内に吸収されますし、もともとボトックスは片頭痛の治療として使われていたんです。眉のリフトアップ効果に注目され、美容分野に広がり、ガミーフェイス、エラ張り、多汗症の治療や脇汗を抑える目的でも使用されています。ティーンエイジのお客様からボトックスを使ったワキの多汗症(腋窩多汗症)の治療についてよく相談を受けます。汗を抑えることは体の自然なデトックス機能に影響を与える可能性があるため、特に若い方にはおすすめしていません。

鎖骨はリンパの要。しっかりと流していきます。自宅ケアでも特にココのマッサージはおすすめ!
パックを丁寧に拭き取った後、頭皮、顔、首とリンパドレナージュ&スカルプティング。しっかりと老廃物を流し、たるみを引き上げていきます。
ラケル
肌を整えて終了ですが、ビーグレンのQuSomeローション、Cセラム、QuSomeモイスチャーリッチクリームを使いましょう。鏡で確認してみてください。わずかな時間で顔が引き上がっているのを確認できますよ!自宅で行う際には、マイクロカレントの美顔器などを使用してもいいかもしれませんね。
鏡で確認すると、おぉ、上がっています!顔の鼻から耳までの距離が若干短くなったような、心なしか楕円状の毛穴も丸くなったように見えます!
リンパマッサージをスキンケアの一環に!
ラケル
継続すると今の効果を維持できますよ。もちろん、ボトックスやフィラーと比べると時間がかかるかもしれませんが、自然な方法でたるみを引き上げ、肌のハリを保ちたい方には最適です。体は全てがつながっていますから、リンパドレナージュは顔だけでなく全身に良い影響を与え、全体のバランスを整えるのに役立ちます。例えば、頭痛や頭が重いと感じたら、首や肩のマッサージをすると大きな改善が見られます。また、腰や股関節の痛みが首に影響を与えることもあります。
首にある迷走神経(バグス神経)は脳や体全体に酸素を送る役割を担っています。この流れが詰まると、体調不良や脳の疲れ、肌の不調を引き起こします。しっかりリンパを流すマッサージを行うと、肌の質感も変わりますよ、いかがですか?

施術後の肌は触り心地が別物に!ノーメイクであることも完全に忘れ、ご満悦なライター
実際に肌に触れてみると、施術前のふにゃとした触り心地から活力を得て、ぴんと勢いを取り戻したようなハリが感じられます。短時間でこの変化はスゴイ、驚きです!ラケルさんがお客様から絶大な信頼を得ている理由がよくわかります。
真の美しさとは?

一つ一つのプロセスで丁寧に様子を確認してくれるラケルさん。きめ細やかな気遣いも人気の秘密
ラケル
よろこんでいただけてうれしいです。多くのお客様から、ご自身だけではなく家族や友人の美容や健康についても相談されるんですよ。自分の手でお客様をケアし、心身ともに美しくすることができる今の仕事に誇りを持っています。私も今年で50歳になりましたので、お客様への施術を少しずつ減らして、今後は自分を含め、後身への教育や美容と健康についての啓発活動にも重点を置くつもりです。
多くのお客様を抱えるラケルさんの施術の予約がさらに取りづらくなってしまうのは残念ですが、同世代として応援しています!最後にラケルさんにとって「真の美しさ」とはなんでしょうか?
ラケル
私にとって、真の美しさは、自信やセルフエスティーム、そして自分自身であることを受け入れ、認めてこそ表現されるものだと思っています。見た目ばかりに気を囚われるのではなく、自分自身をどのように感じ、他の誰でもない唯一無二の「私」である独自性を受け入れて、自分を大切にすることで、真の意味での美しさが際立ちます。そんな方は本当に美しいですよね。私もそのようになりたいですし、また、お客様の手助けをすることで、本来の輝きと自信を感じてもらえるよう、これからも努めていきたいと思います。
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