「冷え」をケアして、冬の肌老化を食い止めるセルフマッサージ
寒さが厳しくなると、多くの女性が悩まされる「冷え」。体の冷えが続くと、代謝が悪くなり病気にかかりやすくなったり、太りやすくなったり、肩こりや腰痛の原因になったりすることがあります。また、意外と見落としがちですが、冷えは肌にも悪影響を及ぼします。冬は、肌老化が進む時期。それを食い止めるカギを握るのが、冷えを解消することです。今回は、体を温めることで期待できる美容効果に加えて、簡単なセルフマッサージと悩み別に体を温める方法をご紹介します。
1)顔がぽかぽか温まるセルフマッサージ
肌の下には細かい毛細血管が走っていて、血液によって肌に必要な栄養や熱を届けます。しかし、悲しいことに年齢とともに健康な毛細血管が減少するといわれています。ここ数年で「毛細血管のゴースト化」という言葉も聞くようになりました。毛細血管が貧弱になると、血行不良からシミやくすみが目立ったり、ターンオーバーが乱れてしわやたるみの原因になったりと、肌老化が進んで、すこやかな肌がつくられません。そのような毛細血管を回復させる方法の一つがマッサージです。
耳のマッサージ
手軽に行える「耳マッサージ」をご紹介します。耳にはたくさんのツボがありますし、耳の周りにはリンパ節や血管がありますので、ほぐしていきましょう。ビーグレンのお客様専用サロン「the Salon by b.glen」のお客様にも好評です。
耳の硬さは「軟骨部分と耳たぶが同じほど柔らかい」のが理想的です。ほぐすと次第に柔らかくなってきます。血行が良くなると、耳がぽかぽかして、顔までじんわり温かくなるのを感じていただけます。くすみを改善して肌の透明感がアップします。そのため、特に顔のくすみが気になる午後や、スキンケアの前後、就寝前に行うのがおすすめ。いつでも取り入れやすいのがうれしいですね。
【耳のマッサージ】
①人差し指と親指で、耳の軟骨から耳たぶまで痛気持ち良い強さでまんべんなく揉みほぐします。
②耳の付け根を人差し指と中指で挟んで、上から下にしごきます。
※ただし、風邪を引いている時や体調が悪い時はお休みください。
2)手を温めるセルフマッサージ
冷え冷えの手でスキンケアをすると、思ったような効果を感じられないこともあります。なぜなら、化粧品は皮膚の温度が上がることで経皮吸収率もアップするからです。手を温めた状態でスキンケアをしましょう。
手浴
「手浴」は、手が温まるだけでなく、肩こりや目の疲れ、頭痛にも効果的です。
【手浴】
①少し熱めのお湯を張ります。
※エッセンシャルオイルを1~2滴垂らすとよりリフレッシュ効果が高まります。
②手首から先を浸します。
③香りを楽しみながら、お湯の中で指や、親指の付け根を軽くマッサージしましょう。
腕のマッサージ
猫背などの姿勢や、長時間のデスクワーク、スマホの見過ぎなどが原因で、腕の血行が悪くなると冷えが起こります。マッサージすると指先までポカポカして、肩こりの解消にも役立ちます。
このマッサージは洋服の上からでも行えます。オフィスでも気がついた時にできますね。
【腕のマッサージ】
①反対の手のひらで二の腕を掴むようにして、内側と外側の筋肉を優しく揉みほぐします。
②肘から手首にかけても揉みほぐします。
3)悩み別で体を温める方法
マッサージ以外に、貼るタイプの使い捨てカイロも体を温めるのに活用できます。実は貼る場所によって得られる効果が違うため、肩こり、腰痛、生理痛などの悩みに合わせて貼り分けましょう。冷えは体の痛みなどの不調にもつながりますので、いつも温かくしているよう心がけてください。この項目では悩み別に体を温める方法を3つご紹介しましょう。
体を温める方法その1.肩こり×全身の冷え
後ろの首の付け根にある骨の出っ張り(第七頸椎)に貼ります。ここには、全身を温めるツボがあります。肩こりを和らげ、自律神経のバランスを整えてリラックス効果も期待できます。風邪の引き始めなど、ぞくっと寒気を感じる時にもおすすめ。
体を温める方法その2.腰痛・生理痛×下半身の冷え
腰の真ん中に貼ります。腰には「腎兪(じんゆ)」という女性にとってとても大切なツボがあり、腰痛や生理痛を和らげるほか、下半身を温めます。また、尾てい骨の上にある仙骨(せんこつ)も温めておくと良いでしょう。
体を温める方法その3.生理痛×全身の冷え
下腹部に貼ります。おへその下にある「丹田(たんでん」というツボは、胃腸や婦人科系のトラブルに関係しますので、冷やさないようにしましょう。内臓が温まると、温かい血液が全身に巡り、効率よく体を温めることができますよ。
【要注意!】使い捨てカイロは直に肌に貼らずに、衣類に貼って低温やけどには十分に気を付けましょう。
使い捨てカイロの代替はホットドリンク専用のペットボトル
使い捨てカイロの代替として、腹巻や簡易湯たんぽも活用できます。簡易湯たんぽは、ホットドリンク専用のペットボトルに40℃程度のお湯を入れます。お尻や太ももなど太い筋肉を温めるのも冷えには効果的です。
また、寒くてなかなか寝付けない方は、入浴後に靴下よりも締め付けない素材のレッグウォーマーを履いて寝るのもおすすめですよ。
“冷え”ケアをして、透明感のある素肌に
いかがでしたか?冬のスキンケアといえば乾燥対策にフォーカスしがちですが、十分に保湿をするとともに、体を温めてイキイキとすこやかな肌を育みましょう。 体を温める方法は他にもたくさんあります。運動や体を温める食事なども積極的に取り入れて、温かく冬を過ごしてくださいね。
ビーグレンのお客様専用サロン「the Salon by b.glen」
サロンではこの冬限定の「選べるフェイシャル&ボディリリース」をおすすめしています。
まず、寒くなると固まりやすい背中または脚を丁寧にほぐします。
次に、エレクトロクレンジングにより毛穴に蓄積された頑固な汚れを
しっかり落として、毛穴を引き締めます。
さらに、イオン導入とLEDフォトケアも加わったスペシャルプランです。
心も体も温まる癒しのひとときをお過ごしください。