モデルのトレーナーが教える、ヘルシー外食のススメ
健康で美しい肌や、自分好みのスタイルを維持するために、日ごろから食生活を整えておくのは大切なこと。オーガニックにこだわったり、アルコールやカフェインを避けたり、また、今話題になっているグルテンフリーやダイアリー(乳製品)フリー、ローフードにヴィーガンフードなどを取り入れている人もいるかもしれません。
でも、パーティーやデート、ランチミーティングなど、皆が集まるソーシャル(社交)の場でそんな食生活を貫けない・貫きたくないシーンが誰しもあるはず。そんな状況と、どう折り合いをつけたらよいのでしょうか?
今回は、ヴィクトリアズ・シークレットのモデルのヘルスコーチであるダナ・ジェームス先生と、トレーナーのヘザー・マー先生による、“さまざまな人との付き合いのシーンで、社交的でありながら、ヘルシーを保てる外食のヒント”をご紹介します。
アルコールとの付き合い方
例えば大人が集まるパーティーの場で、アルコールを避けたいけれど、みんながお酒を嗜みながら談笑するその場の空気になじみたいとき。
「バーでオーダーするのはクラブソーダがグッド。それを、ロックグラスにライムを入れたものに注いでもらえば、カクテルのように見えます。すでにドリンクが並んでいるような会場なら、赤ワインを手に取って。それをただ持ったまま一晩中会場内を歩き回ったとしても、だれもあなたがアルコールを口にしていないことに気が付かないでしょう」と話すのは、マー先生。ボトルウォーターではなかなか雰囲気が出ないけれど、それならドレスアップした服装にもピッタリです。
外食メニューの選び方
デートや女子会などのディナーで、普段の食生活を守りながら楽しい時間をすごすコツは、“下準備”をしておくこと。
「まずはレストランのメニューを事前にオンラインで見ておくと、現地であれこれ悩まないので良いでしょう。例えば、シーフードの店なら生ガキにレモン、シュリンプカクテル、刺身など、食材をそのままいただけるようなシンプルなものを選んで、マリネなど加工されているものは避けるのがグッド。また、どんなレストランでもサイドメニューには蒸し野菜やサラダなどを選ぶことを忘れずに」とマー先生。ディナーであれば、店によって装いも変わってくるのであらかじめどこに行くかを知っておくことが多いですので、ちょっとしたリサーチも可能ですね。
避けたほうが良い料理
「作り置きの肉や魚、つまりマリネされたものは避けたほうが無難。インド料理であればそれが野菜にも当てはまるのですが、マリネされた食品にはオイルによってたくさんの脂肪が含まれます。あとは、例えば一見ヘルシーそうな野菜スープであっても脂質の高いオイルやココナッツミルクなどが含まれていることがあるので要注意。また、サラダもドレッシングの油分や味が濃ければ、その部分をうまく避けたほうがよさそうです。
とジェームス先生は話します。スープやサラダがいつもヘルシーとは限らない、ということも、外食するうえで気に留めておきたいポイントです。
ダメージは回復できる
外食の際、自分でメニューを選べない状況や、どうしてもヘルシーな選択肢がなさそう!という場合でも、ご安心を。その場はその場で食事を楽しんで、後で“回復する”ことにフォーカスしましょう。マー先生はこう話します。
「翌日は、賢くワークアウトすること。例えばその前の日に多く摂ってしまった糖質を、逆にエネルギーとして使うつもりで、普段よりハードにトレーニングすると気分的にもよいでしょう。いつも避けている食事をたまにしたからといって、長い目でみればそれが身体に大きな影響を及ぼしはしません。
もちろん、日ごろから適度な運動を習慣づけておくことも大切。そこで頑張れば良いか、と思えれば、少しの食生活の乱れが大きなストレスにはなりません。
ストイックな食事制限も時には悪くないけれど、そのために楽しい機会やイベントの場で無理に我慢してしまうのは残念。こんなふうにちょっとしたトリックや下準備を駆使することで、ソーシャルの場をもっと明るく過ごせそうですね。ぜひ、実践してみてください。
参考
A Victoria’s Secret Model Trainer & Nutritionist Talk Dining Out
https://www.yahoo.com/beauty/a-victoria-s-secret-model-1481986374852662.html