美容にも健康にも!意外とマルチな「アップルサイダービネガー」の活用術
ナチュラルでヘルシー、かつ美容にも効くマルチな食材の代表格といえば、ブームも落ち着いた「ココナッツオイル」を思いつく人も多いのではないでしょうか?しかし、今回ご紹介する「アップルサイダービネガー」も、実はなかなか優秀です。
アップルサイダービネガーはその名の通りリンゴ酢の一種で、消化促進作用や抗菌作用、血糖値を整えるなどさまざまな効果があり、美肌やダイエットにもいいといわれています。強い酸味のなかにフワッとしたリンゴの甘い風味は、慣れるとなかなかクセになるもので、健康ドリンクとして水割りで飲んだり、ドレッシングやマリネに利用できます。そんなアップルサイダービネガー、ここでは意外な美容グッズとしての活用法をご紹介します。
フェイストナー(ふき取りタイプの化粧水)
「肌はもともと弱酸性。酸性が強過ぎると脂性肌に、アルカリ性が強くなると乾性肌となり、アップルサイダービネガーはそのバランスを保つのに効果的です」とニューヨーク・ブルックリンで活躍する美容皮膚科医のカレン・ハマーマン先生は話します。
大さじ1杯のアップルサイダービネガーに水を数滴ほど混ぜて希釈したものを、コットンにのせて顔を軽くなでるようにふき取ります。週に3、4回ほどの使用頻度がいいそうです。やや刺激が強いと感じたら、混ぜる水滴の量を少し足しましょう。
ディープクリーニングのリンス
頭皮も顔と同じように、時にはしっかりと皮脂の汚れを落とすディープクリーニングが必要。そのようなときにピッタリなのがこのアップルサイダービネガーです。
「アップルサイダービネガーに含まれる酢酸の成分が、頭皮に残ったスタイリング剤やシャンプーをスッキリ取り除きます」と、ハマーマン先生。
月に2度ほど、シャンプーの後に1~2カップのアップルサイダービネガーを頭皮と髪全体になじませて、数分置いて洗い流すだけ。最初はお酢の匂いがやや気になるかもしれませんが、香りは長く髪に残りません。
日焼け後のローション
赤くほてった肌に直接酢を塗る……なんて、想像するとつい顔をしかめてしまいますが、実際に塗ってみると、意外とヒリヒリした痛みはありません。ハマーマン先生は、「アップルサイダービネガーに含まれるアミノ酸が、肌の水分バランスを整え、肌の炎症を落ち着かせます」と話します。シェービング後の肌にも同様に効果的です。
メイクブラシの洗浄
アップルサイダービネガーは、頭皮と同様にメイクブラシの溜まった汚れも落とします。また、アップルサイダービネガーに含まれるリンゴ酸が抗バクテリア効果もあるため、殺菌にもなりブラシを清潔に保つことができます。
ハマーマン先生のおすすめの調合は、1カップの温水に、アップルサイダービネガーを大さじ1杯、香りづけに厚めに切ったレモンスライス1、2枚を加えたもの。これをしっかり混ぜて、メイクブラシの毛筆を洗い、水で流してから横に寝かせて乾かします。
いかがでしょうか。実践するなら、オーガニックで加熱処理やろ過されていないピュアなアップルサイダービネガーを使用してください。少し水を足すか、そのまま使えるというのが簡単でうれしいポイント。キッチンの調味料入れにだけでなく、ドレッサーやバスルームにも置いておきたいアイテムです。
※手作りローションやリンスの使用はあくまで自己責任でお願いいたします。かゆみ、赤みなどの異常が出た場合は使用を中止してください。
参考記事
Yahoo! Beauty – Apple Cider Vinegar Will Totally Transform Your Skin & Hair
https://www.yahoo.com/beauty/how-one-bottle-of-apple-cider-vinegar-will-totally-118123392325.html