ここ数年、インテリアや雑貨、ファッション、ヘアカラーまで、トレンドカラーといえば“ピンク”が席巻してきました。しかも、ただのピンクではなく、さくら色のような少しくすんだ色合いのピンクが「ミレニアルピンク」と呼ばれ、ここLA(ロサンゼルス)でも、さまざまな場面で目にすることが多くなりました。インスタグラムなどのSNSから流行が広がったといわれるミレニアルピンク。その名の由来は、いま流行や経済の中心といわれるミレニアル世代(※)を惹きつけることからといわれています。

※諸説ありますが、主に2000年以降に成人して、幼少期からデジタル機器、インターネットやSNSなどが身近にあった世代を指します。

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つい最近、東京にもオープンして話題になっているLA発のカフェ「アルフレッド・ティールーム」も、シンボルカラーはミレニアルピンク。

こちらは、インスタグラマーがこぞって訪れる「ザ・ビバリーヒルズ・ホテル」のプールサイド。このホテルも、インテリアの多くにミレニアルピンクが採用されています。

ところが、そんなトレンドカラーが、これからは“ナチュラルなグリーン”に移行しつつあるという噂が。どうやら、色のエキスパートであるパントン社が発表した、2017年のカラーオブザイヤーに“グリーナリー (Greenery=草木の緑)”が選ばれたことで、その信ぴょう性が高まっているようなのです。というのも、同社はアパレルやグラフィックなどの色見本帳を作成したり、色に関わるさまざまなサービスや商品開発を行っている企業。毎年発表するトレンドカラーは多方面から注目されているのだとか。

確かに、ここLAでも、今年は抹茶(Matcha)フレーバーが流行するなど、話題のカフェのインテリアには、ほとんどといってもいいほど、みずみずしい植物のグリーンが目立ちました。

トロピカルな植物の壁紙がインスタジェニックなこのカフェは、サンディエゴにある抹茶の専門店。ピンクとグリーン、トレンドカラーをばっちり取り入れています。

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ベニスビーチに近い人気のショッピングストリートのアボットキニー通りにあるレストラン。店内には、まるで小さなジャングルのように緑が生い茂っています。

特にLAでは、昨今のナチュラル志向も手伝って目立ち始めているナチュラルなグリーン。それが、ミレニアルピンクになぞらえて“Gen-Zグリーン”と呼ばれる傾向もあるそうです。Gen-Zとは、Z世代 (Generation Z )の略で、ミレニアルよりさらに若い世代(主に1995年~2009年頃に産まれたデジタルネイティブ世代)を指します。まさに、次世代がこれからのトレンドを引っ張っていくような、そこから新たな価値観を作っていくような、さまざまな可能性を感じるワードですね。

今回は、来年以降にインスタなどのSNSや、街でも見かける機会が多くなりそうな噂のトレンドカラーをご紹介しました。自宅のインテリアに植物を増やしてみたり、ファッションや雑貨にナチュラルな緑色や植物のプリントのものを選んでみたりと、さりげなく「Z世代グリーン」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

参考

https://www.wellandgood.com/good-looks/gen-z-green-products/
http://www.wearesweet.co/culture/news/a1878/gen-z-green-the-new-millennial-pink/

この記事を書いたライター

Writer

東京・LAでの出版社勤務ののち、フリーランスのライターに。中米コスタリカの常夏ビーチリゾート地でのスペイン語学習+バケーション+時々仕事の生活を経て、再びLAにて活動中。屋外ワークアウトが最近のお気に入り。ハイキングや公園&ビーチヨガをリフレッシュと体型維持のために続けています。

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