新たなフィットネス ブーム!! 海外女性が羨望する「アブ・クラック」
「シックス パック」(6つに割れた腹筋)まではいかなくても、鍛えられた腹筋はかっこいいですよね。昨年の夏あたりからスーパーモデルや、「イット・ガール」と呼ばれる女の子たちが火付け役となって、「アブ・クラック」(Ab Crack) という新たな腹筋のトレンドが話題を呼んでいます。
「アブ クラック」とは?
「アブ・クラック」(Ab Crack)は、英語のアブ(Ab)=腹筋とクラック(Crack)=割れ目を組み合わせた造語で、お腹の真ん中をおへそに向かって縦に走るラインを指します。以前は「シックス パック」が男性だけでなく女性も理想とする腹筋でしたが、最近はこの縦割れ腹筋、「アブ・クラック」が女性たちの憧れの的になっています。
男性の「シックス パック」は男らしくて素敵だと思いますが、女性にはちょっとマッチョ過ぎて女性らしさがなくなってしまう気がします。それに対して「アブ・クラック」は、鍛えられた腹筋を思わせながら、女性らしいセクシーさも感じさせる腹筋だと思います。これこそ私の理想の腹筋だ!と意気込んで「アブ・クラック」を手に入れる方法を模索してみました。
「アブ・クラック」は遺伝子で決まる!?
アメリカで人気の女性雑誌『アルーア』の取材に応えたシカゴの胃腸科専門医、二ティン・クメール医師によると、「アブ クラック」は体脂肪を落とし、腹筋を鍛えても遺伝子的な要素が無ければ実現しないのだそうです。「シックス パック」は手に入れられても、「アブ クラック」はどんなに腹筋を鍛えても遺伝子によって実現不可能な人もいるということ。
ビクトリア・シークレットのモデル達の水着姿を見ると、ほとんどのモデルが「アブ クラック」を手に入れているように感じますが、フォトショップで実現できたのかもしれません。イメージに惑わされて安易にこのトレンドに飛びつくのは危険だという意見もあります。
「アブ・クラック」が手に入るかも?美しい腹筋の作り方
「アブ・クラック」に憧れて思い切ってジムに入会して腹筋を鍛えていたのに、遺伝子で決まるとは……。一気にモチベーションが下がりましたが、腹筋を鍛えることは見た目だけでなく、姿勢の良さにもつながります。
そこで、最近通い始めたジムで腹筋のクラスを教えているリチャードさんに、美しい腹筋の作り方を聞いてみました。意外なことに、筋トレよりダイエットが重要なのだそうです。腹筋は75%がダイエットによるもので、体脂肪が落ちれば腹筋が浮き出てくると言います。
そのダイエット法とは、まず「3S」と言われるスターチ(パン、パスタ、加工食品)、シュガー、ソルトを極力控えること。そして朝は水をたくさん飲んでから朝食の前に有酸素運動をすると、脂肪を効率的に燃やすことができるのだそうです。
最後に「アブ・クラック」のような美しい腹筋を作るトレーニングを教えてもらいました。
写真のように両手と両足を床につけた体勢のまま、片腕を真っすぐ前に伸ばします。これを左右交互に20回ずつ行います。5セット行うのが理想ですが、最初は無理をしないで、少しずつ回数を増やせばいいそうです。
このトレーニングを1日20〜30分、週に3回続けてください。もしかしたら、「アブ・クラック」が手に入るかもしれませんよ!
取材協力
Island Club & Spa
リチャード・マッキンリー / Richfitness.com
参考資料
https://www.allure.com/story/what-is-an-ab-crack/amp