目標はジェニファー・ロペス!10日間シュガーフリー・チャレンジ!
新年にダイエットを抱負にした方も多いと思いますが、4ヶ月が経過した今、行き詰まったり諦めたりはしていませんか? 気分転換に、10日間だけで即効果が実感できる「シュガーフリー・ダイエット」はいかがでしょう?これは、ハリウッド女優でシンガーのジェニファー・ロペスと婚約者のアレックス・ロドリゲスが行ったダイエットの一部。2人は今年の1月にインスタグラムで「10日間のノーカーブ(炭水化物)、ノーシュガー・ダイエットに挑戦!」を宣言し、周囲の人たちにもやるように呼びかけました。これを契機に、「シュガーフリー・ダイエット」の人気がジワジワと再燃しています。彼らの成果を含め、セレブの実例やその方法、筆者の体験も踏まえてお伝えします。
「シュガー・フリーダイエット」とは?
普段からワークアウトを日課にし、まったくダイエットの必要がなさそうな引き締まったボディのセクシー・カップル、ジェニファー・ロペスとアレックス・ロドリゲス。意外なことに、ジェニファー・ロペスは「炭水化物を抜くと、こんなにお腹が空くものだなんて知らなかった」などとインスタグラムで投稿を続けていました。二人に便乗してダイエットを始める人が続々と増えるなか、無事に10日間のチャレンジを終えたことを報告していました。
一方で、カリフォルニアのサンフランシスコに本部を置く全米で人気のウェブサイト『POPSUGAR』の記事では、彼らのダイエット方法に警笛を鳴らしています。ニューヨーク大学の体重管理プログラムのデスピナ・ハイド・ガンディ医師が、「炭水化物をカットすると、食物繊維を提供してくれる素晴らしい食べ物を拒否することになる」と指摘。炭水化物を完全に避けるのはすすめられないと語っています。そして、砂糖に関しては精製された白砂糖をカットするだけに留めて、フルーツや米など自然の糖については、取ってもOKとするように推奨しています。
実は私、3年前に「10日間のシュガーフリー・チャレンジ」を実施しました。それ以降は、3年間ずっと、生理前などでどうしても食べたい時や外食した時以外は、砂糖と無縁の生活を送ってきました。それが昨年の年末から気が緩み、お正月も自分に甘くしていたら、すっかり毎日スイーツを食べる生活に逆戻り。明らかに体が重く感じられ、背中の凝りも酷く、何よりお通じが悪くなりました。そこでもう一度、実年齢49歳とは思えない美貌のジェニファー・ロペスにならって、シュガー・フリーに挑戦することにしました。砂糖と炭水化物の両方を断つのは、米が主食である日本人の私たちにはとても辛いこと。でも、砂糖だけなら私にもできました!まずは、モチベーションを上げるためにも、シュガー・フリー生活を実践しているセレブたちを確認してみましょう。
シュガー・フリー生活を実践しているセレブたち
「砂糖は太るから体にいいものではない」と思っている女性は多いですが、体にとって好ましくない理由は、「太る」からだけではありません。その理由はセレブの発言に明確に表れています。さっそく彼女たちが実践しているシュガー・フリー生活を参考にしてみましょう。
エヴァ・ロンゴリア
TVドラマシリーズ『デスパレートな妻たち』で有名になった女優、エヴァ・ロンゴリア。女性らしい曲線美が印象的でセクシーな彼女は「私は30日おきに、砂糖断ちをするようにしているわ。砂糖は酷いものよ。それなのに全ての食品に糖分が入っているのよ。米、パン、フルーツ、全部よ!砂糖から逃れるのは至難の業なの!」と語っています。さらに、砂糖断ちの効果についても述べています。「もっとスタミナがついて、より良く眠れるようになるの。一番痩せるダイエット方法でもあるわ。私にとって一番効果的だったダイエットよ」。
もちろんスタイル抜群の彼女は、それに加えて筋トレ、有酸素運動のエクササイズを毎日行っているのですが、砂糖断ちは、エクササイズに勝るダイエット法だったようです。私個人にとっても、砂糖抜きは一番痩せる方法でした。砂糖を日常的に摂取しなくなってから、私は全く太らなくなったのですよ。
