自分の肌を知る、敏感肌の見分け方(その①)
こんにちは、スキンケアコンサルタント・エデュケーターの井藤知恵です。
今回から3回に分けて、「敏感肌」についてのお話をしたいと思います。
まず、敏感肌とはどのような肌状態をいうのでしょうか。敏感肌にはさまざまな要因やタイプが混在していますが、一般的な定義としては「健常な肌には何も引き起こさないような微弱な刺激に対しても反応してしまう、バリア機能が低下した肌」のことを指します。
この敏感肌は大きく3つに分けることができます。
乾燥性敏感肌
生活環境型敏感肌
年齢敏感肌
今回はまず、1つ目の「乾燥性敏感肌」についてお話をします。
気温の変化や乾燥、ダニ、ほこり、雑菌など、私たちはさまざまな外的刺激にさらされて生活しています。それでも肌が健康な状態を保っていられるのは、皮膚の一番外側にある角層が、外的刺激をブロックするバリアの働きをしているからです。また、角層は肌の水分を外へ逃さない役割も果たしています。
ところが乾燥が進むと、角質細胞同士に隙間が出来てバリアが不完全になり、そこから異物が侵入し、かゆみや肌荒れなどのトラブルを引き起こします。こうなると、少しの刺激にも敏感になり、乾燥性敏感肌と呼ばれる状態になります。
乾燥性敏感肌には3つの大きな特徴があります。
- バリア機能の低下
- 水分キープ力の低下
- かゆみの発生
角層は角質細胞間同士が積み重なってできていますが、その隙間を埋めているのが細胞間脂質です。この細胞間脂質が減少すると、外からの異物が侵入しやすくなります。また内側からの水分が蒸発してしまい、乾燥はなかなか解消されません。
また、過敏になった肌は少しの刺激でも炎症を起こし、かゆくなります。かゆいからと皮膚をかき続けると皮膚の表面に傷がつき、さらにバリア機能が失われることになり、炎症が悪化してかゆみが強くなるという、乾燥悪化のループに陥ってしまいます。
乾燥性敏感肌のお手入れは、低下している肌のバリア機能を高めることが必要です。細胞間脂質がきちんと整列し、角質細胞同士がしっかりとつながり、NMF(天然保湿因子)が水分をしっかりと抱えた状態で存在できるよう、肌内部の環境を整える成分が入った化粧品でお手入れをしましょう。そうすることで、バリア機能が良好になり外的刺激に反応しにくくなります。
必要な皮脂をとり過ぎない洗顔料でやさしく洗い上げましょう。お手入れの最後には乾燥対策として、コクのあるクリームでしっかりと肌を守ることも大切です。
ビーグレン製品を使った、おすすめケア
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