自分の肌を知る、敏感肌の見分け方(その③)
こんにちは、スキンケアコンサルタント・エデュケーターの井藤知恵です。
前回、前々回と連載でご説明してきた「敏感肌」についてのお話ですが、今回が最後のご案内となります。おさらいですが、過去2回で敏感肌は大きく3つに分けることができると説明をしました。
乾燥性敏感肌
気温の変化などで肌が乾燥して、外気などの刺激に敏感に反応してしまうタイプの敏感肌
生活環境型敏感肌
もともとは敏感肌ではなかったのに、生活習慣の変化によって起きてしまうタイプの敏感肌
年齢敏感肌
年齢を重ねると共にバリア機能が低下し、乾燥が深刻になってしまうタイプの敏感肌
今回は3つ目の「年齢敏感肌」についてです。年齢敏感肌は、近年増えてきていると言われていますが、どうしてそのようなことが起きるかをご説明します。
肌のバリア機能と保湿機能をつかさどる「NMF(天然保湿因子)」は、肌に存在するたんぱく質フィラグリン※が分解酵素によって分解されることで生成します。バリア機能が低下している敏感肌には、この酵素が少ないことが知られていましたが、ここ数年の研究で、加齢によってこの酵素の活性が低下することが解明されました。これにより、肌のバリア機能が低下して敏感肌になるのです。
年齢敏感肌のお手入れのキーワードは、ターンオーバー正常化、不完全角化を防止、フィラグリンの合成促進です。そのため、ターンオーバーの促進を促す成分や、フィラグリンの合成促進効果が期待できる成分の入った化粧品で毎日のお手入れをすることをおすすめします。
また、自分の肌が年齢敏感肌だと思っても、乾燥性敏感肌の傾向を持っていることもあります。このように複数の原因が存在することも多くありますので、自分の肌状態に合ったお手入れがわからない時などは、スキンケアコンサルタントへの相談をぜひご利用ください。
※フィラグリン
表皮の顆粒細胞で産生される塩基性タンパク質の一種。皮膚のバリア機能に欠かすことのできない角層を形成するにあたり、ケラチンと共に重要な役割を担っています。
ビーグレン製品を使った、おすすめケア
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