ドラマチックな秋冬カラーの口紅が似合う唇になる方法!
暑さも収まり、洋服に合わせて、リップもブラウニッシュなレッドやピンクなど深みのある色にチェンジ。新しいリップを試そうとしたら、「唇がガザガザ乾燥している」「縦じわがくっきり」「リップが滲んで輪郭がきれいに塗れない」など…、このような経験はありませんか?実は、私は最近このような唇の変化を感じ始め、日々のケアを見直してみました。今回は、困ったときにすぐ実践できる乾燥ケアから、唇のエイジングサインである縦じわ・滲み予防ケアから、ふっくらリップへの若見えメイクテクニックまでご紹介します。
ガサガサ・皮むけ唇を防ぎましょう
NG行動と対策
NG行動その1 口呼吸口呼吸は口を開けた状態のため、唇の内側にも乾いた空気が触れ、唇の乾燥を促進します。一方、鼻から呼吸をすると鼻を通った空気は粘膜を通り、湿った状態で口・喉に流れ込みます。乾燥を防ぐために鼻呼吸を心がけましょう。
NG行動その2 舐める唇がカサカサしたときについ行ってしまうペロッと舌で唇をなめる仕草。自らの唾液でうるおしているつもりが逆効果になっています。唇についた唾液が蒸発する際に、唇本来が保持している水分も一緒に蒸発するので、より乾燥を促してしまうのです。 唇は皮脂膜が無く、水分が蒸発しやすい構造。リップクリームで保湿をして、うるおいの膜を補いましょう。
レギュラーケア
リップクリームを唇に強く押し当てて塗りこむのはNG。摩擦となり、乾燥や皮むけを助長させてしまいます。優しく一塗りで十分です。
今は「365日UVカットをしましょう」といわれる時代です。もちろん、唇も日中使うものはUVカット機能のあるものにしましょう。荒れがひどく皮むけがあるときには、リップクリームは、スティックタイプよりも柔らかいバームタイプがおすすめです。ホホバオイル・ミツロウやシアバター配合の保湿力が高い製品を選んでみてください。
昼はスティックタイプ、夜はバームタイプと使い分けてもいいですね!
スペシャルケア
空気が乾燥してきて唇がカサつき始めた、また、夏の日焼けで唇の色が暗くリップの色が映えないと感じたときのトリートメントです。
用意するもの
●清潔なタオル
●リップバーム(食用のはちみつでも代用できます)
●ラップ
トリートメント方法
クレンジングや洗顔の後、汚れが落ちた清潔な状態で行います。
① タオルを濡らして、ラップで包み、電子レンジで人肌程度に温めます。
② ラップから取り出して粗熱を取って、温タオルをつくります。
※唇に当てじんわり温かいと感じるくらいの温度にしましょう。
③ 温タオルで唇を数分蒸らします。
④ バームをオーバーリップ気味にたっぷり塗り、薬指でクルクル優しくマッサージします。
※唇の上下で1回ずつ。
⑤ ラップで唇を密封して5分たったら、取り外します。
ベタつきが気になれば、ティッシュオフしてもOKですが、私はそのまま寝てしまいます。 唇は薄くて繊細、スペシャルケアは多くても1週間に1度で十分です。また、ラップで密封する時間も守ってくださいね。やり過ぎは注意です。
唇は、ターンオーバーが肌と比べて数倍以上早いパーツです。丁寧にトリートメントすると、一晩で血色のいい、なめらかなプルプルのリップを取り戻すこともできますよ。
縦じわ・リップラインの滲みを防ぎましょう
NG行動と対策
NG行動その1 日焼け唇が赤色なのは、毛細血管が透けて見えているから。唇の皮膚は肌よりも薄く、加えて、紫外線から肌を守るメラニンが生成されにくいパーツです。薄くてメラニンが少ないため、紫外線ダメージにとても弱く、コラーゲンの劣化を招き、弾力が無くなり縦じわが現れてくるのです。
NG行動その2 顎を上げて飲み物を飲む
赤ちゃんがコップを使って飲み物を飲むときの姿を思い浮かべてください。小さな手でしっかりとコップを掴み、アヒル口で一生懸命飲み干す姿はとても可愛いですよね。このときの顎の角度はどうでしょう。ほとんど顎が上がっていないのです。どうしてそんな角度で飲めるの?と思って見ていましたが、これは、舌の筋肉がなせる業だそうです。
舌は顎の骨にくっついていますが、歳を重ねると舌の筋肉も衰え下がってきます。顎を上げて、グイっと流し込むことが日常的になっていませんか?この行為は舌を使わなくて済むので、舌の筋肉の衰えを促進させてしまいます。舌が下がると、顎の下がたるみ、ほうれい線やマリオネットラインが深く刻まれます。
さらにその重力で、上唇の皮膚が両サイドにたるむ形で引っ張られ、ゆるみ、唇に縦じわが表れ、リップを塗るときに輪郭が滲むようになってしまうのです。口を閉じた時に、上あごに舌先が付いていない人は、舌が下がっていますので要注意です。コップで飲むときは、傾ける程度にするよう心がけてみましょう。
スペシャルケア
舌はほとんどが筋肉。筋肉は鍛えれば回復します。今回は、b.Jin塾でもお話ししたTVを見ながらでも簡単にできるストレッチ法をお知らせしましょう。
唇の縦じわ・顎のたるみ・ほうれい線・マリオネットラインに効果的なストレッチ
リップメイクテクニック
皆さんはどんな唇が好きですか?女優の石原さとみさんのようなぽってりと愛らしい唇?または、井川遥さんのようなバランスの取れた知的な唇?好みはありますが、魅力ある唇の共通点は、豊かで輪郭がはっきりし、口角がキュッと上がっています。2アイテムをプラスするだけで、即座に理想の唇になるリップメイクテクニックをご紹介します。
用意するもの
●ハイライト(アイシャドウパレットのハイライトでもOK)
●リップペンシル
テクニック
①下唇両端に、細めのブラシでハイライトを引きます。
②上唇中央にもハイライトをのせ、山をくっきり際立たせます。
上唇と下唇の黄金比1:1.5を意識するとバランスの良い唇になります。
上唇は薄くなりがちです。特に下の点線の部分はオーバー気味に書き足すと、ふっくらとした唇に仕上がります。
③滲みが気になる方は、リップペンシルでしっかり輪郭を取りましょう。
秋冬の深みのあるリップカラーは、ふっくら艶やかな唇とキュッと引き上がった口角を強調して、表情を豊かに、あなたの魅力をますますアップさせてくれることでしょう。ドラマチックな秋冬カラーの口紅を思いっ切り楽しめるよう、ご紹介したリップケアをお試しくださいね。