美容医療界で大注目の美容成分「グルタチオン」って何がすごいの?①【美白と深い関係だった!】― 知って損なし!美容の知識 ―
日進月歩の美容の現場で、美白・エイジング美容がさらにアップデート。そのキーとなっているのが、強力な美容効果を発揮する成分「グルタチオン」です。目指す美肌に近づくために知っておきたい美容成分「グルタチオン」を3回に分けて徹底レポしちゃいます!
目次
グルタチオンは今や美白の推し成分!
ところで、グルタチオンって何?
グルタチオンの2大美白効果とは?
美白成分も多種多様 その違いとは?
1. ビタミンC誘導体
2. ハイドロキノン
3. アルブチン
4. トラネキサム酸
5. コウジ酸
6. プラセンタ
今なぜグルタチオンが脚光を浴び始めたの!?
グルタチオンで美白ケア【美容点滴vs.化粧品】
化粧品は毎年進化中!
グルタチオンは今や美白の推し成分!
韓国の女優さんやK-POPアイドルの透明感のある白玉のようなツヤ肌にうっとり見惚れてしまうことありませんか?美白大国といわれている韓国。そんな韓国から人気に火がついた「白玉点滴」という施術は、今、日本の芸能人、美容好きの間でも話題沸騰の美白治療です。
この美白治療の主成分が、ただいま美容医療界で大注目されている期待の美容成分「グルタチオン」です。
グルタチオンが昨今の美白治療に積極的に取り入れられている理由は、ずばり!強い美白効果!!紫外線や加齢による影響で過剰生成されてしまうメラニンを阻止し、今ある黒色メラニンも減少させるグルタチオンは、シミ・くすみ、そばかす、肝斑などの予防と改善に立ち向かい、多大な美肌効果を発揮してくれる目下急浮上の“美白の救世主”なのです!
美容クリニック「クエスク スキンクリニック」院長の美容皮膚科医・佐藤都雅(さとうみやか)先生も着目しているおすすめの成分です。
ところで、グルタチオンって何?
グルタチオンは、グルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸が結合したペプチドで、私たちの体内や、動物、植物など自然界に存在するタンパク質の化合物です。
抗酸化作用と解毒作用に優れ、分子の形が小さいため、タンパク質よりも素早く効率よく体内に吸収される特徴を持っています。
体内で合成されるグルタチオンは、加齢や紫外線などの影響で20代をピークに減少しやすいという悲しい性質もあります。美容・健康のためにもグルタチオン不足は大問題!意識して補っていきたい成分の一つといえます。
グルタチオンの2大美白効果とは!?
シミやくすみの発生は、ターンオーバーの乱れでメラニン色素の排出がスムーズにできていなかったり、紫外線などの肌へのストレスでメラニンが過剰に生成されたりすることが主な原因です。
注目されているグルタチオンの美白効果は、大きく分けて2つあります。
美白効果1:活性酵素の働きをブロック!
シミの元になるメラニンをつくり出す活性酵素の働きを阻害して、メラニンの生成を抑制します。
美白効果2:今あるメラニンを黒くさせない!
メラノサイトの中にあるチロシンというアミノ酸が徐々に変化してメラニンとなりますが、その過程のドーパキノンに働きかけ肌色メラニンの生成を促し、黒色メラニンの生成を抑制します。
美白成分も多種多様 その違いとは!?
化粧品や美容医療用の薬剤に配合されている美白に有効な成分は、有名無名を含めると意外と数多くあります。美白成分の主な働きには「メラニン産生を抑制」という共通項はあるものの、種類により効果や効能にも違いがあるため、肌に合わせて適切な美白成分を選ぶことも大切。ここでは、国内外の美容薬剤や化粧品に広く使用されている、代表的な美白成分をご紹介します。
■ ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、ビタミンCになる前の成分です。ビタミンCは活性酵素を無害化して、あらゆる悩みに応える美肌成分ながら、安定性が低く変質しやすい、肌へ浸透されにくいという弱点があります。ビタミンC誘導体は浸透しやすく、肌に吸収されてからビタミンCに変化し、美白・美肌効果を発揮します。
■ ハイドロキノン
メラノサイトに作用してメラニン色素の産生を阻害する効果で、色素沈着によるシミや肝斑の改善や予防に的確に働きかけます。特に欧米では、美白治療の主流成分として重用されています。
■ アルブチン
梨やマッシュルーム、クマコケモモなどに含まれる植物由来の天然美白成分です。天然成分のため、低刺激で穏やかに作用します。
■ トラネキサム酸
メラニンの生成を抑制し、シミやそばかすを防ぎます。高い抗炎症作用で肌荒れや肝斑やシミといった炎症後の色素沈着の改善にも効果的です。
■ コウジ酸
酒造りをする杜氏の手が白く美しいと研究が重ねられ、美白有効成分として認可された日本発の天然由来成分。メラニン産生を抑制する効果でシミやくすみを改善し、抗炎症作用でしわやたるみなどを引き起こす活性酵素や炎症の発生を抑える働きも期待できます。
■ プラセンタ
胎盤から抽出され、豊富な栄養素を含んでいるのも特徴。メラニン色素の生成を抑えて、シミ・くすみを防ぎます。コラーゲンの増産をサポートし、ターンオーバーを促す効果も期待できます。
今なぜグルタチオンが脚光を浴び始めたの!?
解毒作用や抗酸化作用を持つグルタチオンは、日本では昔から医薬品として肝機能障害や慢性疾患など病気治療に広く使われていました。
近年は、医療現場で長く培われた経験と実績からグルタチオンの抗酸化作用に注目が集まるようになり、美容医療の分野でも美白やアンチエイジングなどの美容目的で使用されるようになってきました。
ビーグレンでも早くからグルタチオンの強力な抗酸化力による美白効果に着目し、化粧品への採用に向けて、時間を掛けて研究・開発を進めています。
グルタチオンで美白ケア【美容点滴vs.化粧品】
グルタチオンを美白ケアとして取り入れるには、グルタチオン配合の化粧品や美容クリニックでのグルタチオン点滴・注射が一般的です。美容医療での扱いとなる点滴・注射と化粧品による自宅ケアのそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。
✔️ 内側から美白「白玉点滴」
グルタチオンを高配合した白玉点滴は、成分をダイレクトに体に巡らせるため、即効性抜群!顔だけでなく全身ホワイトニングを一気に叶えてくれます。大切なイベント前など、短期間で美白効果を得たい人には最適な美白ケアです。
一方で、吸収率が早い分、効果を実感できる時間が短く、個人差もありますが、持続期間は約1週間程度といわれています。効果を持続させるためには、繰り返して受ける必要があり、費用も高額になってしまうこと、都度クリニックに通う手間がかかることがマイナスポイントに。
✔️ 外側から美白「化粧品」
素早く美肌が手に入る美容施術も、それだけで美白を維持できるわけではなく、毎日のスキンケアは欠かせません。シミをつくらない予防&つくってしまったシミを薄くしていくスキンケアは、地道ながら継続的な美白効果をもたらします。
化粧品は毎年進化中!
美容施術に比べると、イソップ童話の「ウサギとカメ」のレースを彷彿させる遅々としたスピード感はスキンケアのデメリットではあるけれど、紫外線から肌を守りながら、毎日しっかり確実に続ける美白ケア無しに完璧な美白は手に入らないのも真実です。
化粧品は年々進化を遂げています!同じものを使っているだけではもったいないことも。毎日使用するからこそ、最先端の成分を正しく理解し、把握して、美白ケアも貪欲にアップデートしていきましょう。