「もっとキレイになれる方法」ダイエット美容家の本島彩帆里さんのインタビュー「b.glen CONNECTED」Vol.2
ビーグレンが考える「女性が美しくなる秘訣」は、毎日のスキンケアはもちろん、「ココロとカラダの中からもキレイになること」。女性がもっとキレイになるためのBeauty&Wellnessイベント「b.glen CONNECETED」が、5月26日(日)に開催されました。その模様は『ビーグレンイッシュ・チャンネル(b.glenish! Channel )』ナビゲーターの私、児玉真衣子がレポートしています。
今回は、イベントにゲスト講師としてお招きしたダイエット美容家の本島彩帆里さんのインタビューをお届けします。以前はダイエットに何度も失敗し、結果が出ないことで自分を責め、悶々とした日々を過ごしていたという本島さん。美しく、ポジティブで幸せなオーラ全開の現在の彼女からは想像もつきません。本島さんの語る軌跡は、私たちに「私も変わることができる!」と力を与えてくれます。彼女の言葉から、もっとキレイになるためのヒントを探してみてくださいね。
自分の内なる声を聞こう!
児玉真衣子(以下はー)
本島さんが著者でも語られていた「自分ファースト」とは、「自分の声そのものを尊重して、自分自身を満たしていくこと」ですよね。これまで本島さんは、ダイエットに何度も挑戦して、失敗もしてきて、「自分ファースト」の考えに変えてからセルフケアもできるようになり、いろいろ変わったと記されていますが、どうしてそのことに気付くことができたのでしょうか?
本島彩帆里さん(以下、本島さん)
私は自分と上手に付き合えていないと感じるところがありました。ダイエットも上手くいかない、人付き合いや仕事も恋愛も…。「私を大切にしてくれない人ばかりが周りにいる、どうしてなのだろう」と苦しい思いをしている期間がとても長かったのです。
もともとエステティシャンとして働いていた私ですが、以前勤めていた会社で、定期的にセルフマネジメントや職場での関わり方を学ぶ研修があり、心理カウンセラーの方が講師を務められていたのです。その頃、プライベートでいつも悩みが尽きず、セルフマネジメントが苦手だったため、上司に個人的にカウンセリングに通ってみるよう勧めていただきました。
そこで、何かを教えてもらうというよりは、シンプルに自分の心の声を聞く練習をしました。友だちと一緒にいても自分の声を押し殺すことが多くて、いつも合わせてしまうけれど「本当は自分が思っていることって何だろう?」と問いかけることから、はじめたのです。自分の声に耳を傾ける練習の過程で、少しずつ自己表現をすることが上手になっていきました。
自分を表現することによって、自分を尊重できるようになり、周りの人たちの意見や価値観の違いも尊重して関わっていけるようになりました。自分を大切にすることで、周りとの関係が変わったのです。「私を大切にしてくれない人ばかりが周りにいる」と感じていたのは、私が私自身を大切にできていなかったのだなぁと思います。私の場合は、ありがたいことに、上司が助言してくれたこと、また専門家の力を借りることで、少しずつ自分と向き合えるようになっていきました。
セルフケアとダイエットは両輪
心理カウンセリングを受けて、心の声を聞くようになって、セルフケアも継続できるようになったのですね。そこで、ダイエットにも上手く付き合えるようになってきたということでしょうか。
本島さん
そうですね。「ダイエットは結果が全て」という極端な意識から、プロセスを大切にし、いい意味でゆるく自分と付き合いながら、ダイエットすることができるようになりました。
―考え方が変わったことで、ダイエット、つまり食事に対する考え方も変化していったのでしょうか?
本島さん
はい、変化しました。食事の変化には子どもができたことも結構大きかったですね。それまでは「我慢しては暴食」を繰り返していたのですが、出産した時は、自分に時間がかけられない、断食もできない、エステもいけなくなり、自分の体や食べている物に正面から向き合うしかないと気付きました。育児書を読んでいた時に、こんなにまで自分の食べているものが血となり、肉となり、子どもの体をつくっていると改めて感じたのです。そこで、「添加物を少しずつ減らしていこう」「ダイエット食品ばかりを食べていては健康でキレイな体にはなれない」「しっかりと栄養を摂ろう!」とか、ごく当たり前のことにやっと向き合えるようになりました。0か100ではなくて、自分ができることをちょっとずつ着実にやっていくうちに、生活が少しずつ変わっていき、一年3ヶ月で20kg痩せることができました。
―それは大きな変化ですね!
