キッチンで作る、秋冬の保湿液レシピ
寒さもだんだん本格化し、肌の乾燥が気になる季節がやってきましたね。そんな秋冬に欠かせないアイテムが、保湿力に優れた基礎化粧品。今回は、エッセンシャルオイルや、粘度を加えるワックスなどを駆使して、自宅のキッチンで作れる保湿液のレシピをご紹介。イギリス発のビューティーブランド「ニールスヤード」が監修するレシピ本からの抜粋です。
マルチバーム(約100g)
材料-
A.
- アルガンオイル………………………………大さじ1
- ローズヒップシードオイル…………………大さじ2
- シアバター……………………………………大さじ2
- ビーズワックス(蜜ろう)…………………大さじ1 B.
- サイプレスエッセンシャルオイル………………5滴
- フランキンセンスエッセンシャルオイル………5滴
- ベルガモットエッセンシャルオイル……………5滴
- ①:Aをボウルに入れ、ビーズワックスが溶けるまで湯煎にかける。
- ②:湯煎から取り出した①にBを加え、ガラスの小瓶など清潔な入れ物に移す。
- ③:1~2時間ほど冷ましてからフタをする。
使い方&ポイント
乾燥の気になる箇所に円を描くように塗る。そのまま肌になじませれば濃厚な保湿バームになり、肌に優しい素材の布を濡らしてふき取ればスクラブ代わりにもなります。サイプレスとフランキンセンスのエッセンシャルオイルのウッディな香りには癒し効果もあり。日光の当たらない涼しい場所に保管し、使用期限は約3ヶ月を目安にしてください。
ココアバターのモイスチャライザー(約100g)
材料-
A.
- ココアバター…………………………………小さじ2
- アーモンドオイル……………………………小さじ1
- ホホバオイル…………………………………小さじ1
- ビーズワックス………………………………小さじ1 B.
- ミネラルウォーター…………………………大さじ2 C.
- 乳化ワックス…………………………………大さじ1
- グリセリン……………………………………大さじ1
- ①:Aをボウルに入れ、ビーズワックスが溶けるまで湯煎にかける。
- ②:小さな鍋で、Bのミネラルウォーターを約80℃に熱して、一旦火からおろしてCを加えて混ぜる。乳化ワックスが完全に溶けたらOK。溶けなければ、再度80℃まで火にかける。
- ③:①に②を加え、ハンドミキサーや泡立て器を使ってなめらかになるまで一気に混ぜる。
- ④:ガラスの小瓶など清潔な入れ物に移し、1~2時間ほど冷ましてからフタをする。
使い方&ポイント
ひじやかかとなど、特に乾燥している部分にスポット的に塗り込みます。顔や首に塗る場合は下から上にマッサージするようになじませましょう。冷蔵庫に保管し、使用期限は約6週間を目安にしてください。
デイクリーム(約100g)
材料-
A.
- ココアバター…………………………………大さじ1
- アルガンオイル………………………………小さじ1
- ビーズワックス………………………………小さじ1 B.
- ミネラルウォーター…………………………大さじ4 C.
- 乳化ワックス…………………………………大さじ1 D.
- フランキンセンスエッセンシャルオイル………5滴
- ミルラエッセンシャルオイル……………………3滴
- ①:Aをボウルに入れ、ビーズワックスが溶けるまで湯煎にかける。
- ②:小さな鍋で、Bのミネラルウォーターを約80℃に熱し、一旦火からおろしてCの乳化ワックスを加えて完全に溶けるまで混ぜる。溶けなければ、再度80℃まで火にかける。
- ③:①に②を加え、ハンドミキサーや泡立て器を使ってなめらかになるまで一気に混ぜる。
- ④:③の熱が落ち着くまで軽く混ぜ続け、Dを足してさらに混ぜる。ガラスの小瓶など清潔な入れ物に移し、1~2時間ほどおいて完全に冷ましてからフタをする。
使い方&ポイント
毎朝の洗顔やシャワー後の清潔な肌に、円を描くようにしっかり塗りこむ。冷蔵庫に保管し、使用期限は約6週間を目安にしてください。
化粧品を手作り……と聞くとなかなか難しそうですが、材料も工程も少なくシンプルなので、意外と簡単に作れるのがポイントです。材料はオーガニックスーパーやオンラインで手に入るので、お料理感覚でぜひ試してみてください。この手作り保湿液で、顔だけでなく体のスキンケアもバッチリ。全身のうるおいをしっかりキープしましょう!
参考
Well + Good – 3 fall moisturizers you can concoct in your kitchenspan3 fall moisturizers you can concoct in your kitchen