ダイエットの味方「緑色のコーヒー豆」
私の行きつけの自然派スーパー、そこに併設されているカフェに足を踏み入れると、香ばしいコーヒーの香りが鼻をくすぐります。フレンチロースト、イタリアンロースト、ミディアムローストにダークロースト……。しかし、今日のお目当てはこれらではありません。
カウンターに行き「生のコーヒー豆(グリーン・コーヒー・ビーン)はありますか?」と尋ねると、お店の人がニコッと笑いました。「あなたも『ドクターオズ』を見たの?最近、これを欲しがる人が本当に多いのよ」ピタリと当てられてドキっとしてしまいました。
『ドクターオズ』は、アメリカの人気テレビ番組。オズ博士がこの番組で取り上げた健康法やダイエット法は瞬く間に全米でヒットするという影響力の強い番組なのです。
この番組に登場したこともあり、新しいダイエットサプリとして注目を浴びているのがグリーン・コーヒー・ビーン。実験によれば、グリーン・コーヒー・ビーンを摂取した被験者たちは、数ヶ月間で多くがダイエットに成功。しかも彼らはサプリを摂取する以外には、食事や運動習慣などは特に変えなかったというのです。特にダイエットしていないのに、自然に体重が減るのだとしたら、こんなに嬉しいことはないですよね。
このように、飲むだけで体重が減ってしまうというグリーン・コーヒー・ビーンズの秘密は何でしょうか?
クロロゲン酸の効果
グリーン・コーヒー・ビーンの効果の真の秘密は、そこに大量に含まれる「クロロゲン酸」だといいます。抗酸化作用があり、血中のグルコースの濃度が上がるのを抑えてくれます。糖分の吸収を抑制してくれるので、減量を助けてくれるそうです。
血糖値の上がりづらい食べ物を選んでダイエットする方法が以前話題になりましたが、グリーン・コーヒー・ビーンに含まれるクロロゲン酸を摂取することで、このダイエットをしているのと同じ効果が得られるのだと紹介されていました。(※FDAにより減量の効果が認められているわけではありません)
この成分はポリフェノールの一種で、コーヒーの「渋み」や「苦味」の成分ですが、熱に弱いため、焙煎した後のコーヒー豆にはあまり含まれていないのです。「焙煎することによって、コーヒーの味は良くなる。しかし、その代わりにクロロゲン酸が失われてしまう」とオズ博士は言っています。
オズ博士は、特定のブランドを推薦してはいませんが、クロロゲン酸が45%以上含まれているものを、毎食の30分程前に飲むことをすすめています。またグリーン・コーヒー・ビーンのサプリメントは、まだ登場して新しいので、念のため、子どもや妊娠・授乳中の女性は避けるようにと呼びかけています。
豆の色は「グリーンビーンズ」というだけあって緑色です。焙煎した豆よりもややしぼんでいて、とても固いです……。コーヒー独特の香りもせず、そのまま口に入れて噛んでみると、とても固くて食べられません。
カフェの店員さんの言葉を思い出しました。「この豆を買う人は、ミルで細かく挽き、粉にして食べているらしいですよ。私は、コーヒーといえば飲む専門ですが、もしもこれで痩せられるなら、いいですよね。試してみて、もし効果を感じたら教えてくださいね」
豆を自分で挽く必要がなく、もともと摂取しやすい形になっているサプリメントも購入してみました。カプセルを開けてみると、きな粉に似た緑色の粉が詰まっており、かなり苦い!(※実際にサプリメントを飲む際は、カプセルごと飲み込んでください)決してそのまま食べて美味しいものではありませんが、スムージーやサラダに振りかけるものとしてなら取り入れられそう。
特にダイエットをせずに、グリーン・コーヒー・ビーンを飲み始めてから数日が経ちました。気のせいか下腹部が引きしまってきたような?このサプリメントを飲み終わる頃、私の体重はどの程度落ちているのでしょうか。カフェの店員さんにどんな報告ができるか、楽しみです。
参考記事:(英語)
http://www.doctoroz.com/videos/green-coffe-bean-project