本島さん
もちろん、体重がゆるゆると減ってったのと同時に、最近「頭痛がないな」「PMSないな」とか、そのような体調の変化が大きく感じられました。
―妊娠・出産されて、ご自身とお子さんの「健康」を意識しているうちに、自然とダイエットが成功していたということでしょうか?
本島さん
そうですね。妊娠前も太っていましたが、妊娠中もさらに太ってしまったので、マッサージなど、できる時にちょこちょことやる機会が増えました。すると、お尻があんなに四角かったのに丸くなったなど、体重だけでなく体型的にも変化がありましたね
できる時に少しずつ続けるコツ
―まさに本島さんにピッタリな「できる時に少しずつ継続する」という方法を発見したのですね。でも、毎日コツコツ行うことはとても大変です。ダイエットはもちろん、スキンケアでも毎日継続することは難しいものですよね。「美容ジプシー」の方もたくさんいらっしゃいます。自分に合った方法であっても、毎日確実に続けるための「コツ」はあるのでしょうか?
本島さん
そもそも美容ジプシーって悪いことなのでしょうか?私はですが、いつまでもその時の状況や状態に合わせて自分にベストなものを探したり、使い分けたりしたいと思っています。私からすると美容って、自分のためにしていきたいものなので、心地いいかどうかがすごく大切だと思うのです。「3日しか続かないじゃなくて、3日も続く!」でいいと思うのです。そうしたら、気分転換したり、お休みしたりして、また始めればいい。世間のあるべき論で自分を否定し過ぎず、私は「どちらが心地いいのか?」という視点で、もっと楽しんでみてもいいと思います。その心地いい方向に進んでいけるのが、「私らしさ」や「ペース」をつくってくれるのだと思います。
「できていること」や「変化の兆し」に目を向けることが大切
―「できていること」にフォーカスしてポジティブに伸ばしていき、「これが自分のやり方」というように前向きに捉えていけば、それが少しずつ継続につながるということですね?
本島さん
そうです。例えば、「ほうれい線が全て完璧に消えなければ、この化粧品は私には合わない」と決めつけるのではなく、「ほうれい線が薄くなったのでは?」「ハリは出てきたのではない?」「他に肌の変化はあったかしら?」と考えることができるかで、結果も変わってきます。「できない」ところだけにフォーカスしてしまったら、その化粧品は永遠に合わないものとして、本来の目的である「ほうれい線の改善」の可能性も閉ざしてしまいますよね。
ダイエットも一緒です。「3kg痩せないから、このダイエット法は私には合わない」と考えてしまうと、体の変化に目を向けなくなってしまい、すでに変化の兆しがあったのに気がつかないまま、目標の達成への可能性がなくなってしまいます。ダイエットを行うことで、体調だったり、舌の状態や顔色だったり、体の変化というのはいろいろとあります。体重だけに固執してしまうのではなく、自分の変化を感じるのがとても大切であることを提唱しています。
―なるほど、本島さんのおっしゃる通りですね。「できていないこと」だけを見るのではなく、「できていること」また、自分自身がどのように変化しているのか、気付くことが大切ですよね。
小さな子どものような自分「リトル自分」を褒めてあげよう
本島さん
はい、「できてること」に目を向けること、また自分の心の部分を知り、観察上手になることが大切だと思っています。モチベーションや気持ちの波はあって自然なことだし、いろいろな感情や状態の自分を大切にできるようになってきました。特に私が変わるきっかけになったのは、自分のなかにいる「リトル自分(インナーチャイルド)」という存在を知ったことです。「リトル自分」は、自分のなかにいる「満たされたい小さな自分」です。
その小さいリトル自分に対して、できてないことばかりを厳しくチクチク言い続けても、自信もつかなければ、いつまでも満たされないままだと思うのです。 できていることを確認して、伝えて、ほめてあげた方が、自信がついていくし、小さな「できる」が貯金されて、どんどん「わたしならできる!」と自分で自分を肯定できるようになっていくのではないでしょうか
―子育てと一緒ですね。褒めたらやる気になりますしね。それを自分自身にもやってあげて、「できないところ」は脇に置いておいて、「できるところ」を褒めてあげる…ということですね。
本島さん
例えば、「何もできていない」と思っても普段「白湯を飲む」ようにしているのなら、白湯を飲むことは「できている」ことの一つ。それを確認することが大切だと思っています。自分に厳しい人は「何にもできていない」とよく言います。でも実は気が付いていないだけで、「できていること」「やっていること」はたくさんあるのです。まずは日々の行動を確認して、「できている」ことに目を向けると、「それって、私はできていることだったのね!」とハッとする方も多いですよ。
「できる」ことを増やすために超えられるハードルを用意しよう
―本島さんも、「できること」に目を向けるようになってから、ご自身でも「できている!」というように自信がついていきましたか?