コートニー・カダーシアン
リアリティー番組『カダーシアン家のお騒がせセレブライフ』の長女、コートニー・カダーシアン。「私はいろいろな理由で、常に砂糖を避けているわ。まず、砂糖は中毒性があるの。食べた後に、また食べたくなることに気づいたのよ。それに砂糖は、エクササイズとかエネルギーが本当に必要な時に、エネルギーを供給してくれないのよ。砂糖を食べていると、食べない時よりもセルライトが増えることにも気づいたの。だからソーダは絶対に飲まないわ!日中は水を沢山飲んで、アップルサイダー・ビネガーをテーブルスプーン2杯分加えた水も、朝晩1杯ずつ飲んでいるのよ」。
ケイト・ハドソン
ハリウッド女優のケイト・ハドソンは、毎日スイーツを食べずにはいられない生活になっていると気付いた時に、目が覚めたそう。「午後4時頃になると、まるで中毒みたいに砂糖を欲しがっている自分に気付いたの。何か甘いものが食べたくなって、その時に初めて、私たちがどれほど大量の砂糖を食べているかに気が付いて愕然としたのよ」。ケイトは精製された砂糖や添加物の入った食品は一切食べないそうです。
シュガー・フリーは過酷なチャレンジ!
毎日少しずつでも必ず砂糖を体内に取り入れている生活をしていると、砂糖がどれだけ依存性があるものなのか気付きませんが、砂糖を断つことはとても大変です。お菓子や甘いドリンクがなかなか止められないのは、弱い意思のせいではないのです。前述のコートニー・カダーシアンの言葉通り、「食べたら、次が欲しくなる」のですから。「中毒性がある」と叫ばれているものは数多く存在しますが、最も身近なモノが砂糖なのです。
チャレンジ1~2日目に、多くの人は自分がどれだけお菓子を欲しがるかに気付いて驚くはず。次の一口を無くすためには、最初の一口を食べないことが大切です。つまり、砂糖を完全に断つことが必要になります。「一口だけ」「ほんの少しだけ」、このようなことが、砂糖断ちダイエットの失敗につながります。砂糖の中毒性に負けてしまうのです。私が毎日スイーツを食べる生活に逆戻りしてしまったのも、「年末だから、ちょっとだけ」「新年だから、ちょっとだけ」という気持ちが重なった結果といえます。では、実際にどのように砂糖を断つように進めていけばいいのか、次の項目で見ていきましょう。
シュガーフリー・チャレンジの方法
1)隠された砂糖、名前を変えた砂糖に注意
まず、砂糖は食品を見ただけでは目に見えないことを知りましょう。アメリカでは朝食にシリアルやマフィンを食べる人が多いのですが、これらが“砂糖だらけ”なのは分かりますよね?でも実は、“砂糖だらけ”には見えない隠れ砂糖が、クセモノなのです。ヨーグルトやオレンジジュース、野菜ジュースや清涼飲料にも砂糖は入っています。これらはまだ分かりやすい例ですが、甘そうには思えないパスタソースやケチャップ、ドレッシング、スナック菓子などにも砂糖は入っています。「砂糖」と明記されていなくても「コーンシロップ」、「キシロース」、「リボース」といった名前を変えた糖質が入っていることもあります。10日間、これらのものを一切買わないようにしましょう。お菓子だけでなく加工食品は全て避けるように。家に置いていなければ、食べることもありません。
2)ドレッシングは手作りに
「市販のドレッシングがないとサラダが食べられない!」という方でも大丈夫。ドレッシングは簡単に手作りができます。私は、オリーブオイルとシーソルトにビネガーまたはレモンの絞り汁を混ぜたシンプルなドレッシングでサラダを頂いています。
3)コーヒーとお酒も一緒に断ってみる
コーヒーとスイーツの相性って最高ですよね。コーヒーに砂糖を入れる人、コーヒーを飲みながら何かを食べることが習慣になっている人も多いのではないでしょうか。そのような方は、例えブラックコーヒーであっても、飲むとつい甘いものが欲しくなってしまうもの。この10日間は、コーヒーも一緒に断ってみましょう。緑茶やハーブティーなどがおすすめです。
次はお酒です。これも「隠れた砂糖」入りの飲み物。苦いビールですら糖質は350mlで約10gも入っています。アルコールも一緒に断つようにしましょう。
