絶大な効き目!チャクラを活性化し、 体も心も美しくなれると噂の「チベット体操」とは?
近年人気を集めている古代インドの伝承医学、アーユルヴェーダや、心と体のバランスを整え、美容と健康に役立つ運動法として人気のヨガとともに注目を浴びているのが「チャクラ」です。
アーユルヴェーダやヨガでも重要視されているチャクラとは、全身を流れる生命エネルギーのセンターで、健康に大きく影響すると考えられています。〈主要な7つのチャクラのバランス〉を整えると、心と体の健康が保たれ、アンチエイジング効果も期待できるのだそうです。
今回は、アメリカの美容雑誌などでも度々取り上げられているチャクラのアンチエイジング効果とチャクラを活性化すると話題の「チベット体操」をご紹介します。
チャクラの正体とは?
チャクラは、5千年以上もの歴史を持つ古代インド発祥の伝承医学〈アーユルヴェーダ〉で用いられている概念です。アーユルヴェーダでは、心、体、行動、環境の全ての調和が健康に影響すると考えられています。そして、アーユルヴェーダは病気を治すことよりも、〈病気にならない体をつくることに重点をおいた予防医学〉です。
アーユルヴェーダでは、チャクラは体全体をめぐる生命エネルギーが出入りするポイントをさします。東洋医学でツボといわれるところです。主要なチャクラは頭のてっぺんから背骨に沿って7つあります。
チャクラがバランスよく活発に働いていると、体内と外界のエネルギー交換ができて、心身ともに健康になれますが、チャクラの働きが弱まったり、バランスが崩れると、ストレスを感じたり、体に老廃物が溜まって病気を招くといいます。年齢とともに生命エネルギーが減少してチャクラの働きが弱まり、バランスが崩れやすくなりますので、チャクラを活性化して生命エネルギーの流れを高め、バランスを整えることが大切だと言われています。
チャクラの種類と働き
特に重要な7つのチャクラは、それぞれのチャクラが対応する各器官の働きに大きく影響するといいます。各チャクラの種類とその働きについて簡単にまとめてみました。
第7チャクラ(サハスラーラ)
頭のてっぺんにあり、脳に影響する。
活発になると霊感や直感、超能力やひらめきが浮かぶ。
第6チャクラ(アジューナ)
眉間の少し上にあり、目や神経系に影響する。
活発になるとサイキック能力、直感、感性が高まる。
第5チャクラ (ヴィシュダ)
喉仏の下にあり、喉、甲状腺、副甲状腺、気管支に影響する。
活発になると、コミュニケーション力や聴覚が優れる。
第4チャクラ (アナーハタ)
両乳房の真ん中にあり、心臓や肺、呼吸器系に影響する。
活発になると感情が豊かになり、愛や思いやりが増す。
第3チャクラ (マニプーラ)
みぞおちとおへその間にあり、消化器系、副腎、肝臓、
胆嚢、脾臓などに影響する。
ここが活発になると集中力が高まり、意欲的になる。
内臓の働きがアップする。
第2チャクラ(スヴァディシュターナ)
丹田(ヘソから約10cm下)にあり、生殖器や膀胱、
免疫機能に影響する。
ここが活発になると、感受性が強くなり、情緒のバランスが整う。
第1チャクラ(ムーラーダーラ)
生殖器と肛門の間にあり、骨髄、腎臓、副腎に影響する。
全てのチャクラのエネルギーを調節する一番大切なチャクラ。
ここが活発になると、活力、生命力がみなぎる。
1日10分のチベット体操でアンチエイジング!
チャクラを活発にしたり、バランスを整えたりするために、色、クリスタル、宝石、アロマセラピー、音や光、ヨガを利用する方法などがありますが、とてもお手軽にできる方法をご紹介します。
「チベット体操」といわれる5つのポーズを行うことで、チャクラを活性化すると同時にバランスが整えられるので、アンチエイジング効果が期待できるそうです。
基本のポーズ1
全てのチャクラを活性化して、ホルモンの分泌を活発にします。
① 真っ直ぐに立ち、両腕を床と平行になるように上げる
② 両腕を平行に上げたまま右回りにまわる
(目がまわったり、気持ちが悪くなったりしたら止めてください)
基本のポーズ2
みぞおちとおヘソの間にある第3チャクラを活発にして活力を高め、消化器官や排泄機能を整えます。
① 仰向けになり、両手を頭の後ろで組む (*両腕は体の横に真っ直ぐ伸ばす方法もあります)
② 鼻から息を吸いながら両足と頭をゆっくり上げる
③ 両足は床と垂直になるように上げる
④ 口から息を吐きながら両足と頭をゆっくり下げる
基本のポーズ3
このポーズは、喉のあたりにある第5チャクラに影響します。
からだ全体の代謝を高めて水分のバランスを整えます。
① 床にたいして両膝が直角になるようにひざまずき、
上体を真っ直ぐにする
② 手をお尻の下におき、息を吐きながら頭を前に倒す
③ 息を吸いながら頭も一緒に上体を後ろにそらす
④ 息を吐きながら上体を戻す
基本のポーズ4
ヨガでは「テーブルのポーズ」といわれるこのポーズは、
胸のあたりにある第4チャクラに影響するので循環器系に影響します。
① 足を肩幅くらい開けて伸ばし、上体を垂直にして床に座る
② 息を吸いながら頭を後ろに反らすと同時に膝を立て、
両腕を床につき、腕と足で支えながら腰を床と水平になるまで上げる
③ 息を吐きながら元の姿勢に戻す
基本のポーズ5
ヨガでは「犬のポーズ」とよばれるこのポーズは、喉にある第5、
みぞおちにある第3、丹田にある第2チャクラに影響します。
全身を整え、免疫力の向上、更年期障害やストレス解消の効果が期待できます。
① うつ伏せの状態で両手を肩の位置で床につけ、つま先を立てる
② 息を吸いながら腰を持ち上げ、足と腕は伸ばして三角形を作る
③ 息を吐きながら両腕で上半身を引き上げるような感じで
頭と一緒に上半身を後ろへ反らす
チベット体操は朝に行うのが効果的なのだそうです。
また、基本のポーズは1~5の順番に行ってください。
それぞれの基本のポーズは21回ずつ行うのが理想的ですが、
最初はそれぞれのポーズを3回ずつ行い、2週間目は5回ずつ、
3週間目は7回ずつと、1週間ごとに2回ずつ回数を徐々に
増やして、無理のないように自分のペースで行ってくださいね。
参考
Saregama India Ltd.
http://www.youtube.com/user/saregamaindia