広がる爆発ヘアは手作りヘアパックで解消しよう!
雨天の日や底冷えするような湿気の多い日は、せっかく時間をかけてセットをしても、髪の毛がモヤ~と広がりボサボサの爆発ヘアに……。そんな時は一日中ブルーな気持ちになってしまいますよね。
髪の毛が広がってしまう原因は髪のダメージ。傷んだ髪は、表面を覆っているキューティクルが傷ついているので、そこから髪の水分がでていってしまい、髪の内部が乾燥します。ところが、湿気が多くなると、乾燥した髪はキューティクルの傷ついた部分から必要以上に外気の水分を吸収してしまい、髪の内部の水分量が増えすぎて髪が膨張して広がってしまうのだそうです。
髪の内部が乾燥していると、より余分な水分を吸収しようとするので、髪の広がりをおさえるには、髪の内部がうるおっていることと、キューティクルのダメージを少なくすることがポイントです。では、髪の毛が傷んでしまう原因とは何でしょうか?
パーマやカラー
一般的にパーマやカラーはキューティクルにダメージを与えて、髪を乾燥させてしまいます。ダメージを最小限に抑えるためにパーマやカラーの回数はなるべく少なくして、パーマとカラーは同時にしないようにしましょう。
ドライヤーやヘアーアイロン
ドライヤーやヘアーアイロンなどの熱も髪にダメージを与えてしまいます。ドライヤーやヘアーアイロンを使う前は、熱から髪を守る美容液やオイルなどを利用して、熱を加える時間はなるべく短縮しましょう。
キューティクルは高温になると開いてしまい、剥がれやすくなります。髪を乾かす時はドライヤーを髪から少し離しながら、キューティクルの流れにそって髪の根元を中心に毛先に向 かって80%くらいまで乾かします。その後は冷風に切り替えて髪全体を乾かします。そうすると開いたキューティクルが閉じ、ツヤが出るそうです。ちなみに、髪の乾燥を防ぐにはマイナスイオンが出るドライヤーがおすすめです。
タオルでゴシゴシ乾かす
濡れた髪はキューティクルが剥がれやすくなっているので、できるだけ速く乾かすのがポイント。でも、タオルでゴシゴシと髪を摩擦してしまうと髪を傷めてしまいます。タオルで濡れた髪を包んで、こすらずにやさしく押さえるように乾かしてください。速乾性のあるマイクロファイバータオルを使うと乾かす時間を短縮できます。
アルコール系配合のヘアケア製品
多くのヘアスプレーやヘアムースにはアルコール系の成分が含まれているといいます。アルコール系の成分は髪の乾燥を助長してしまうので、なるべく“アルコールフリー”の製品を選ぶと良いそうです。
栄養不足やストレス
髪に十分な栄養が行き届いていないと髪が傷みやすくなります。普段から髪を作るたんぱく質やビタミンをしっかりとり、水分が不足しないように水をたっぷりとって体の中からも水分補給をしましょう。また、ストレスも髪に影響を与えますので、睡眠をしっかりとって心身を休め、ストレスをためないように心がけましょう。
爆発ヘアを抑える簡単手作りパック
髪の広がりを抑えるには、週に一度のパックでダメージヘアに栄養とうるおいを補給するのがおすすめです。今回はアメリカのヘアケア専門情報サイトで紹介されている爆発ヘア対策に効果的な数ある手作りヘアパックの中でも、私自身の体験から、おすすめのレシピを紹介します。
アーモンドオイル&ハチミツパック
髪の毛のダメージがひどい時におすすめのパックです。アーモンドオイルは紫外線のダメージから守るビタミンEやキューティクルをつくる成分になるオメガ9脂肪酸が豊富。また、ハチミツは髪のうるおいを保ちます。
1.アーモンドオイル大さじ1~2杯とハチミツ大さじ1杯を混ぜ、お風呂の湯程度に温めて髪全体につける。
2.シャワーキャップ又は頭全体をラップして蒸しタオルで包む。
3.20~30分間パックをしたらシャンプー、リンスで整える。
*オイルの量は髪の長さや量によって調節してください。
ココナッツオイルパック
ココナッツオイルは分子が小さいため髪の内部に浸透しやすく、保湿力に優れ、髪の毛の広がりを抑えて、まとまりやすくなります。
1.お風呂の湯程度に温めたコナッツオイル大さじ1~2杯を髪全体につけ、頭皮を軽くマッサージをする。
2.シャワーキャップ又は頭全体をラップして蒸しタオルで包む。
3. 20~30分間パックをしたらシャンプー、リンスで整える。
*オイルの量は髪の長さや量によって調節ください。
*ココナッツオイルの他に、オリーブオイルやアーモンドオイルを使ったパックもおすすめです。
マヨネーズ&アボカドパック
アボカドは抗酸化作用が高く、新陳代謝を促進するビタミンEやオレイン酸が豊富で栄養価の高いので、髪に栄養を与え、乾燥をふせぎます。
1.マヨネーズ大さじ2杯とアボカド1/2個をよく混ぜたものを髪にもみ込むようになじませる。
2.シャワーキャップ又は頭全体をラップして蒸しタオルで包む。
3.20分間パックをしたら洗い流し、シャンプーとリンスで仕上げる。
アップルサイダービネガー・リンス
パックではありませんが、シャンプーの後にアップルサイダービネガー(リンゴ酢)でリンスをするのもおすすめです。アップルサイダービネガーは酸性で弱酸性のキューティクルよりもpHが低いため、キューティクルを引き締める作用がありますので、水分が保たれツヤのある髪にします。
1.アップルサイダービネガー(リンゴ酢)1/4カップに水を1カップ混ぜる。
2.シャンプーを洗い流した後に1.を少しずつ髪全体にかけ、頭皮を指の腹で軽くマッサージする。この後はすすがずにそのまま髪を乾かしてください。
洗いたては酢のすっぱい匂いが気になりますが、だんだん薄れていきます。匂いが気になる方は、この後に香りつきの髪の美容液やオイルなどをつけるといいと思います。
手作りパックの他に、ココナッツオイル又はアーモンドオイルをヘアオイルとして活用するのもおすすめです。ドライヤーで髪を乾かす前に、少量のココナッツオイル又はアーモンドオイルを髪全体になじませると、ドライヤーやヘアアイロンの熱によるダメージから髪を守ります。
また、ブラッシングの前や髪の広がりやパサつきが気になる時に少量のココナッツオイル又はアーモンドオイルをつけると、髪の毛のおさまりがよくなります。これらのオイルは、オイル特有のベタつきがなく、乾いた髪につけてもサラッとした感じに仕上がります。
爆発ヘアでお困りの方はぜひお試しくださいね!
参考資料
http://www.allure.com/hair-ideas/2011/the-top-10-fixes-for-frizzy-hair#slide=9
http://www.naturallycurly.com/curlreading/frizz-control/home-frizzy-hair-remedies