4)「一口だけ」は考えない
しつこいようですが、このチャレンジで重要なのは、完全に砂糖を「断つ」こと。実際に、その中毒性を体で感じて「一口食べなければ、次は欲しくならない」と気付くことが何よりの目標です。一口食べてしまったら、チャレンジはそこで終了してしまいましょう。砂糖断ちは本当に大変なことですから、がっかりする必要もありません。またできる時にやり直しすればいいのです。
5)挫けそうになったら水とフルーツ
甘いものが食べたくなったら、代わりに、ゆっくりと時間をかけて水を飲むようにしてください。どうしても食べたくなってしまう時のために(普段甘いものを食べている人は、最初の数日は砂糖を口にしたくなります)、事前にフルーツを用意しておきましょう。ただし、糖分が凝縮されたドライフルーツではなく、生の果物のみです。フルーツの他には、アーモンド、ピーナッツのようなナッツ類や焼き芋をおやつ代わりにするのもいいでしょう。
6)外食をできるだけ避ける
家に砂糖がなくても、外食すると気付かないうちに「隠された砂糖」を食べることになりかねません。また、同席している友だちのケーキやドリンクが「一口」欲しくなってしまうかもしれませんよね。この10日間チャレンジは、外食の予定がない期間にトライするようにしましょう。
以上の1)~6)を10日間続けます。食事は砂糖と加工食品以外は好きなものを好きなだけ食べて大丈夫です。ジェニファー・ロペスとアレックス・ロドリゲスのカップルはこの挑戦をセレブ仲間にも一緒にやるように呼び掛け挑んでいましたが、同じようにSNSを使って友人に声をかけたり、趣味の場や学校、職場などで参加する人を募ったり、一緒に頑張る仲間をつくるのもお薦めです。
【シュガーフリー・チャレンジの簡単まとめ】
1)隠された砂糖、名前を変えた砂糖に注意
2)ドレッシングは手作りに
3)コーヒーとお酒も一緒に断ってみる
4)「一口だけ」は考えない
5)挫けそうになったら水とフルーツ
6)外食をできるだけ避ける
「シュガーフリー・チャレンジ」を終了後は?
チャレンジ後に前の生活に戻るか、さらに進むかはあなた次第。ジェニファー・ロペスは、挑戦後は炭水化物たっぷりのお料理を食べて祝っていました。この時に砂糖やお菓子を食べると、また体がより砂糖を欲しがるのを実感でき、改めて砂糖のリスクを再確認できるはずです。
前述した通り、私がこの挑戦をする必要に駆られたのは、お通じが一番の問題でした。砂糖の取り過ぎは、美容の最大の敵ともいえる便通が悪くなります。体はもちろん、肌にも問題が出てくるのは周知の事実ですよね。私と同じような悩みを抱えている方こそ、シュガーフリー・チャレンジに挑戦すれば、数日以内には効果が感じられるでしょう。
「人の習慣というものは3週間でつくられる」といわれています。私も前回シュガーフリー・チャレンジを実践した経験から、確かに3週間という期間を経ると習慣になると納得できます。もし21日間以上砂糖抜きを続けることができれば、後はもうほとんど砂糖のことを忘れて生活できるようになります。その段階まで行くと、もう太りにくい体になっているはずです。私は、どうしても砂糖が欲しくなった時のために、ハチミツを常備しています。料理に甘味をつけるときも全てハチミツを使っているのですよ。
そうとはいえ、シュガーフリー・チャレンジは10日間続けるだけでも至難の業であることも事実です。まずは、気負わずに10日間、とにかく体に感じられる変化を楽しむつもりで挑戦してみてはいかがでしょうか。
参考文献
https://www.popsugar.com/fitness/Jennifer-Lopez-Cheat-Meal-After-10-Day-Diet-Challenge-2019-45741479
https://www.nowtolove.com.au/health/diet-nutrition/celebrities-who-have-quit-sugar-33961