アメリカで人気の”アンチエイジングのお茶”、その正体は?!
古くから世界中の国々で親しまれているお茶。日本人にとっても馴染み深い飲み物ですよね。お茶の歴史はとっても古く、記録に残っている限りでは、2000年、神話上では5000年も前から飲まれていたそうです。そして、お茶のもつ健康効果から、昔は薬としても利用されていました。
アメリカでは昔からお茶を飲む習慣がなく、一般的な飲み物と言えばコーヒーやコーラ。ところが、最近は健康志向の影響でお茶を飲む人が増えています。
このトレンドを反映しているのがスーパーマーケットの売り場。需要と比例し、棚に並ぶお茶の種類が年々増え続けています。こうした緑茶、紅茶、ウーロン茶、ハーブティーなど数あるお茶の中でも、特に美容と健康に良いと言われているのが「ホワイトティー(白茶)」です。日本ではあまり知られていないようですが、アメリカではアンチエイジングに効果的なお茶として人気があります。
ホワイトティーとは?
ホワイトティーは、中国のある一定の山に生育する珍しい植物の新芽と若葉だけを摘み取って作られる、大変希少な高級茶です。古来中国では、皇帝と皇族だけに飲用が許され、不老長寿の薬として愛飲されていたと言われています。紅茶や緑茶とは製法が異なり、熟練の技が必要とされる難しい製法ですが、工程が簡素で短いため、鮮度が高く、高濃度のポリフェノールを保持することができます。このため、細胞の老化を抑える抗酸化作用が非常に高く、緑茶の3倍以上もあります。また、他のお茶に比べてビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
ホワイトティーのアンチエイジング効果
近年、英国で行われた研究では、ホワイトティーには、シワやたるみの原因となるコラーゲンやエラスチンを破壊する酵素を抑える坑酸化物質が非常に多く含まれていることが証明されています。また、お肌に大切なミネラルやビタミンも豊富に含まれているので、美白効果や潤い効果、新陳代謝の向上も認められています。最近では、研究によってホワイトティーの様々な美肌効果が認められるにつれ、化粧品の有効成分としても注目されています。
その他にも嬉しい効果があります。最近ドイツで行われた研究によると、ホワイトティーには、脂肪細胞を分解する作用と脂肪細胞の生成を抑える作用があるそうです。その秘密は、脂肪を分解する酵素を活発にするカフェインと「EGCG(エピガロカテキンガレート)」が緑茶や紅茶よりもたくさん含まれているから。EGCGは、お茶ポリフェノールと言われるカテキンの一種で、脂肪細胞の生成を抑制する働きがあることが最近の米国の研究で発見されています。
これらの研究結果から「ダイエット効果が期待できる理想的な天然成分」としても期待が高まっています。
ホワイトティーの健康効果
抗酸化作用が高く、ビタミンやミネラルが豊富なホワイトティーは、お肌やダイエットに良い効果をもたらすだけでなく、次のような健康をサポートする効果もあります。
- がん細胞の生成を抑える
- 血圧を下げる
- コレステロール値を下げる
- 血管を強くして、血液の循環を良くする
- 免疫力の向上
一口に「ホワイトティー」と言っても、茶葉によっていくつか種類があります。中でも最も品質が高く、人気が高いのが、産毛に覆われた新芽だけで作られる「Silver Needle(シルバーニードル)」という茶葉。新緑を思わせるさわやかな香りと、まろやかな喉ごしが特徴です。その優しいさわやかな香りは、ヒーリング効果があるとして、アロマ効果も期待されています。
アンチエイジング効果、美白効果、ダイエット効果、新陳代謝の向上、免疫力の向上、リラックス効果など、美容と健康に良い効果がいっぱい!こうなれば、もう、毎日飲むしかないですよね!