簡単“アイブロウウィッグ”がLAで話題に!
「すっぴん状態で、1ヶ所しか手を加える時間がなかったとしたら、どこをメイクしますか?」と聞かれたときに、「眉(=アイブロウ)」と答える人は多いのではないでしょうか?アイブロウは、すっぴんとメイクアップした顔に決定的な差を与えますよね。また、LA(ロサンゼルス)では眉専門のサロンも多く、たくさんの女性が力を入れているパーツでもあります。
そんな眉メイクで、ここ数年主流になっている“太めでナチュラルな眉”を取り入れるには、テクニックもさることながら、できるだけ地毛を残しておきたいところ。とはいえ、過去に眉毛を細くし過ぎてしまってもう生えてこない、もともと眉毛が薄い、などさまざまな理由からそれが難しいという方も多いかもしれません。
それを補う方法として、アイブロウのエクステンションや、アイブロウタトゥーの進化形・マイクロブレーディングなどの技術が知られていますが、新たに話題となっているのが、なんとアイブロウの「ウィッグ」です。人工の眉毛を直接肌に貼り付けるだけという簡単なもので、自宅でも手軽にできるとあって注目されています。
広く知られるきっかけとなったのが、多くのハリウッドセレブを手掛けるメイクアップアーティスト、ハン・ヴァンゴさんのインスタグラム。アイブロウウィッグをつける様子が撮られた動画をシェアしており、閲覧数は数ヶ月で約10万回に達しています。それは、同時期に彼がアップしているスーパーモデルのジゼル・ブンチェンやエミリー・ラタコウスキーなどを撮った動画の閲覧数の倍以上となっていて、注目度の高さが伺えます。
ほかにも、米『VOGUE』誌や『COSMOPOLITAN』誌に寄稿しているビューティーエディターのディアナ・パイさんが、化粧品ブランドとコラボレーションして作ったアイブロウウィッグも話題になりました。「MISSION BROWS(使命の眉)」と名付けられた、そのアイブロウウィッグは、がん治療のために眉毛を失ったディアナさんの実体験から誕生したもの。売り上げの30パーセントは、がんと闘う若者をサポートする団体へ寄付されるそうです。
「眉のない自分の写真を目の当たりにしたときは、血の気が引きました。しかも、それはビューティーエディターとして出席したディナーイベントで撮られたもの。その時は眉がないことにさえ気づかず、華やかな場で普通に食事と飲み物を楽しんで、参列者の方と何気ない会話をしていたことを、後になってとても恥ずかしく思ってしまったのです」ディアナさんは自身の体験をエッセイに綴り、こう締めくくっています。「私に眉があれば、公共の場でも、イベントでも、鏡の前でも、どこにいても自分に自信が持てたでしょう。このアイブロウウィッグが、もし誰かの救いになってくれたらと願っています」
誰でも手軽に使える便利アイテムとしてはもちろん、やむを得ない理由で眉を失った女性たちのための心強いアイテムとしても、さまざまな可能性を秘めたアイブロウウィッグ。それは、自身や前向きな気持ちを呼び起こし、内面から輝く美しさを磨いてくれる存在と言っても過言ではありません。単なるビューティーグッズの枠を超えて、これからさらに多くの人にとって身近になる日も近いかもしれないですね。
参考
https://www.glamour.com/story/chemo-eyebrows-faux-brows-for-cancer-patients
https://www.glamour.com/story/brow-wigs-perfect-eyebrows
http://www.cosmopolitan.com/style-beauty/beauty/a9878884/brow-wigs-internet-beauty-hack/