料理研究家藤原セリカが実証!美腸活&生活習慣病予防に。驚異のアズキパワーレシピ
日本では大昔から食べられている小豆(アズキ)。栄養価が高いことは知られていますが、美容と健康にも効果があることをご存知ですか?数年前に「アズキがダイエットに効く」と注目されたことがありました。実は解毒作用もあり、薬としても利用されていたのです。ダイエットはもちろん、腸をキレイにして美肌をつくる力があり、生活習慣病の予防にも役立つアズキ。今回は、そんなすごいアズキの栄養や私、料理研究家の藤原セリカが実証した効果を最大限生かす美味しい食べ方など、たっぷりとご紹介していきます。
「小豆(アズキ)」ってなに?
アズキはササゲ属の「ささげ」や「緑豆」の仲間です。赤アズキ(大粒と小粒)と白アズキがあり、「お赤飯」や「おしるこ」などで食べられているものは小粒の赤アズキです。また、大粒のものは大納言と呼ばれ甘納豆などに、白アズキは高級品で、和菓子などで使われる白あんとして活躍します。
アズキが持つ栄養素とは?
豆は一般的に糖質が低く栄養価が高いといわれていますが、アズキはまさに栄養の宝庫!「赤いダイヤ」という別名を持ち、アンチエイジング効果も期待できるすごい豆なのです。アズキの持つ栄養素の中で健康効果に最も期待できるものは、「食物繊維」「鉄分」「ポリフェノール」「サポニン」「カリウム」「ビタミンB1」です。
アズキの食物繊維
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を含み、特に不溶性(その量はゴボウの約5倍、さつまいもの約9倍)を多く含むアズキは、便の量・水分を増やし、便が腸内にとどまる時間を短くしてくれるので、便秘の解消に。また、アズキにはオリゴ糖も多く含まれ、腸内の悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌を増やします。私たちの腸管免疫の働きを高めてくれるので、老化防止にもつながります。
アズキの鉄分
アズキは女性に不足しがちな鉄分を豊富に含んでいます。その量はなんと100g中5.4㎎(成人女性一日の摂取推奨量は10.5㎎)。鉄分が不足すると酸素が全身に行き届かなくなり、顔色が悪く、集中力や記憶力の低下が起こります。また、めまいや立ちくらみ、疲れを感じやすくなるので、アズキは貧血予防に大活躍します。
アズキのポリフェノール
抗酸化作用の王様、ポリフェノールをふんだんに含んでいるアズキ。シミやシワの原因となる紫外線、またストレスなどで増える活性酸素を食べるだけで消去してくれるので、アンチエイジングにはピッタリです。
アズキのサポニン
アズキの外皮に含まれるサポニンは、コレステロール撃退に最適な栄養素です。中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を抑えて血液の流れを良くします。その結果、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防にも役立ちます。また、利尿作用も促進し、むくみも防いでくれます。
アズキのカリウム
年齢を重ねると自然と起こる高血圧。それを解消する効果が期待できるのがアズキです。塩分を摂り過ぎると細胞外(血中)にナトリウムが増え、血管の細胞が敏感に反応して高血圧を引き起こすといわれています。高血圧を防ぐには、アズキを食べてカリウムをバランスよく取ると高血圧の改善が期待できます。
アズキのビタミンB1
ビタミンB1は疲労を回復し、冷え性の改善にもつながります。炭水化物が酵素で分解されることによってエネルギーが生じ、その酵素の働きを助ける役目をビタミンB1は担っています。不足すると疲れやすくなるので、アズキを食べて回復します。
藤沢セリカが実証!生活習慣病を「アズキ黒糖紅茶」で撃退!
アズキにはダイエットや美肌効果の他に、「血圧を下げる、血糖値を上げない、中性脂肪を下げる」という3つのキーワードがあります。これは今までいろいろな食材でも語られてきたことだと思いますが、実際に私自身がすごいアズキパワーを経験したのでお伝えします。
実は一年前、「血圧190」という驚くべき数値になりました。これは年齢を重ねた女性ならみな経験することだと思いますが、ある程度の年齢を過ぎると、突然体が変わります。今までは血圧、血糖値、コレステロール、中性脂肪…すべて正常値で良好だったのが、ある日突然訪れた悲劇!?薬物の投与を進められましたが、どうしても薬を飲まないで改善したい。そんな思いをドクターに伝え、3か月の執行猶予をもらいました。料理研究家として「食」で改善しようといろいろな方法を調べ、チャレンジした上で、胸を張っておすすめできるもの、それが「アズキ」です!
味がまずいものはいくら健康に優れていたとしても取り続けることができませんよね?そこで発明したのが「アズキ黒糖紅茶」です。アズキが持っている成分プラス、黒糖のミネラル、紅茶のフラボノイド(美肌成分)をミックス。一日2回、毎日食前にアズキ黒糖紅茶を200mlほど飲み続けました。3週間たったある朝、(一年前から毎朝血圧を測っています)血圧を測ったら、前日は160あったものが134に下がり、その後日々下がり続け、8ケ月経った今では110~130をキープ。コレステロール値も正常で、おまけに体温も35℃くらいだったのが、36.6℃をキープ。すごくないですか??ドクターもビックリの検査結果で「何をしたの?」と聞かれました。
体調が良いのはもちろん、肌もつるつるで髪にもつやがでました。これは皆さまに伝えたい!もし、血圧やコレステロールに悩んでいたら、ぜひ、アズキ黒糖紅茶を試してみてください!!体調がよくなり、キレイにもなりますので!
劇的に美味しい「アズキ黒糖紅茶」<材料 2ℓのペットボトル1本弱分4~5日分>
- アズキ・・・300g
- 水A・・・3ℓ
- 水B・・・1.5ℓ
- 黒糖・・・60g
- 紅茶ティーバッグ・・・6個
<作り方>
「アズキ黒糖紅茶」作った際にできる「煮アズキ」のおいししいレシピ
アズキ黒糖紅茶を作れば、煮アズキができます。それも食べなきゃもったいないですよ!アズキは美味しいので、さまざまな料理にアレンジできます。甘みを足してデザートにするのはもちろん、アズキの食感は肉にも似ているので、フェイクミートとして使うのもアリです。また、ミキサーなどでなめらかにして、冷やし固めても美味しく頂けます。この項目では、ミキシングして作ったスイーツとデリをご紹介します。
アズキが香る、ふんわりくちどけの良い「アズキムース」
アズキムース<材料2人分>
- 粉ゼラチン・・・5g
- 水・・・大さじ3
- 煮アズキ・・・200g
- 三温糖・・・40g
- 生クリーム・・・150m
- 水・・・80m
<作り方>
ヘルシーで美味しい手作り生チーズ「アズキ豆腐のブッラータサラダ」
アズキ豆腐のブッラータサラダ<材料 4個分>
- 木綿豆腐 1丁(200g)
- 牛乳・・・200m
- 葛粉・・・40g
- すりごま(白、黒どちらでもOK)・・・6g(練りごまの場合は10g)
- クリームチーズ・・・50g
- 煮アズキ・・・60g
- 塩・・・小さじ1/2
- 生クリーム・・・大さじ4(冷凍しておく)
- サラダの野菜・・・適量
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<作り方>