「特別な想いの母娘台湾旅行」第３回目

この記事を書いたライター

1961年2月4日生まれ、水瓶座O型。料理研究家。ハワイ、バリ、タヒチなどのアイランド料理研究家でもある。TV、ラジオなどメディアでの情報発信、ケータリングなど、食に関して幅広く活躍中。著書に『ハワイごはん』『湘南ごはん』『海ごはん』『ホノルル食堂』など。オフィシャルホームページ「ALOHA DELI」

2017年8月24日
ライフスタイル

こんにちは、ハワイ・アイランド料理研究家の藤沢セリカです。

躍動的で人々のパワーに溢れたインターナショナルな島、台湾。美食とアンチエイジングの宝庫であり、多くの観光客で溢れる国です。台湾生まれの台湾育ちながらも戦後引き上げて以来、70年間も台湾に足を踏み入れていなかった母を伴って、台湾を旅しました。米寿（80歳）を過ぎた母と行く「母娘台湾旅行」第３回目は、台湾ならではの美食を味わい尽くします。

美食を味わう！その一

何を食べてもハズレのない台湾。ならば味わうしかないでしょう。ということで、高級食材のフカヒレやツバメの巣、定番の小龍包から屋台グルメまで食べ尽しました。

ちょっと奮発して高級食材でキレイに！

高級食材のレストランはたくさんありますが、台湾人の友人にすすめられた店「頂翅魚翅餐廳（ディンチユウチ）」に行きました。コラーゲンたっぷり、アンチエイジングに貢献してくれる食材のツバメの巣やフカヒレ料理で有名な店です。

種類豊富なお惣菜はどれでも50TWD（2017年8月現在で約185円）

姿の見えるフカヒレ、最高に美味しかったー！これは台湾を訪れた際には必ず一度は食べてください。

ツバメの巣、食感も特になく味も淡白ですが、美容には最高のようです。

頂翅魚翅餐廳
http://din-chyh.com.tw

小龍包は食の小さなダイナマイト

小龍包はやはり、日本はもちろん、世界中に店舗を構える「鼎泰豊（ディンタイフォン）」の本店へ。本当に美味しいです！店員さんが食べ方を教えてくれますが、その説明はきちんと守った方がいいようです。自己流に食べてしまうと、大変なことになりかねません。肉汁が噴出して火傷する可能性もあります!?今回はシンプルなプレーンとトリュフの小龍包を頂きました。私にはやはりプレーンが一番美味しいかな？チャーハンも炒めものも全て、何を食べても美味しいですね。

「美味しい！」その一言に尽きます。

鼎泰豊
http://www.dintaifung.com.tw

並んでも価値のある美味しい朝食

今回、私の中ではダントツで一番なのが、毎日大行列の「阜杭豆漿（フーハントウジャン）」の朝食です。「長時間並んでまで食べたいのかな？」と思っていましたが、食べてみて納得。「こんなに美味しいものが、まだあったのか？」という感じでした。ベースは豆乳で、その豆乳に味が付けられ、僅かな具材が入っているだけのシンプルな朝食なのですが、ものすごく美味しい。これは食べてみないと分からないかと思います。病みつきになりそうなこの朝食にありつくためには、40分以上並ぶことを覚悟して。ぜひ、トライしてみてください。

豆乳に味付けして具材が入っているだけなのに……ものすごく美味しいです。台湾人の友達も、「ここが一番美味しい!!」と絶賛。

揚げパンと卵のサンドイッチ。やや淡白で優しい味。

阜杭豆漿
http://www.taipeinavi.com/food/28/

庶民の味を激安価格で堪能

朝食はもちろん、いつでも食べる台湾食としてメジャーなのが「魯肉飯（ルーローハン）」や「牛肉麺（ニュウロウミェン）」。ファーストフードのような店もあって終日食べることができます。台湾の人たちはスナックのように気軽に食べているようです。魯肉飯はご飯の上に豚肉の煮込みがのったもの。牛肉麺は店によって全く味付け、麺が違います。色々食べて自分好みの店を見つけるのも楽しみのひとつですね。

私は好きな味です。

台湾の人は牛肉麺が大好き。

いざ、ディープな夜市へ

夜市も捨てたものではありません！確かに不衛生ではありますが、ここでしか食べられないものがたくさんありますし、廉価なお土産もさまざまな品揃えで楽しめます。台湾の人たちは活力があり、生き生きとして、時間に関係なくいつもワシワシ食べている印象があります。やはり「食べる」ということは、人間にとって一番大切なことなのですね！

屋台で食事をする人たち。台湾らしい光景ですね。

夜市にはフルーツ屋さんがたくさんあります。その店で購入すれば、購入したフルーツをその場で皮を剥いて、食べやすいようにカットもしてくれます。食べ歩き用にカットしたフルーツも販売されています。フルーツジュースも美味しい！