あなたの今の肌状態は?肌トラブル別、「夏バテ肌」対策
楽しいイベントが盛りだくさんの夏。でも、高温多湿で紫外線が強いこの季節は、体と同様に肌も“夏バテ”してしまいがちです。そこで、現在の肌の状態や最近の生活習慣から、よくある夏の肌トラブルのうちどれに該当するか見てみしょう。まずは、以下のA〜Dをみて、どの項目が多く当てはまるかをチェックしてください。肌トラブルの傾向と対策を合わせてご紹介していきます。
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・Aが多い人は… 夏の乾燥
・Bが多い人は… 夏ニキビ
・Cが多い人は… 日焼け
・Dが多い人は… 夏ぐすみ
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Aが多い人は…
夏の乾燥
夏は、汗や湿気で肌が十分うるおっているように見えますが、エアコン、紫外線などによって肌内部が乾燥しやすくなっています。「インナードライ」と呼ばれるこの状態を改善するには、しっかりうるおいを与えるスキンケアに加えて、食事や生活習慣の見直しも必要です。
◆対策1:体の中からうるおう食生活
インナードライを防ぐためには、体の内側からうるおいを与える栄養素を含んだ食品を積極的に取りましょう。また、脱水作用のあるカフェインやアルコールは、できるだけ控えた方が良いです。
・オメガ3脂肪酸:青魚(サンマ、アジ、サバなど)、クルミ、アボガドなど
・ビタミンA:レバー、卵、チーズ、牛乳、緑黄色野菜など
・ビタミンC:パプリカ、パセリ、ブロッコリー、キウイ、レモンなど
・ビタミンE:魚介類(魚卵、ウナギ、サバなど)、ナッツ類
◆対策2:こまめな水分補給
体の内側をうるおすためには、食事に気を遣うだけでなく水分をしっかり補うことも大切。ミネラルウォーターや、夏バテ防止効果を期待できる麦茶を飲むものおすすめです。ただ、冷たい状態で一気にゴクゴク飲むのではなく、体に吸収されやすい常温でこまめに飲む習慣をつけましょう。
◆対策3:良質な睡眠をとる
夏は夜が短く、特に週末はつい夜更かしをしがちになる方も多いのではないでしょうか。しかし、睡眠のサイクルが乱れると、肌のバリア機能が低下して肌のうるおいも損なわれます。「質の良い睡眠」を得るためには、できるだけ同じ時間に睡眠・起床すること、寝る1時間前からスマホやパソコンなどのブルーライトを避けること、日没後は間接照明などにして暗い状態を保つこと、夕食をなるべく早く済ませることなどが挙げられます。
Bが多い人は…
夏ニキビ
汗や皮脂の分泌が多くなり、室内外の温度差や紫外線などで肌のターンオーバーも乱れがちになる夏は、ニキビの出来やすい季節。新たなニキビが出来たり、いつもより治りが悪かったりすることがあるかもしれません。慌てずに、スペシャルケアでしっかり対処しましょう。
◆対策1:しっかり保湿と抗炎症のスキンケア
顔がべたつくからといって洗顔をし過ぎるのは、肌の乾燥を招くのでNG。また、化粧水だけでスキンケアを終えてはいけません。化粧水のうるおいを閉じ込めるクリームやゲルをしっかり併用してください。ビーグレンの「クレイローション」には肌の炎症をやさしく治める有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されており、夏のニキビ肌には特におすすめです。
◆対策2:肌に優しいUV対策を
夏には欠かせないUV対策ですが、日焼け止めによってはニキビ肌には刺激が強い場合があります。低刺激のものや、落とすときに洗顔料で落ちるものを選びましょう。また、SPFとPA値が高いものを使用するより、低いものをこまめに塗り直すのも良い方法です。そして、帽子やサングラスを併用するとさらに安心です。
◆対策3:食事からニキビケア
血糖値を上げやすい白砂糖や小麦粉などを含む食品(小麦粉でできたパンや麺類、ケーキ、お菓子、ジュース)などは、ニキビの大敵。急上昇した血糖値を下げようと分泌されるインスリンが、皮脂を過剰に生成してしまうからです。おすすめなのが、血糖値を上げにくい低インスリン(低GI)食品。代表的な食品には以下のようなものが挙げられるほか、他の食品のGI値を下げる効果があると言われる食物繊維、乳製品、豆類、酢などを合わせて摂るとなお良いです。