本島さん
そうですね。自信を積み重ねていくというような「自信貯金」が増えてきました。高過ぎるハードルを設定すると、いきなり「できる」わけはありませんよね?でも、モチベーションに合わせて、自分が超えられるハードルを用意してあげると、「できる」ことが増えていくので、「私はあれもできるかも」って思えることが多くなりました。
―少しずつハードルを超えて行ったら、いつの間にか高いハードルも超えられるかもしれないですよね。やはり、急にではなく、コツコツですね。
本島さん
「分かっていても難しい」という方も多いのですが、本当に、コツコツと積み上げていくことは、やがて自信につながり、人生そのものを変えてくれるくらい大事なことだと思います。頑張ることよりも、まずは自分の基準で続けることを大切にしてみてほしいですね。今はSNSで他人の生活や基準に触れる機会が増え、自分自身に焦点を当てづらくなってしまっていると思うので、意識的に自分と向き合う時間をつくってもいいかもしれません。
―今、SNSを見ると、比べる対象が大きいし、多過ぎますよね。
本島さん
あったこともない誰かのキラキラした部分だけを自分と比べてしまったら、自分自身がすり減ってしまうと思います。私もたくさんの方のSNSを見るので、自分が消耗しないSNSとの距離感を大事にするようにしています。
自分を満たすと心地よく過ごせる時間が増える
―本当の自分の心の声に耳を傾けて、何が自分にとっての幸せなのかと問い続ける必要がありますね。
本島さん
確かに。今は情報過多な分、他者と向き合う時間は増えていますが、自分と向き合う時間は減っているかもしれないですね。
―では、本島さんにとっての「幸せ」とはどういうことでしょう。教えていただけますか?
本島さん
ご飯が美味しい時とか(笑)。家族や友人と一緒にいる時間とか。今回の「b.glen CONNECETED」のような素敵なイベントにお呼びいただき、皆さまにお会いできたことにも幸せを感じます。具体的に「これが幸せ!」というよりも、日々「幸せ」を感じる瞬間が増えている気がします。
―自分自身の心の声や「できていること」にフォーカスしていくことで、小さな幸せをより感じるようになられたということですね。
本島さん
そうですね。自分の声を聞いたり、問いかけたりするのが上手になるにつれて、より心地良いこと、ワクワクすることを選べるようになりました。そのような直感的な判断に従って動くと、結果として自分にとって最善の選択になっていることが多いようです。
―本島さん、キラキラしていますものね。幸せなオーラが出ています。本島さんのようにいつも幸せオーラを出していたいですね。暗いオーラを振りまいてしまうのは嫌ですし…。
本島さん
もちろん負のオーラを出している時だってありますよ!(笑)ただ、ないものばかり欲しがって、できていないことばかりに意識が向いていた頃よりは、体も心も満たされている瞬間が増えたとは思います。もっと自分基準で、自分を満たせる人が増えるよう、今後もさまざまな角度で発信していきたいですね。
―自分はすでに持っているもの、「できている」ことは必ずあるはずですものね。ちゃんとそのことに気付けるようになりたいです。本日はありがとうございました。
「b.glen CONNECTED」 イベント当日の模様はこちらから動画でご覧いただけます
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