「神々が宿る神秘の島・バリ島で見つけたキレイの秘密」②
こんにちは、ハワイ・アイランド料理研究家の藤沢セリカです。前回の「神々が宿る神秘の島・バリ島で見つけたキレイの秘密」①に続いて、バリ島で私が体験した神秘とキレイの秘密を紹介していきます。
芸術の村として有名な「ウブド」
クタより車で2時間半ほど山方面へ行ったウブドに行きました。以前はヨーロッパの画家が多く暮らす小さな村でしたが、今回久しぶりに行ってビックリ!クタと変わらない観光地になっていました。
ただステキだったのは、知り合いに連れて行ってもらったカフェ。まるで映画のワンシーンのようなたたずまい。お料理も洗礼されて美味しかったです。
夜はケチャ(バリ島を代表するダンス)を見に行きました。迫力ある声と火渡り。ここでもバリの神様を身近に感じることが出来ます。
市場も変わり、絵画もコピーばかりで少しがっかりしましたが、これも進化のひとつ。いつまでも変わらないでいてほしいと思うことは、先進国で暮らす私たちのわがままなのでしょうね。
近年のホット&オシャレスポット
レギャン、スミニャック、チャングー
クタよりビーチ沿いに行くと町があります。以前はただのサーフポイントでしたが、今ではオシャレな店が立ち並びます。
少し離れた場所にも、欧米人が作った町のような一画がありました。素敵で洗礼された空間、これが昔ウブドで私が感じたもの。場所を変えて存在していると嬉しく思いました。
昔から銀細工では有名だったバリ島。手先が器用なのでしょう。かなり精巧な細工のアクセサリーが店頭に並んでいました。
今どきのバリ島は、ビーチでのシーフードBBQが人気、ということで連れて行ってもらいました。夕日とサーフィンが一緒に楽しめる場所です。好きなものをオーダーして焼いてもらいます。サラダやソースはセルフサービスで食べ放題。リラックスできる心地の良い空間に大満足です!
バリの世界遺産「田園棚」
バリ島には複数の世界遺産があります。そのひとつ、田園棚へ行きました。一面緑、暑い南の島にしては冷たい空気で、緩んでいた肌も引き締まる感じがします。この辺りがジュリア・ロバーツの出演した映画『食べて祈って恋をして』の舞台です。ロケで使われた家もまだあるんですよ。
世界的に高級なコーヒー「コピルアック」
コピルアックとは、ジャコウネコの糞から作られるコーヒー。アラビカと言う種類のコーヒー豆に、ジャコウネコの腸内の消化酵素や腸内細菌による発酵によって独特の香味が加わるとして、現在では希少な分、高値を付けています。赤く熟したコーヒー豆をジャコウネコが食べ、糞として出したグリーンビーンズをきれいに洗い、焙煎したもの。
コーヒー自体、バリ島では独自の方法で製造し、バリコピとして昔から親しまれています。ここでは色々な味を無料で試飲し楽しむことが出来ますが、コピルアックだけは有料。日本円で約500円します。これはバリ島ではかなり高価、しかし日本では1杯5,000円だそうですから、納得ですね。
リラックスと美容の極致で味わう
究極のアーユルベーダ
クタより車で3時間以上行った山奥に、その楽園「バグースジャティ」はありました。ヨガをする方やオーガニックに詳しい方にとっては、最強の場所といえるでしょう。ここは少人数しか宿泊できない施設で、その全てがコテージ。世界からオーガニックや自然の美をテーマに美意識の高い人々が集まる場所として有名です。私は友人のすすめで最終日にここへやって来ました。渓谷の中に立つコテージ、静かな空間、洗礼されたおもてなし、全てがラグジュアリー。そんなセレブ感満載なところで、今回の旅のメインイベント「アーユルベーダ」を体験しました。
まずは自分に合ったお茶を飲み、個室に案内されました。ゲスト1人につき、2名のエステティシャンが付きます。厳選されたオイルによる全身マッサージを受け、その後は脳のマッサージと呼ばれるシロダーラです。私は人生で2度目のシロダーラでしたが、今回は意識が飛んでしまい、寝ているのか起きているのか分からない状態になってしまいました。環境も関係あるとは思いますが、これが「恍惚感」というのでしょうか、素晴らしい体験でした。
施術終了後にいただいた夕食も素晴らしいものでした。館内で育てられたオーガニックの野菜を中心とした食事で、サラダからスープ、メインディッシュまで、心と体に優しい味。次回はずっとここに泊まりたい、と思いました。
神秘の島バリ島で癒される
スパイスと美容と神々を感じられる島、バリ島。もし、疲れたなと感じたら、バリ島に癒されに行ってみてはいかがですか?雑踏もあり、自然もあり、美を追求する施設もあります。そして、美味しいものもたくさんあります。この島は、どんなに進歩して都会になっても、神々が至るところに宿っていると信じられています。バリ島の神様は色々な形で現れ、良いことも悪いこともする……。そこに私はバリ島の魅力を感じています。
今回、ガイドをしてくれた友人いわく、「人と神は同じ、いい面もあれば悪い面もある。バリ島の神は死ぬこともある、でも良い神になって生き返る」のだそうです。人間も神様も善と悪の両面を持つ、それが当たり前とのこと。ここは命の原点に戻り、どう生きるか、本当の美しさとは何なのか、を改めて見つめなおすことのできる場所なのかもしれません。心を磨くことは、見た目の美しさにも影響するはず。多少スタイルが悪くても、肌が荒れていても(ビーグレンのスキンケアで改善!)、心を磨くことに障害はありません。心も肌もポジティブで美しく、私たちは年齢不詳、常に恋愛適齢期でいましょう。
取材協力
デイトライン・OMツアー
http://omtour.jp/