肉類、魚類、大豆製品、玄米、そば、全粒穀のパン、アボカド、キウイ、レタス など
Cが多い人は…
日焼け
夏は、一年のうちで最も紫外線量の多い季節です。UV対策には力を入れているつもりでも、気づかないうちに日焼けしたり、日焼け止めの塗り直しを忘れて肌が赤くなったり。そんな時の対処法と、日常にある「うっかり日焼け」の原因をご紹介します。
◆対策1:室内でも紫外線ブロック
家の中ならUVケアしなくて大丈夫、と思っていませんか?実は、室内にいても日の当たる窓辺は屋外で浴びる紫外線の約80%が入ってきているといわれています。家にいても以下のようなUV対策をしましょう。
・日焼け止めを塗る(SPF15〜30、PA値++程度のもの)
・UVカット機能のあるレースカーテンを使う
・黒や紺の部屋着を選ぶ
◆対策2:曇りの日こそ要注意のUV対策
快晴と比べて、薄曇りの場合は約80〜90%、曇りの場合は約60%、雨の場合は約30%の紫外線量といわれています。さらに注意したいのが、雲の間から太陽光がさした場合。雲からの散乱光の影響で、快晴の時よりむしろ多い紫外線が観測されることもあるそうです。よっぽど雨模様の場合以外は、晴れている時と同じUV対策が望ましいですね。
◆対策3:クールダウンしてから保湿する
日焼けは厳密にいうと「やけど」のような状態。顔が火照るほど日焼けした場合は、まずは肌の温度を下げて鎮静させることが大切です。洗顔後に冷たい水で濡らしたタオルで顔を覆います。そして、保湿力の高い化粧水「クレイローション」を少し顔になじませます。痛みやヒリヒリした感覚がなければ、今度はクレイローションをたっぷりと肌に染み込ませるようにつけます。その後、ゲルやクリームでしっかり肌に蓋をしてうるおいを逃がさないようにしましょう。
Dが多い人は…
夏ぐすみ
顔に現れる夏バテの原因は、どんより雲ったくすみにあるかもしれません。一口にくすみといっても、強い紫外線、エアコンによる乾燥、血行不良など原因はさまざまで、状態も異なります。まずは、くすみのタイプと、それに合わせたお手入れ方法を知ることが大切です。
◆対策1:メラニンによるくすみ
夏の強い紫外線によりメラニンが大量発生して、排出がうまくいかないと色素沈着してくすんでしまいます。肌が茶色っぽくくすんでいる場合は、メラニンくすみの可能性大。UV対策を怠らないことに加えて、肌の摩擦による色素沈着も避けるため、肌をこするような強い洗顔や過度のマッサージは控えましょう。
◆対策2:乾燥によるくすみ
肌がグレーがかったように暗い場合は、主にエアコンによる乾燥がくすみの原因かもしれません。エアコンを控えめにする、加湿器を使うなどの対策に加えて、前述の【夏の乾燥】でご紹介した方法も取り入れてみてください。
◆対策3:血行不良によるくすみ
血行が悪くなると、肌に十分な栄養が渡らずに老廃物が滞ります。さらに、肌のターンオーバーも乱れるため、顔色が悪くどんよりしたくすみが目立ってしまいます。シャワーではなく浴槽に浸かったり、適度な運動をしたり、マッサージをすることで体内の滞りを流しましょう。また、夏は体を冷やす食事が好まれがちですが、温める食材(生姜や根菜類など)を取り入れるのも良い方法です。
いかがでしたでしょうか?今回は、夏の乾燥、ニキビ、日焼け、くすみの4つの肌悩みに分けてご紹介しました。現在の肌の状態がいくつか当てはまる…という方もいらしたかもしれません。今のご自身の生活習慣や食生活と照らし合わせて、取り入れられることから無理なく実践してみてください。でも、何から始めれば良いかわからない、具体的なスキンケア方法をもっと知りたい、など、少しでも気になることがあれば、お気軽にスキンケア相談へご連絡くださいね。“夏バテ”に負けないすこやかな美肌を保つことで、夏の思い出がさらに楽しいものになるよう全力でサポートいたします。
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