チョコレートとチーズの魔法をあの人へ「ゴルゴンゾーラのチョコレートケーキ」

チョコレートの原料カカオには不思議なチカラがあるということをご存知ですか？チョコレートは発酵食品で、ポリフェノールの一種エピカテキンという成分の抗酸化力が強く、動脈硬化や脳卒中などの血管系の病気予防に最適。血管が若返る＝アンチエイジングにピッタリなのです。その他にも風邪予防にも、癌や胃潰瘍の予防にも良いと言われています。……と、ここまでが体に関することなのですが、実はチョコレートは心の薬、とも言われているのです。

そもそもバレンタイン（日本では女子から男子へ、海外では男性が愛する女性へ渡す）になぜチョコレートをあげるのでしょう？カカオにはフェニルエチルアミン（PEA）という成分が豊富に含まれています。実はこの成分は、人が恋に落ちたときに体内で生成される化学物質なのだそうです。好きな人と一緒にチョコレートを食べると甘い夜を過ごせるとか。「愛とチョコレートは深い関係にある」とスーパーフードを研究されているディヴィッド・ウォルフ氏が書いています。また、カカオは未知の部分が多く、研究が続けられているそうです。まさに神の植物、神秘の木の実。チョコレートのチカラが私たちの強い味方になってくれるといいですね！

意外と思われますが、ゴルゴンゾーラチーズとチョコレートは相性抜群。どちらも濃厚な発酵食品。甘い中にしょっぱさが際立ち、カカオとチーズの香りがお口いっぱいに広がります。これなら甘いものは苦手、なんていう彼にも美味しく食べてもらえそう。ぜひ、バレンタインに作ってみてください。

＜材料18ｃｍ　ケーキ型＞

＜作り方＞

ボウルにチョコレートとバターを入れて湯煎にかけて溶かす。

卵は卵黄と卵白に分け、卵白は使うまで冷蔵庫で冷やす。

薄力粉は2度ふるっておく。ケーキの型にはバター（分量外）を塗り、オーブンは170度に温めておく。

①のチョコレートとバターは完全に溶かしてよく混ぜ合わせておく。

別のボウルに卵黄とグラニュー糖Ａを入れて、白っぽくなるまで泡立てる。この時、湯煎にかけながら泡立てると早い。

④のボウルに⑤を加えて良く混ぜ合わせる。

⑥に薄力粉を入れてよく混ぜ合わせる。

別のボウルで卵白にグラニュー糖Bを加えて角が立つくらいまで泡立てる。

⑦のボウルに泡立った⑧を加えてサックリ混ぜ合わせる。

素早く混ぜるのがポイント。

ケーキの型に⑩を流し入れ、トントンとテーブルに落として空気を抜き、温めたオーブンに入れて約30分焼く。

焼き上がったら型に入れたまま冷ます。

仕上げ用ガナッシュを作る。ボウルにチョコを入れ、生クリームは鍋に入れて火にかけ沸騰させる。チョコのボウルに熱した生クリームを一気に流し入れ、チョコを溶かしてよく混ぜ合わせる。

ケーキが冷めたら上にジャムを塗り、ゴルゴンゾーラチーズ（3/4）をちぎってのせる。

上から⑬をかける。

ケーキ全体をガナッシュでコーティングし、上に残りのゴルゴンゾーラをトッピングする。